中国・アジア研究センター

中国・アジア研究センター(Center for China and Asian Studies: CCAS)は、ニチケイの「中国・アジア研究センター運営委員会」の直轄組織です。2006年4月1日の設立以来、中国・韓国・イギリスの大学・研究機関と共に、中国・アジア諸国の経済および経済に関連する分野について広範な調査・研究を実施。現代社会・経済の諸問題の解決に貢献すべく、学際的研究を展開しています。

所在地

日本大学経済学部中国・アジア研究センター
〒101-8360 東京都千代田区三崎町1-3-2
電話 03-3511-5584
ファックス 03-3511-5585
Eメール ccas.eco@nihon-u.ac.jp

構成メンバー

<アドバイザー>
寺西 重郎(一橋大学 名誉教授・日本大学 客員教授)
末廣 昭(学習院大学国際社会科学部 学部長・教授)
<運営委員会>
委員長:曽根 康雄
副委員長:清水 純
委員:小滝一彦・徳永志織・村上直樹・加藤嘉津枝・松倉力也・吉田誠

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中国・アジア研究センターの使命 — センター長より
 中国・アジア研究センターでは、創設以来「多様性と柔軟性に満ちたアジア2020」という包括テーマの下、毎年1件のペースで共同研究プロジェクト(それぞれの研究期間は3年)を実施してきました。すでに6件のプロジェクトが完了し、アジア諸国の生産性比較、アジア各国の信用評価制度、アジア企業の経営文化、華僑ネットワーク、シルクロードの経済発展モデルなどに関する研究成果が出版されています(一部は発行予定)。現在、アジア地域における社会保障制度、インフラ整備、および戦前の衛生政策に関する3件の研究プロジェクトが進行中。これらのプロジェクトにおいては諸外国の大学・研究所と提携したワークショップやシンポジウムなどを開催しており、その内容は当センターが発行するニューズレターやワーキングペーパーで逐次公開しています。
 アジア地域は、歴史的に言語・宗教・民族といった文化的な多様性をもち、政治体制もまた多様です。発展の段階や経路についても国家間の差異が大きく、新興地域(新興経済)として一括りにできない複雑な地域と言えます。一方で、近年の多国間FTA締結の動きに見られるように、柔軟性を持って共存する知恵を備えているという一面も併せ持っています。当センターは、こうした多様性と柔軟性を有するアジア地域を対象とした「地域研究(Area Studies)」を行う拠点です。地域研究とは、現代の生きた国際社会を分析の対象とし、既成の学問領域(Discipline)の枠を超えた外国研究ないしは異文化研究のことであり、そのアプローチは学際的(Interdisciplinary)、かつ多専門的(Multidisciplinary)なものとなります。
 当センターは、経済学部に属する組織であるという性格上、必然的に経済学を軸とした研究を行うことになります。しかし、激しい変化の中で混迷する現代のグローバル社会において、学際的な研究の意義はますます大きくなっています。地域研究的アプローチによって、文化的・歴史的な多様性を有したアジア地域に対する理解を深めることは、問題解決に結びつく現実的な政策提言の基礎となることでしょう。さらに、地域研究は、既存の学問領域の枠内で説明することのできない事象を対象とする知的作業を通じ、既成理論の限界を突破し新たなパラダイムを切り開く可能性をも有しています。複雑な現代社会で生じている諸問題の解決に対する経済学の有効性が問われる時代にあって、学際的な研究の意義は大きく、「地域研究」に課せられた使命は重いと言えます。
 当センターは、学外にも開かれた研究拠点として、国内はもちろん、諸外国の大学・研究機関などとも提携しながらアジア地域の発展に寄与すべく研究を深めることを志向します。当センターの研究活動が、学術的な貢献とともに社会的使命の一端を果たすことができれば、この上ない喜びです。
中国・アジア研究センター
センター長 曽根 康雄