より実践に近い経営を学ぶ

テーマ
経営学

三井泉ゼミ

分類
専門研究>産業経営学科>企業マネジメントプログラム、国際マーケティングプログラム
担当教員
三井 泉 Izumi MITSUI
ゼミサイト
http://mitsui03ze3mi21.wixsite.com/izumi11mitsui
ゼミの内容
  • 人の思考・感情・行動
  • 企業の仕組み
  • 社会の仕組み
ゼミの特徴
  • じっくり研究型
  • グループワーク型

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

当ゼミでは、「経営学」を学んでいます。「経営学?」と思った方のために簡単に説明すると、会社や学校や役所、そしてときには家庭などの組織体を、「人・物・金・情報」(経営資源といいます)を上手に活用して、人々を幸せにし、会社を成長させ、社会を発展させるにはどうしたらよいのか、その理論や方法を学ぶ学問です。当ゼミには、将来、会社を起こしたい人(起業家)、家業を継ぐ人、日本や海外の会社で活躍したい人などが集まって、「経営とは何か」を、理論とケース(実際の経営の事例)の両方から熱心に学んでいます。経営は本からだけでなく、日常の自分自身の経験や観察からも多くのことが学べます。ときにはフィールドリサーチ(調査)に出かけるなどして、多面的に経営を学んでいます。

Q. ゼミの様子は?

新ゼミ生最初の課題は、「三崎町ベンチャー」というグループワークです。これは大学の周囲を徹底的に調査して、この街に必要なビジネスプランを作成し、ゼミの先輩の前でプレゼンテーションをするというものです。ここから始まり、「企業とは?」「経営戦略とは?」「組織とは?」「リーダーシップとは?」と順番に学びを進め、最終的に卒業論文(各自のテーマ)に結実します。当ゼミ(各学年授業)では理論を、サブゼミ(全学年参加)では実践的課題を学習し、これらが両輪となって「三井ゼミワールド」がつくられていきます。明るく熱心なゼミです。

Q. ゼミの特徴は?

当ゼミでは、「ものの見方・考え方」の基礎となる理論を徹底的に学びます。一方サブゼミでは、それを実践に生かせるよう、フィールドリサーチやさまざまな調査研究を通じて、ビジネスプランなどを作成します。学内外の大会(関東学生ゼミナール大会・キャンパスベンチャーグランプリなど)や、他大学ゼミとの交流(横浜国立大学など)を通じて、毎年学習成果を発表しています。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • 経済性と社会性の両立 ―企業と社会の永続的な共生と発展―
  • 日本の高品質なモノづくり経営の限界 ―『技術経営』の可能性―
  • 移動体通信業のビジネスモデルに関する考察 ―ネットワーク外部性と多面的プラットフォームを中心に―
  • 食品の安全性をめぐる企業と消費者の関係 ―雪印乳業の事例を中心として―
  • 日本のアニメ産業に関する研究 ―制作会社における人材の問題を中心として―
  • 企業不祥事とコンプライアンス ―コンプライアンスを阻むものは何か―
  • Webサービスによる新しい経済活動 ―プロシューマーがもたらす生産消費社会―
  • 企業の永続性についての考察 ―経営者交替の観点から―

1年間の主なイベントスケジュール

04月 春合宿(新ゼミ生歓迎合宿)
05月 新ゼミ生「三崎町ベンチャー」発表会(2・3・4年生)
08月 夏合宿(2年生:企業家研究報告・3年生:大会準備報告・4年生:卒論中間報告)
09~10月 外部大会出場(年に1〜2回)
02月 卒論報告会(2・3・4年生)
03月 他大学との合同ゼミ討論会・卒業パーティー(2・3・4年生)

OB・OGの就職業界TOP3

金融業(銀行・信用金庫・証券など)
製造業(食品・衣料品・自動車・薬品などのメーカー)
情報通信業(通信・マスコミ・インターネットサービスなど)

学生へのメッセージ

私は幼いときから事業後継者として育てられ、父(社長)から経営の薫陶を受け、大学院時代には支店の経営者も経験しましたが、結果的には学問の面白さにひかれ、経営学研究者の道を選んで30年以上になります。この経験から、経営学には「理論と実践」の両方の視点が必要だと痛感し、ゼミでもこれを大切にしています。現代は「企業社会」と言われるほど、私たちの生活は企業や経営と深く関わっています。経営学はまだ若い学問なので、皆さんの発見やアイデアで、すくすくと育ちます。ぜひ、一緒にチャレンジしませんか?

研究成果

私は主に「経営思想史」「経営理念」の分野を研究しています。「経営思想史」の代表的な業績は『社会的ネットワーキング論の源流 ―M.P.フォレットの思想―』(文眞堂、2009年)です。これは、米国の20世紀初頭の経営思想家で社会実践家フォレット(女性)の「人と思想」についての研究です。この本で私が伝えたかったのは、価値観の異なる人々が「共に生きる」ことの大切さ、そして「自由と管理(マネジメント)」の両立ということです。彼女の思想は私自身の生き方にも大きく影響しています。

「経営理念」研究の代表は、『アジア企業の経営理念 ―生成・伝播・継承のダイナミズム―』(文眞堂、2013年)です。これは、経営学・人類学・社会学、そして実務界との共同研究で、日本企業の海外進出とともに経営理念(企業経営の基本姿勢)が現地にどのように受け入れられたか、また海外企業の経営理念の実態についての調査です。この研究では、韓国・台湾・中国・インドの実務家にも協力していただき、世界でも数少ないアジアの経営理念研究として注目されました。現在も続けられています。

→日本大学 研究情報データベース


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