環境問題を経済学的視点で捉える

テーマ
環境経済論

根本ゼミ

分類
専門研究>経済学科>社会経済プログラム、環境・都市プログラム
担当教員
根本 志保子 Shihoko NEMOTO
ゼミサイト
https://twitter.com/N_kankyoukeizai
ゼミの内容
  • グローバルな課題
  • 地域
  • 環境
  • 社会の仕組み
  • 都市
ゼミの特徴
  • グループワーク型
  • フィールドワーク重視

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

2年生では、環境問題に関する文献を読み、文章の書き方、要約やレジメ作成の方法を学びます。前期はほぼ毎週、全員がレジメを作成します。また、ゼミ内でディベート大会を行います。ディベートでは、グループに分かれて自主的な事前研究をし、議論のポイントや戦略の立て方、質疑応答や効果的な説得の仕方など、プレゼンテーションの基本を学びます。これらは広く社会に出てからも有用な技術となります。

3年生では、環境問題を経済学的に検討するため、環境経済学のテキストを学びます。さらに個別の環境問題のトピックスについてグループ研究を進め、ゼミ大会や他校との論文発表会などで発表します。問題の立て方・論理の進め方・データや文献資料の使い方・アンケートやヒアリングの方法・パワーポイントによる発表などについても指導します。

4年生では各人の問題関心によって、卒業論文をまとめます。

Q. ゼミの様子は?

「環境問題を中心として、問題の発生とその解決策について論理的に考察すること」さらに「自分の考えを適切に書き、述べられるようになること」を目指しています。必要な経済学の概念や統計手法などの勉強に加え、社会学や環境倫理・思想などの幅広い学術書を読みます。また「現場を知ること」と「積極的な議論」も重視し、フィールド調査・インタビュー調査・ディベート大会などをします。最初は不慣れでも、次第によい質疑ができるようになっていきます。

Q. ゼミの特徴は?

年1回フィールド調査型の合宿をします。合宿場所選定や交通・宿泊、インタビューのアポイントや当日の引率など、手続きの全てをゼミ生が行います。この経験は社会に出てからも役立ちます。合宿例は、足尾銅山の植林・高知県梼原村の農家民宿体験・岩手県葛巻町の再エネ見学などです。また3年生は、10月にはニチケイのゼミ大会、12月には法政大学・中央大学の環境経済論のゼミとの論文発表会に出場して、グループ研究の成果を発表します。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • 各国のFIT(再エネ固定価格買取)制度の特徴と優位性
  • 地域資源の地域共同管理制度の持続性 —埼玉県寄居町第一治会管理制度から
  • 農薬空中散布による健康障害の経済的損失 —空中散布自粛に成功した群馬県をモデルに
  • 東日本大震災による福島県蔵元への影響と再建方法の模索
  • 気候変動における「予防原則」の意義
  • ラブロック「ガイア理論」の社会的意義
  • 「エコ・テロリズム」は正当化できるのか —正当性の判断基準と評価
  • 「風の谷のナウシカ」に見る自然との共生 —水俣の海と環境自然保護思想から

1年間の主なイベントスケジュール

04月 新ゼミ生歓迎会
05月 三崎神社例大祭、または神田祭で町会のお神輿を担ぐ
06月 合宿場所の選定
09月 ゼミ合宿と合宿先でのフィールドワーク
10月 日本大学経済学部の学内大会に出場
12月 法政大学・中央大学の環境経済論ゼミとの論文発表会
02月 卒論発表会・卒業生送別会
03月 新ゼミ生との顔合わせコンパ

OB・OGの就職業界TOP3

製造業(食品・衣料品・自動車・薬品などのメーカー)
流通業(商社・百貨店・量販店など)
公務(省庁・地方自治体・警察・消防など)

学生へのメッセージ

環境問題は、地球温暖化や生態系の破壊などの地球規模のものから、身近な景観や地域の伝統的な文化まで、幅広い分野にわたります。そのため根本ゼミでは、ゼミ生自身の関心と個性を大切にしています。また自主的な学習とゼミ生自身によるゼミ運営、ゼミ全体への発言と貢献を求められます。ゼミでの経験が、「卒業までにこういう人になりたい!」と思う学生たちの手助けになればと思っています。

研究成果

「倫理的消費(エシカル消費)」の理論と実践を研究しています。「倫理的消費」とは、消費者自らが環境保全や生産者の労働条件に配慮した商品の購入やライフスタイルの実践により、「市場での消費」を通じて社会をよりよいものに変えていこうとする消費のことです。

具体的な例として、フェアトレードや生産者と消費者が直接契約をする「産消提携」などがあります。この「倫理的消費」は、各国ごとの法規制の限界を補うものとして世界的に注目されています。自身の研究では、「倫理的消費」を行う消費者の動機や成果の検証の他、現在は、「産消提携」を中心として、その経済思想的背景や、組織的な実践における消費者への教育効果と自発的な集合行為の関係、などについて研究しています。

→日本大学 研究情報データベース


ゼミ合宿にて


ゼミ合宿にて