経済活動・効果の総合理解

テーマ
金融・リスクマネジメント

渡邉ゼミ

分類
専門研究>金融公共学科>金融プログラム
担当教員
渡邉 修士 Shuji WATANABE
ゼミの内容
  • お金の流れ
  • 企業の仕組み
  • 数学・統計
  • 社会の仕組み
  • 経済の仕組み
ゼミの特徴
  • じっくり研究型

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

物理学は神がつくった自然の摂理を解明する学問です。経済学は人間がつくった経済システムのしくみを解明する学問です。経済学では、具体的には、商品やサービスという「モノ」の流ればかりではなく、「カネ」の流れも研究します。金融市場では毎日何百兆円ものお金が、株式や債券、為替の取引で動いています。一方、日本銀行は、物価がなかなか上昇しない「デフレ(デフレーション)に陥っている経済を活性化しようと、「量的質的緩和」を実施して貨幣を増発しています。

当ゼミでは、こうした「カネ」に関連するさまざまな経済活動とその意味や効果を総合的に理解することを目指しています。それを理解するのは容易なことではありませんが、取り組みがいのあるテーマです。日々の学習を通じて、論理的思考と合理的思考を身に付けることもできます。

Q. ゼミの様子は?

ゼミは1学年10人前後の小人数で、和気あいあいと行っています。2年生では、金融の入門書を皆で1年かけて読み、金融の基礎を学びます。ハードルが高いと感じることもあるかもしれませんが、次第に慣れていきます。3年生では、今日の金融を理解する上で重要な役割を担う中央銀行の金融政策について学びます。毎回、自分が担当する箇所について詳しく調べ、皆の前で発表し、皆で議論して理解を深めていきます。

Q. ゼミの特徴は?

当ゼミの目的は、経済学的なものの考え方を身に付けることです。しかし、それは容易なことではありません。ゼミで発表するためには、事前に時間をかけて調べ、考えることが必要です。さらに、考えたことを論理的に分かりやすく説明しなければ、理解の共有は得られません。こうしたハードルを乗り越えようと努力することで、しっかりした論理的思考と高いコミュニケーション能力が養われていきます。そうして身に付いたことは、就職にも役立つはずです。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • 米国における量的緩和政策の目的と効果の検討
  • バブルの分析
  • 量的質的金融緩和政策の効果について
  • Crisis and Monetary Policy
  • 米国におけるバブル崩壊とQEについて
  • 日本における量的緩和政策の目的と効果の検討

1年間の主なイベントスケジュール

05月 新ゼミ生歓迎会(2・3年生合同)
08月 個人面談
01月 新年会
01月 個人面談(1年間の達成度の評価。就職などについてのアドバイス)

OB・OGの就職業界TOP3

金融業(銀行・信用金庫・証券など)
保険業(保険・共済組合など)
情報通信業(通信・マスコミ・インターネットサービスなど)

学生へのメッセージ

大学の4年間とは、短いものです。思い切り遊ぶのも個人の自由ですが、それはカネと時間の浪費だと思います。卒業後、多くの人は一生働き続けないと食べていけません。大学は、人生をよりよく生きるための知性という糧を得る場所です。一生懸命学ぶことと青春を謳歌することは、十分両立できると思います。

研究成果

私は長らくサラリーマンをしてきました。毎日の仕事として金融市場と格闘してきました。その中で特に関わり合いが大きかったのが、債券市場(英語ではfixed incomeといいます)でした。学生には無縁な世界ですが、それは経済システムのインフラともいうべき巨大なもので、皆さんの生活にも大きな影響を持っています。そこでは、どのように価格(これを金利といいます)が形成されるのかという問題を、需要と供給という経済学の基本概念を使って解明しています。たくさんのデータを扱いながら、多くの計算をしています。

日本は世界最大の財政赤字を抱えており、政府は借金をするために国債という債券を発行しています。日銀は金融政策の遂行のために大量の国債を買っています。私は、日本の金融政策と財政の問題について日々考え続けています。

→日本大学 研究情報データベース


2年生ゼミの様子


3年生ゼミ風景