「表現」の仕組みを分析する

テーマ
日本近代文学とメディア

山岸ゼミ

分類
教養研究
担当教員
山岸 郁子 Ikuko YAMAGISHI
ゼミサイト
http://plaza.rakuten.co.jp/yamagishiSweblog/
ゼミの内容
  • 人の思考・感情・行動
  • 情報
  • 文化
  • 歴史
  • 言語
ゼミの特徴
  • じっくり研究型
  • グループワーク型

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

伝達する道具として、あたかも透明な存在のように見えるメディア(新聞・雑誌・書籍・ラジオ・テレビ・インターネットなど)が文化や社会のシステムにどのような影響を与えているのか、さまざまな〈表現〉を通して確認することを目的としています。情報を読み解くばかりではなく、どのような方法で情報を送り出しているのか、またその戦略などについても分析しています。

研究対象は、メディアという器で運ばれる映像作品・漫画・広告表現・小説・写真・音楽・ゲームなど広範囲にわたります。作品を通して見たこともない風景や、出会ったこともない人々の考えに触れることで、多くの表現や思想を知り、ゼミ生同士が切磋琢磨しながら自由で豊かな思考を言葉にするための技術を磨きます。

Q. ゼミの様子は?

発表を担当する学生1人が作品(映像作品・漫画・広告表現・小説・写真・音楽・ゲームなど)を選び、映像やプレゼンテーションソフト、レジュメ(資料)を用いながら60分間の発表をします。その後30分間発表者への質問や、ゼミ生同士のディスカッションを行います。ゼミ生全員が発表作品についてあらかじめ予習をした上で、ゼミに臨みます。

Q. ゼミの特徴は?

美術館・博物館・文学館などへ行く「文学散歩」を年2回、印刷博物館や放送博物館などへ行く「メディア散歩」を年1回行っています。担当のゼミ生が下見をし、物語の舞台になった場所や史跡などを含んだコースを企画・提案し、実施しています。合宿などのゼミ行事は2〜4年生合同で行います。15年目を迎えた山岸ゼミはOB・OGとの交流の機会も多く、縦のつながり、横のつながりを大切にしています。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • アニメの舞台を訪問する「聖地巡礼」の経済効果について
  • 日本における漫画産業の歴史と展望
  • 宮崎駿から新海誠へ —日本型アニメの変容について
  • 「箱根駅伝」のメディア戦略について
  • 日本放送協会の歴史とその意義について
  • 2.5次元という新表現の可能性について
  • Amazon登場以降の日本の出版産業について
  • パンケーキブームからみる流行のメカニズムとは

1年間の主なイベントスケジュール

04月 新ゼミ生歓迎会
06月 文学散歩
08月 メディア散歩
09月 夏合宿
11月 文学散歩
12月 クリスマスパーティー
01月 新年会
03月 卒業生送別会・春合宿(新ゼミ生参加)

OB・OGの就職業界TOP3

情報通信業(通信・マスコミ・インターネットサービスなど)
流通業(商社・百貨店・量販店など)
サービス業(税理士・会計士・コンサルティングなど)

取得者の多い資格

  • 教員免許

学生へのメッセージ

山岸ゼミは表現の「しくみ」について、書籍・映像・広告・音楽などを通して探る場所です。どのように表現されているのかを探求し、自分の言葉でそれを説明するのが目標であって、そこに「正解」はありません。考える訓練を積み重ねることによって、自分を取り囲む世界を観察するための見方や、自分の言葉で表現する力が鍛えられます。好奇心に溢れていること、自分とは違う考えの人との出会いを楽しみにしている人、そんな皆さんと共に学べることを期待しています。

研究成果

大正から昭和にかけての「文学」の大衆化について研究しています。人々が「文学」に触れるようになるためには、文字の読み書きができ、本を読むような時間が必要になります。また書物に触れるための書店や図書館(学校)などもなければなりません。作家は作品を書くことによって生活ができるようになり、出版社をはじめとする産業も活性化します。

戦争や日本社会の産業構造の転換をくぐり抜け、「文学」はそれまでの狭い限られた市場からより広い市場で流通する〈商品〉になっていきますが、それを生産する作家と消費する読者との関係性が時代によって、どのように変わっていったのかを主に考察しています。最近の論文「『東京』論という幻影」(『文学』岩波書店)では、「東京」という都市が文学作品や批評の中でどのように描かれ、消費されてきたのか書きました。

→日本大学 研究情報データベース


2016年に15周年を迎えました!


ゼミでデザイン展へ


ゼミの説明会(1年生向け)