フランス文化・社会から学ぶ

テーマ
フランスの文化・芸術・社会

安田ゼミ

分類
教養研究
担当教員
安田 靜 Shizuka YASUDA
ゼミの内容
  • 人の思考・感情・行動
  • 地域
  • 文化
  • 歴史
  • 言語
ゼミの特徴
  • じっくり研究型

Q. ゼミではどんなことを研究していますか?

主な研究対象は、フランスに関する「ひと・もの・こと」ですが、フランスに少しでも関連のある事柄であれば、文化・芸術・社会のいずれの分野についても研究対象となります。従って、研究内容は入室したゼミ生が最も関心を持っているファッション・デザイナーであったり、オペラや映画であったり、あるいは、さまざまな社会問題であったりします。

ただし、いずれの対象を取り扱う場合でも、参考文献を読み解いて正確に引用し、客観的な判断材料に基づいて論考を進めることが不可欠です。自分にとって最も興味のある対象を様々な角度から分析し、説得力のある論理的な言葉で語ってゆきましょう。

Q. ゼミの様子は?

ゼミ活動の最初に、どのような研究対象を選びたいのか、最も興味のある対象について、学生それぞれが語る場を設けます。研究対象が定まったら、フランスとの接点を探しつつ、自分がなぜその対象に惹かれるのかを、できるだけ「客観的」な言葉で語り、文章化してゆきます。膨大な数に上る関連資料のうち、研究にふさわしい論文や書籍を選ぶ際には、教員がアドバイスします。その後はゼミ生自身でそれらを実際に読み解き、パワーポイントによる口頭発表を行い、レポートをとりまとめていきます。

Q. ゼミの特徴は?

フランス関連の美術展に、年に2回ほどゼミ生全員で足を運び、美術鑑賞の前後には気の置けないビストロでフランス料理を楽しみます。また、フランス関連に限らず芸術全般(舞台・伝統)に関心を持ってもらうため、学生向けの割引チケットを活用して、歌舞伎鑑賞・オペラ鑑賞・バレエ鑑賞などを年に2回ほど実施しています。合宿は夏にゼミ生全員で神戸へ出かけ、国内唯一のファッション美術館や異人館巡りなどで、国内にある「異文化」を体験します。

これまでの卒業論文・研究論文のテーマ例
  • カンヌ映画祭と第2次世界大戦
  • 欧米における同性愛者のための法整備とその受容の歴史
  • ジャン・コクトーと『美女と野獣』
  • 様々な芸術分野に現れたサロメ
  • オートクチュールに生きたクリスチャン・ディオール
  • フランスにおける自動車産業の歴史と変遷

1年間の主なイベントスケジュール

04月 美術展鑑賞&新ゼミ生歓迎会
07月 パワーポイントによる口頭発表、および指導とスライド改稿(最低2回)
08月 夏合宿(2・3・4年生合同の口頭発表会、および兵庫宝塚劇場公演鑑賞)
09〜12月 舞台鑑賞
11月 ゼミ説明会、および食事会
03月 春期日帰り合宿(都内美術館訪問)

OB・OGの就職業界TOP3

製造業(食品・衣料品・自動車・薬品などのメーカー)
情報通信業(通信・マスコミ・インターネットサービスなど)
その他

学生へのメッセージ

このゼミでは、あなたが最も興味を持っている対象について、とことんまで突き詰めて考え、それを的確に文章にまとめてゆくことができます。少人数のゼミなので、「オックス(オックスフォード)・ブリッジ(ケンブリッジ)」方式で、書き進めているレポートを毎週添削し、対話しながら授業を行います。当ゼミでの3年間の指導を経て新聞社に就職した卒業生も、ゼミで学んだことがとても役立っている、とのこと。文章修行には苦しいこともあると思いますが、必ず自身の糧となるでしょう。

研究成果

主たる研究対象はフランスのダンスですが、「表象文化論」という枠組みの中で、歴史・美学・身体論・イメージ論・セクシャリティ・スキルサイエンスといったさまざまな角度から分析して取り上げてきました。例えば、19世紀のバレエの観客はほとんどが男性であり、そのために男性舞踊手が脇に追いやられていたことなど、興味深い事実がたくさん出てきます。

また、経営学や会計学を専門とする同僚の先生方と一緒に共同研究を進め、2016年には各国劇場運営の分析を軸として、「文化政策と公共文化施設のマネージメントに関する国際比較」という報告書をまとめました。欧州の著名な大劇場の財政状況や運営は、これまで芸術学の分野ではあまり取り上げられてこなかったので、今後もさらに研究を進めてゆきます。

→日本大学 研究情報データベース
Eメール yasuda.shizuka@nihon-u.ac.jp


都内で歌舞伎やオペレッタ、宝塚大劇場ではミュージカルを鑑賞しました