●▶ 環境経済学注目の「環境問題」を経済学的視点で紐解きます。環境経済学は、環境政策の効果や自然資源の利用管理などを経済学の視点で分析・評価する学問です。例として炭素税などのカーボンプライシングや生態系の経済価値での評価などがあります。現在その範囲はもっと広く、環境や社会に配慮するESG(環境・社会・ガバナンス)投資、環境対策によって雇用を創出するグリーン・ニューディール政策、省資源や資源循環のためのサーキュラー・エコノミーなど、環境問題と経済の関係を扱う分野はすべて環境経済学の対象です。●▶ 計量経済学データで「世の中」を解き明かす技術を身につけます。「ビッグデータ」という言葉が注目され、データをビジネスや政策にどう活用するかが重要な時代となりました。統計学は国や企業の未来を考える際に必要不可欠な検証ツールで、いまや企業や官公庁で統計を使いこなす力と見抜く目を持ったデータスペシャリストが求められています。この授業では、さまざまな経済データの分析に統計的・数学的方法を応用する計量経済学の基礎について学びます。統計学+経済学で未来を切りひらく力を身につけましょう。計量経済学では、数学的な手法を多用します。文系の学生は数学に苦手意識をもつ人が多いようですが、段階的に学べば決して難しいものではありません。数字を“読む”感性を身につけると、日常生活のさまざまな現象を数式に落とし込めるようになり、世の中がこれまでと違って見えてきます。〈研究テーマ〉計量経済学、応用ミクロ経済学環境対応は、一部の人の熱心な取り組みの問題を超えて、既に取引や貿易ルールなど経済活動の前提条件となっています。行政やマーケティングでもSDGs的な思考が重視されています。授業では、これまで世界的に、環境影響が社会・経済的弱者に集中してきたことも伝えたいです。〈研究テーマ〉 倫理的(エシカル)消費環境消費者運動の経済思想13行武 憲史 教授根本 志保子 教授PICK UP 授業 ※科目名の表記は、2021年度までのカリキュラムであり、現行のカリキュラムと一致していない場合があります。
元のページ ../index.html#14