日本大学経済学部案内2025
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STUDENT’S VOICE!18経済学科 国際コースゼミのこともっと知りたい!河越 正明 教授河越ゼミワタシ世界で活躍した先生から、良い刺激を受けています。高校3年生のとき、わが家にオーストラリアからの留学生がホームステイをしたことがきっかけで、英語への興味が芽生えました。大学進学にあたっては経済学の修得とともに英語力を鍛えたかったので、日大経済の国際コースを選択。ゼミでは、文献をみんなで議論しながら読んでいるうちに、経済学の考え方が次第に身体になじんでいく感覚を味わっています。国際公務員のキャリアを持つ河越先生はまさに世界を舞台に活躍した経済のプロフェッショナル。そんな先生から少しでも多くのことを吸収し、自分を成長させたいと思っています。ゼミ REPORT 河越ゼミ 〈研究テーマ〉 日本経済の課題を探る自主性と国際性の中で、「経済脳」を育んでいきます。経済社会の幅広い課題を、経済学でどのように解決できるのかを考えていくゼミです。たとえばアメリカの政治哲学者マイケル・サンデルの『それをお金で買いますか:市場主義の限界』をテキストに、乾杯の挨拶の代筆業、パトカーのラッピング広告、CO2排出権取引まで、さまざまな課題について「どこまで市場メカニズムに任せられるのか?」をディスカッションします。「公共性」や「道徳」といったテーマについて議論を深めていく中で、学生たちは次第に経済学的な思考、「経済脳」が身につくことでしょう。河越ゼミでは、学生が主体的に動くことを重視しています。また、外国人留学生も参加しています。こうした多様性のあるゼミ環境の中で、学生たちは自分たちがやりたいことを相談しながら決めて、能動的に動いています。その経験は、きっと社会人になったときに活きてくるはずです。

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