日本大学経済学部案内2026
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基礎ミクロ経済学では、人々の消費行動、企業の生産行動、市場メカニズムに関する基礎理論を学びます。ミクロ経済学では人々がある選択をするとき、自身が直面する制約のもとで費用と便益を比較し、最適な選択を行うと考えます。この考え方は職業選択などの個人の意思決定から少子高齢化などの社会問題まで幅広く応用可能です。授業では理論の解説や問題演習を通して基礎理論を修得するとともに、経済学的な考え方を身につけることを目標としています。今後、皆さんは進路選択をはじめとしたさまざまな意思決定の場面に直面することになると思います。そのようなとき、経済学的な考え方を身につけることは、皆さんがベストな選択をするための助けになります。この授業を通して、ぜひ経済学をさまざまな場面に応用できる力を身につけてほしいと思います。平河 茉璃絵 専任講師研究テーマ : 労働経済学授業の目標は、①多岐にわたる社会保障制度の内容をしっかり知ること、②社会保障制度が抱える現在の課題の理解と解決策の検討ができるようになること、です。社会保障制度は、私たちが生まれる前から亡くなった後まで生活の「さまざまな場面」で支援をしてくれます。その「さまざまな場面」を知り、支援内容を知る必要があります。授業では毎回、社会保障に関わる時事問題を紹介し、それによって私たちはどのような影響を受けるかを学生に問いかけたうえで解説しています。社会保障政策は社会をより良い方向へ導く手段のひとつであり、その設計の検討は経済学の役割でもあります。年金保険や医療保険、介護保険、雇用保険、労働者災害補償保険、各種児童手当など、社会的安全網を正しく理解することは、この国の国民に対する姿勢が見えると同時に生活の知識にもなります。今野 広紀 教授研究テーマ : 医療経済学、社会保障論13経済学科市場を動かしている理論や仕組みを学びます。私たちの生活に不可欠な社会保障を深く掘り下げます。基礎ミクロ経済学社会保障論Ⅰ・ⅡPICK UP 授業

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