日本大学経済学部案内2026
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STUDENT’S VOICE! 組織の「ヒト」の研究を通して、自分自身の成長を感じています。いまゼミでは、企業側から見た「人の管理」と、働く人側から見た「人の心理」という両面から研究を進めています。加藤ゼミではゼミ生の発表を通して学びを深める形式をとっており、いろいろな考えを聞くことで多くの刺激をもらえます。また、加藤ゼミの名物企画『二十歳のころ』では社会人の方にインタビューを行い、初めての経験から学ぶことは多く、その後の自分の成長にもつながりました。STUDENT’S VOICE! さまざまな企業を分析することで、社会を見る目も磨かれました。1年次のときに受講した兒玉先生の『現代企業論』の授業が面白かったので、先生からもっと学んでみたいと思い兒玉ゼミを選びました。ゼミでの企業研究では、対象企業の商品やサービスなどについて資料やデータの収集から分析までを行いました。その活動を通して毎日欠かさず日経新聞を読むようになり、興味のある記事や内容を追いかけてそれらに関して考える習慣が身につきました。ゼミのこともっと知りたい!>>>22組織における「ヒト」とは?多彩なアプローチで迫ります。私のゼミでは、組織における「ヒト」の管理について研究します。企業などの組織は、ヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を持っていますが、その中で「ヒト」は意思を持っており、扱うのが難しいです。例えば、野球やサッカーで選手は同じでも、監督が代わるとチームが強くなったり、弱くなったりするのはなぜでしょうか?このような問題を人的資源管理と産業・組織心理学の視点から考えます。普段は個人発表が中心で、秋には学外のプレゼン大会に参加します。春と夏に合宿があり、一番人気の企画は『二十歳のころ』で社長さんなどの20歳の頃についてインタビュー&発表するものです。加藤 恭子 准教授社会人として必要な人間力をゼミでの活動を通して養います。実社会で不可欠な、「読み」「書き」「ソロバン(=データ処理・分析)」の基本的な素養を身につけるため、①テキストをじっくり読んで、読解力・理解力を深める、②自分で考察して考えをまとめて議論する、といったことを基本活動にしています。テキストは、ゼミ生が興味深く学べ、思考力を鍛えるようなものを選びます。ここで鍛えた能力は目に見えないものですからすぐには実感できないかもしれませんが、のちのち威力を発揮すると思っています。こうした活動を通じて、生きていくための人間力を高め、いかなる困難にも立ち向かえるタフさと柔軟性も身につけていただければと思います。兒玉 公一郎 教授産業経営学科加藤ゼミ研究テーマ : 人的資源管理論ゼミ REPORT兒玉ゼミ研究テーマ : 企業の戦略、ヒトと組織の経営学、イノベーション

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