| 回 | 項目 | 内容 |
| 第1回 | 講義説明 | これからの講義について、シラバスに従って説明。また質問を受ける。 |
| 第2回 | 論理の「学」 | 「論理学」として後世に1つのモデルを遺した哲学者アリストテレスは、「論理学」をどのようなもとして捉えようとしたか。 |
| 第3回 | 論理学前史1 | (1)アリストテレス以前における「論理」についての考察はどのようなものがあったか。エレア学派、ソフィストたちの捉えた「論理」について。 |
| 第4回 | 論理学前史2 | (2)アリストテレスの師である哲学者プラトンが捉えた「論理」はどのようなものであったか。 |
| 第5回 | まとめ | (1)(2)のまとめ。「学」としての論理学が誕生するまで、思想家たちはどのようのに「論理」と関わってきたか。 |
| 第6回 | アリストテレスの論理学1 | (1)アリストテレスは「論理学」の中心的内容である「推論」を、どのようなものとして捉えたか。その形式面について。推論を構成する「前提・結論」の関係について。 |
| 第7回 | アリストテレスの論理学2 | (2)推論を構成している「命題」について。その特徴、種類、関係について。 |
| 第8回 | アリストテレスの論理学3 | (3)命題の要素である「名辞」について。その特徴、種類、関係について。 |
| 第9回 | まとめ | (1)~(3)についてのまとめ。アリストテレスは「推論」をどのように捉えたか。 |
| 第10回 | アリストテレスの論理学4 | (4)アリストテレスはどのように、「正しい」推論と、「誤った」推論を選別したか、その方法について(換位法)。 |
| 第11回 | アリストテレスの論理学5 | (5)アリストテレスはどのように、「正しい」推論と、「誤った」推論を選別したか、その方法について(帰謬法)。 |
| 第12回 | まとめ | (4)(5)のまとめ。アリストテレスはどのように「正しい推論」であることを見きわめたか。 |
| 第13回 | まとめ | アリストテレスまでの論理学のまとめ。「論理学」の誕生と、その本質はなにか。 |
| 第14回 | 推論の妥当性の確認 | いわゆる「定言三段論法」の正しさを、今日的方法を用いて確かめる。 |
| 第15回 | 中間のまとめ | まとめ |
| 第16回 | もう一つの論理学1 | (1)アリストテレスの「論理学」とは異なる思想から誕生した論理学(メガラ-ストア学派の思想と論理学)。 |
| 第17回 | もう一つの論理学2 | (2)アリストテレスの「論理学」に従う中での論理学(ポール・ロワイヤルの思想と論理学)。 |
| 第18回 | まとめ | (1)(2)のまとめ。アリストテレスともう一つの論理学の比較考察。 |
| 第19回 | 論理学の整理 | 中世の論理学。アリストテレス思想の絶対性が特徴づけられる、中世の論理学。 |
| 第20回 | 論理学の拡張1 | (1)ライプニッツの思想と論理学。記号論理学の創始者としての思想とアイデア。 |
| 第21回 | 論理学の拡張2 | (2)ド・モルガンの「代数的」論理学。古典的推論形式から近代的推論形式へ。 |
| 第22回 | まとめ | (1)(2)のまとめ。論理学の普遍言語化・数学化。 |
| 第23回 | 論理学の厳密化1 | (1)ブールによる推論の数学化。アリストテレスの推論をどのように「数学」化したか。 |
| 第24回 | 論理学の厳密化2 | (2)フレーゲの概念記法と論理学。論理学をより厳密に捉えるための新しい表記法の考案。 |
| 第25回 | 論理学の厳密化3 | (3)フレーゲの意味論と論理学。「意味」と「意義」の区別について。 |
| 第26回 | まとめ | 論理学の統一。名辞を単位とする論理学は、命題を単位とする論理学によって統一的に捉えることが可能となった。 |
| 第27回 | 名辞論理学 | 名辞論理学の復習と課題。 |
| 第28回 | 命題論理学 | 命題論理学の復習と課題。 |
| 第29回 | 述語論理学 | 述語論理学の復習と課題。 |
| 第30回 | まとめ | まとめ |