回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | 講義の進め方、成績評価の方法など重要事項を説明する。履修希望者は必ず出席すること。 |
第2回 | 「社会学」はなぜ生まれたのか | 近代市民社会と社会学誕生の背景,および今日に至るまでの課題を解説する。 |
第3回 | 「合理化」される社会 | M.ウェーバーの理解社会学と近代化論を解説する。 |
第4回 | 「合理化」と「マクドナルド化」 | M.ウェーバーが提起した「合理化」についての今日的視角を問い直す。 |
第5回 | 社会は「実在」するのか | E.デュルケムの社会学主義と社会的事実について解説する。 |
第6回 | 社会現象としての自殺 | E.デュルケムの自殺論を軸に方法論的集団主義の手法を解説する。 |
第7回 | 「生」と「形式」の闘争 | G.ジンメルの「生の哲学」と「形式社会学」について解説する。 |
第8回 | 社会における「暴力」とは何か | フランクフルト学派と批判理論の射程を検討する。 |
第9回 | 「大衆社会」の再検討 | 啓蒙理性から大衆消費社会へと至る批判理論の今日的課題について解説する。 |
第10回 | 「学校」「病院」「監獄」の誕生 | M.フーコーと「生-権力」について、近代社会システムにおける諸問題から解説する。 |
第11回 | 「人口」「衛生」「国民国家」の発見 | 後期M.フーコーの分析視角から、マクロな生の管理のあり方について解説する。 |
第12回 | ジェンダーを考える | テキスト『無頼化する女たち』を軸に、一般に「男らしさ」「女らしさ」として考えられる文化・社会的な性差について社会学的な視角から検討する。 |
第13回 | 現代社会にとって「宗教」とは何か | P.L.バーガー「聖なる天蓋」論を軸に、今日の社会における宗教の意義を検討する。 |
第14回 | 社会学的な視角とは何か | C.W.ミルズの「社会学的想像力」を軸に、社会学的なものの考え方を包括的にとらえ直す。 |
第15回 | 中間まとめ | まとめ |
第16回 | 現代日本の問題を考える | テキスト『平成幸福論ノート』を軸に、高度成長期から今日に至る日本社会の問題を検証する。 |
第17回 | 労働の社会学 | 近代的労働観と今日的課題について解説する。 |
第18回 | 家族の社会学 | 人口動態から見る現代社会の様態を検証する。 |
第19回 | 家族と生活文化 | 戦後日本社会の変遷を軸に、家庭生活文化が消費社会化されていく過程を解説する。 |
第20回 | 結婚・恋愛の社会学 | 家族関連行動と恋愛の消費社会化を軸に解説する。 |
第21回 | 「住まう」技法と家族生活 | 団地からシェアハウスに至る集合生活のあり方の変遷を解説する。 |
第22回 | 消費の社会学 | 高度成長時の「家電三種の神器」「3C」から、昨今の「ファスト消費」「嫌消費」までを検証する。 |
第23回 | 消費社会の行方 | 消費の新たな局面に就いて「スロー」「ローカル」「コンパクト」を軸に 解説する。 |
第24回 | コミュニティの現在 | 今日問題視される地域社会の人間関係の希薄化と「つながり」の再編を軸に検証する。 |
第25回 | 都市文化・テクノロジー・服飾革命 | 近代化にともなう技術の進展や都市化が主として服飾に与えた影響を文化社会学的観点から検証する。 |
第26回 | 戦後社会とモード | 戦後の若者文化の隆盛とその後の多層化について解説する。 |
第27回 | 現代社会と「身体」 | メディアやファッションの変遷が示す身体像の文化社会的状況について検討する。 |
第28回 | 情報社会とコミュニケーションの変容 | 情報技術の進展にともうなうコミュニケーション関係の変容とその社会的影響について解説する。 |
第29回 | 異文化理解の視座 | 今日のグローバル化と多文化共生の必要性について解説する。 |
第30回 | まとめ | 16回以降の要点まとめ |