講義名 美術史 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水3
単位数 2

担当教員
氏名
礒野 秀和

学習目標(到達目標) 旧石器時代から20世紀にいたる膨大なヨーロッパ美術の流れを知ることによって,より深くそれらを理解する一助としたい。
授業概要(教育目的) 旧石器時代から20世紀前半までのヨーロッパ美術の流れを,作品例を参照しつつ概観する。
前期は,旧石器時代からイタリア盛期ルネサンスまでを扱う。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス
原始美術と古代オリエント美術(1)
1 旧・中・新石器時代
2 メソポタミア
3 ハカーマニシア朝ペルシア
第2回原始美術と古代オリエント美術(2)エジプト(伝統とアマルナ芸術)
第3回ギリシア美術(1)1 クレタ−ミュケーナイ美術
2 ギリシア美術(幾何学様式,アルカイック様式)
第4回ギリシア美術(2)1 クラシック美術
2 ヘレニズム美術
第5回エトルリア,ローマ,ケルト,イベリア美術1 エトルリア美術
2 ローマ美術
3 ケルト,イベリア美術
第6回中世美術(1)1 初期キリスト教美術
2 ビュザンティン美術
第7回中世美術(2)初期中世美術(写本の世界)
第8回中世美術(3)ロマネスク美術(教会建築)
第9回中世美術(4)ゴティック美術(教会建築)
第10回ルネサンス美術(1)イタリア初期ルネサンス(遠近法の登場)
第11回15世紀北方美術ネーデルラント絵画(油彩技法の出現)
第12回ルネサンス美術(2)イタリア盛期ルネサンス(巨匠たちの時代)
第13回要約と質疑応答前期分の内容
第14回理解度の確認要点のまとめ
第15回まとめまとめ
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
90% 0% 0% 10% 0% 100%
評価の特記事項 成績評価は原則として定期試験に拠るが,出席不足の場合は,単位を認定しない。出席調査は,適宜,講義中に行う。
テキスト 高階秀爾監修『西洋美術史』美術出版社
参考文献 上に挙げたテキストが,実は優れた基本的参考書である。
オフィスアワー(授業相談) 毎講義終了時に,必要に応じて,日時および場所を決めて対応する。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 1 旧石器時代から盛期ルネサンスを扱う前期の「美術史」と,盛期ルネサンスに続くマニエリスムから20世紀前半までを扱う後期の「美術史」の2つで,゛初めて一貫したヨーロッパ美術史となる。それゆえ,この2つの講義を共に受講することを,強く推奨する。
2 ただし,カリキュラム上では,前期の「美術史」と後期の「美術史」は同一の科目として扱われるので,前期・後期を受講しても,認定されるのは,4単位ではなく,2単位のみである。
3 上の両科目を受講する場合は,前期あるいは後期のいずれかのみの試験を受けて,2単位の認定を得ればよい。