講義名 日本の社会A ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水2
単位数 2

担当教員
氏名
石田 教子

学習目標(到達目標) 1. テキストを精読することで文章の構造を十分に理解し,各筆者の論点を整理することができる。
2. 日本の社会の特徴を自分なりに評価し,自分の意見を積極的に発信することができる。
3. 日本の社会の問題点を考察しながら,ある社会が抱える問題に通じることが,他の社会が直面する問題をより良く知るための手がかりになることを実感することができる。
授業概要(教育目的) この講義では,日本の社会を小さな窓(テーマ)から覗くことによって,われわれが抱える問題についての知識を深めます。本年度の「窓」は,“再生可能エネルギー” です。2011年3月11日に起きた大地震が引き金となり,福島第一原子力発電所で大事故が発生してから,日本は経済成長のあり方に関して根本的な思考転換を求められています。日本の社会を理解する鍵は環境エネルギー問題に限られるわけではありませんが,このように小さな一つの「窓」を設定してみることによって,日本だけでなく,世界各国それぞれの社会が直面せざるをえない課題について客観的に考察する力を養います。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション日本の社会の現在
第2回日本の社会と省エネルギー(1)読解
第3回日本の社会と省エネルギー(2)プレゼンテーションと討論
第4回「新しい火」の創造(1)読解
第5回「新しい火」の創造(2)プレゼンテーションと討論
第6回エネルギー政策と日本の政治(1)読解
第7回エネルギー政策と日本の政治(2)プレゼンテーションと討論
第8回日本の経済成長とエコ製品(1)読解
第9回日本の経済成長とエコ製品(2)プレゼンテーションと討論
第10回スマートグリッドと新電力システム(1)読解
第11回スマートグリッドと新電力システム(2)プレゼンテーションと討論
第12回日本の社会と再生可能エネルギー(1)読解
第13回日本の社会と再生可能エネルギー(2)プレゼンテーションと討論
第14回日本の社会の課題理解度の確認
第15回フォローアップまとめ
授業形式 講義,グループワークおよびディスカッション
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
40% 0% 0% 60% 0% 100%
評価の特記事項 出席は取らないが,発言や質問,プレゼンテーションが主な評価対象。最後に読解力,論点の整理力を評価するための試験を行う。要約にとどまらず,自分の経験をふまえた独創性のある回答には高い評価を与える。
テキスト エイモリー・ロビンス,新原浩朗,福山哲郎,佐和隆光,村上憲郎,槌屋治紀,『再生可能エネルギーがひらく未来』(岩波ブックレットNo.881)岩波書店,2013年。
参考文献 必要に応じて紹介します。
オフィスアワー(授業相談) 水曜4限(14:40-16:10)
ただし,メール(ishida.noriko@nihon-u.ac.jp)で事前に予約する必要があります。お名前の書き忘れに注意すること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ テキストは授業開始までに必ず準備すること。積極的に講義に参加する受講生を望みます。理由のない遅刻,授業中の私語および途中退出は講義に出席する意思がないものと見なします。授業中,授業後のご質問は大歓迎です。