講義名 英語リーディング ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火3・金3
単位数 2

担当教員
氏名
古田 順子

学習目標(到達目標) ① 文脈と照合して、語句の適切な意味を導き出すことができる。
② 既習の文法や構文を意識して、文章を読み進めることができる。
③ 英語の文章に書かれている事実を正確に理解することができる。
④ ことばの背後にある意味(含意)を正しく推測することができる。
⑤ 英語の文章を読み、必要な情報を過不足なく引き出すことができる。
⑥ 筆者の意図や見解などの重要なポイントを理解し説明できる。
授業概要(教育目的) 様々な話題,文体の英文を一文一文分析的に読み,パラグラフ構造やメイン・アイディアを適切に把握する練習を通してリーディングスキルを高め,英文内容(話題)に対する自分自身の考えを発展させることを目的とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回Course Introduction
授業計画、授業・教科書の進め方、予備学習法の紹介、小テスト、レポート課題について等、配布するプリントに沿って説明します。
第2回小テスト, 1. Conclusions/Reasons pp.11-13                      
結論・理由に着目して学習していきます。具体的には、英語式の文章によく見られる構造、すなわちまず導入として意見・結論を最初に述べ結論を支える理由を2つ以上述べてその正当性を示し最後に結論として最初に導入で述べたことの確認をする構造における、結論・理由について学習します。
第3回小テスト, 1.Conclusions/Reasons pp.13-14
前回学習したテーマの構造を使って、別の文章において練習し、定着を目指します。
第4回小テスト, 2.Analysis pp.15-17
分析する文章について学習します。社会現象などを取り上げる導入、そしてその理由としての社会的背景をいくつかあげて説明し、終わりにまとめとして結論を述べていく構造の文章について学習します。
第5回小テスト, 2.Analysis pp.17-18
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第6回小テスト, 3.Theory/Proof pp.19-21
実証主義的構造の文章について学習します。導入で理論・仮定を提示し、その説得に用いる実験方法の説明を述べ、実験結果の報告を述べ、実験結果からわかったことを結論として述べる構造の文章を学習します。
第7回小テスト, 3.Theory/Proof pp.21-22
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第8回小テスト, 4.Controversy pp.23-25
ある話題について是是非非で検討する構造の文章を学習します。導入としてトピックを提示し、賛成意見と反対意見を対照させて述べ、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第9回小テスト, 4.Controversy pp.25-26
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第10回小テスト, 5.Comparison/Contrast pp.27-29
2つの事柄を比較検討する構造の文章を学習します。導入として比較・対照するものを提示し、比較対象物AとBを其々説明し、まとめとして結論を述べる構造の文章と、導入で提示した比較対象物AとBについて、ある基準を決めそれに基づき論理的な比較を行い、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第11回小テスト, 5.Comparison/Contrast pp.29-30
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第12回小テスト, 6.Classification pp.31-33
設定した基準に基づいていくつかの集団に分類していく構造の文章を学習します。導入では分類の基準を提示し、その基準に基づいて分類した其々のグループについて説明を述べ、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第13回小テスト, 6.Classification pp.33-34
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第14回小テスト, 7.Instructions pp.35-37
方法を助言する内容の文章を学習します。導入でこれから述べる話題を提示し、その方法についての指示をいくつか述べ、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第15回小テスト, 7.Instructions pp.37-38
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第16回小テスト, これまでの学習内容のまとめ・レポート課題について
これまで学習した内容をまとめ、理解の確認を行います。またレポート課題作成のアドバイスを行います。
第17回小テスト,8.Chronological Order(History) pp.39-41
ある話題について時系列に変遷を説明する文章を学習します。導入でトピックを提示し、始まりの第一段階の説明から述べ、展開、そして最終段階では現在の形を述べます、そしてまとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第18回小テスト,8.Chronological Order(History) pp.41-42
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第19回小テスト, 9.Cause & Effect pp.43-45
原因から結果へ、あるいは結果から原因の説明と展開する文章を学習します。導入~原因となる事象の説明を述べ、事象における結果・影響を述べ、まとめとして結論を述べる構造と、導入~事象による結果・影響を述べ、その原因となる事象の説明を述べ、まとめとして結論を述べる構造の2つのパターンの構造の文章を学習します。
第20回小テスト, 9.Cause & Effect pp.45-46
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第21回小テスト, 10.Process pp.47-49, レポート課題提出
何かの手順や過程を説明する構造の文章を学習します。導入で説明を行うトピックを明示し、手順や過程を段階的に説明し注意点などを述べ、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。レポート課題(25%評価)提出日です。
第22回小テスト, 10.Process pp.49-50
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第23回小テスト, 11.Explanation(New Product) pp.51-54
新製品の紹介をする文章を学習します。導入で紹介する新製品を提示し、その機能・使い方の説明を述べ、さらに詳細にサイズ・価格などを紹介して、効果的にアピールしたまとめを結論とする文章を学習します。
第24回小テスト, 12.Definition pp.55-57
身の周りの流行語について定義し、その流行語について説明を述べる構造の文章を学習します。よく使われている流行語を一つ取り上げ導入で提示し、その言葉の定義を述べ、その社会的背景について説明し、考察をまとめて結論を述べる構造の文章を学習します。
第25回小テスト, 12.Definition pp.57-58
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。
第26回小テスト,13.Explanation(Statistics)pp.59-61
一つの事柄について、データを用いて説得する構造の文章を学習します。導入で一つの事柄についてのデータを提示し、提示したデータの説明を述べ、そのデータからわかる社会背景などを分析・説明し、まとめとして結論を述べる構造の文章を学習します。
第27回13.Explanation(Statistics) pp.61-62, レポート課題返却
前回学習したテーマの構造を使って、更に別の文章において練習し、定着を目指します。第21回目でご提出いただいたレポート課題を返却します。
第28回理解度の確認
要点のまとめ
第29回まとめ①
まとめ
第30回まとめ②
まとめ
授業形式 演習形式を中心として授業を進めます。内容理解を確認するための小テストや課題提出等を随時課します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
25% 30% 25% 20% 0% 100%
評価の特記事項 レポート課題の評価は第21回目提出のレポートで行います。小テスト評価は、計25回実施小テストでの各自の25回分得点計÷25回分満点計×25%で行います。
テキスト 石谷由美子,John Walls,Suzanne Embury(2012)Skills for better Reading構造で読む英文エッセイ(改訂版)南雲堂 1,700円
参考文献 JOHN CONDON, CULTURAL BARRIERS-Considerations for the International-minded-, 南雲堂(レポート課題図書)、その他講義時に適宜紹介していきます。
オフィスアワー(授業相談) 金曜日12時30分~13時(本館講師室)
事前学習の内容など,学生へのメッセージ テキストに沿って授業を行いますので、事前にテキスト添付のCDを使って予習をしてください。テキストを使って英文を構造で捉え、その論理的展開をつかむ練習を行い、英語を構造で読む基礎的技術を身につけることを目的として授業を行います。テキスト内容の理解促進のための関連するプリントを適宜配布します。小テストを25回実施します。