講義名 ドイツ語Ⅰ(再) ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 金2
単位数 2

担当教員
氏名
北村 侑子

学習目標(到達目標) ドイツ語の基本的な発音・文法・語彙を学びます。
また,今後のドイツ語の学習に不可欠な「辞書を使いこなす技術」を習得します。
授業概要(教育目的) 基本的な文法説明の後,練習問題や小テスト等で理解度を確認し,ドイツ語の基本構造の習得を図ります。
同時に,辞書を使った単語調べや例文参照を随時行い,辞書の使い方や活用法を身につけます。
さらに,テキストや文章の音読を通してドイツ語の発音を体得し,ドイツ語が話せる・使える実感が持てるようになることを目標とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回アルファベット
つづりの読み方と発音
 
発音の原則 注意すべき発音 母音(変母音、二重母音
 長母音) 子音(ch j v w x z pf sch tsch)
 [準備学習]
発音の原則を覚えること。
第2回第1課
動詞の人称変化
人称代名詞(動詞の人称変化を理解するために、まず人称代名詞を覚える) 重要な動詞sein、haben、werdenの人称変化
 [準備学習]
動詞が人称変化するときの人称語尾を覚えること。
第3回復習と練習問題第1課の復習をしながら第1課の練習問題を解く。
 [準備学習]
動詞sein haben の人称変化を覚えること。
第4回第2課
名詞の性・数・格
名詞の性(ドイツ語の名詞は男性・女性・中性のいずれかの文法上の性をもつ) 名詞の数(単数形・複数形)
名詞の格(文中での名詞の役割を格とよぶ)
[準備学習]
定冠詞、不定冠詞の格変化を正確に覚えること。
第5回復習と練習問題第2課の復習をしながら練習問題を解く
 [準備学習]
名詞の格変化を復習しておくこと。




第6回第3課
前置詞・接続詞
前置詞の格支配(ドイツ語の前置詞は特定の格の名詞・代名詞と結びつく)
従属接続詞と副文(従属接続詞によって導かれる副文は定動詞が文末におかれる)
 [準備学習]
従属接続詞と定動詞の関係を理解しておくこと。
第7回不規則動詞不規則動詞の人称変化
第3課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
単数2・3人称で語幹の母音を変える動詞があることに注意すること。
第8回第4課
人称代名詞/再帰代名詞・再帰動詞
人称代名詞(名詞と同様に格変化を)
再帰代名詞(主語と同じものを示す目的語の代名詞)
再帰動詞(再帰代名詞と結びついて特定の意味を表す)
 [準備学習]
再帰代名詞は3人称ではsichを用いる。
第9回復習と練習問題第4課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
第2課の名詞の格変化の表にある定冠詞・不定冠詞の格変化を正確に覚えておくこと。
第10回第5課
冠詞類、命令形
冠詞類(名詞の前に置かれ、冠詞に準じた働きをする)
命令形の作り方
 [準備学習]
定冠詞類・不定冠詞類に属するものを復習しておくこと。
第11回冠詞類、命令形第5課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
名詞の格変化を再度復習しておくこと。
第12回第6課
形容詞の格変化・比較変化
形容詞の格変化(形容詞が名詞を修飾するとき、その名詞の性・数・格に応じて形容詞に語尾がつく)
形容詞の比較変化(原級、比較級、最上級)とそれぞれの用法
 [準備学習]
形容詞が名詞を修飾するとき、形容詞は語尾変化する。
第13回形容詞の格変化・比較変化第6課を復習しながら練習問題を解く
 
第14回理解度の確認これまでの要点のまとめ
第15回中間のまとめまとめ
第16回第7課
分離動詞/非分離動詞/分離・非分離前綴り
分離動詞(文中で二つの部分< 分離前綴りと基礎動詞 >
に分離する)
非分離動詞(前綴りが分離しない動詞)
分離・非分離前綴り(前綴りの中には、分離/非分離の両方に用いられるものもある)  [準備学習] 分離動詞、非分離動詞の現在人称変化に注意すること。
第17回分離動詞/非分離動詞/分離・非分離前綴り第7課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
枠構造を理解しておくこと。
第18回第8課
話法の助動詞
話法の助動詞(許可、可能、義務などのニュアンスを付加する助動詞) 話法の助動詞の人称変化  話法の助動詞を用いた場合の語順
 [準備学習]
話法の助動詞と本動詞の位置に注意すること。
第19回話法の助動詞第8課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
sein、habenの人称変化を復習しておくこと。
第20回第9課
過去形・現在完了形
動詞の3基本形(不定詞・過去基本形・過去分詞という基本となる3つの形) 過去人称変化
 [準備学習]
動詞の3基本形を覚えること。
第21回過去形・現在完了形第9課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
sein支配の動詞を把握すること。
第22回第10課
受動態
受動文(受動の助動詞werdenを定動詞とし、過去分詞を文末におく。
状態受動(「された状態にある」という結果状態を表す)
 [準備学習]
受動形(受動不定詞)を理解すること。
第23回受動態第10課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
疑問代名詞werとwasの格変化を復習しておくこと。
第24回第11課
関係文
定関係代名詞(特定の名詞<先行詞>に関係文を結びつける役割を持つ)
不定関係代名詞(wer「ーする人」とwas「-すること」は、特定の先行詞なしで用いられる)
 [準備学習]
関係文も副文の一種であるため定動詞は文末におく。
第25回関係文第11課を復習しながら練習問題を解く
 [準備学習]
前置詞の格支配を復習しておくこと。
第26回第12課
接続法
接続法(直説法、命令法に対して接続法は事柄を伝聞・仮定・願望として述べるときの動詞の形)
接続法の時称
 [準備学習]
直説法の動詞の人称変化との違いを把握しておくこと。
第27回接続法接続法第1式の用法、接続法第2式の用法
第12課の練習問題を解きながら、接続法を理解していく。
第28回文法補足文法補足  zu不定詞句(zuを伴う不定詞句)の用法と練習問題を解く
第29回理解度の確認16回以降の要点のまとめ
第30回まとめまとめ
授業形式 説明は講義形式で,練習問題等は問答形式で行います。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 10% 0% 10% 100%
評価の特記事項 小テストは適宜行います。その他は宿題提出などです。
テキスト 大薗正彦著『異文化理解のための初級ドイツ語文法』朝日出版社,2400+税.
参考文献 使用ぜず