講義名 中国語Ⅱ ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水4・土3
単位数 2

担当教員
氏名
南雲 大悟

学習目標(到達目標) (1)中国語初級文法が一通りマスターできる。
(2)旅行や留学に行ってコミュニケーションできる能力が身につく。
(3)中国語検定4級レベルに到達できるようにしたい。
(4)中国語を自学自習するための基本を学ぶことができる。
授業概要(教育目的)  「中国語Ⅰ」で修得した発音と初歩的な会話文をもとに、より発展した表現を学習する。前期同様、ピンインと漢字を並行して学習することにより、音声面の訓練を重視するばかりでなく、簡体字を学びながら視覚面からも、学習効果を高めていく。
 中国語の基本を、発音・文法・語彙・聞き取りから総合的に学び、基礎固めをしっかりすることによって、次のステップに繋がるようにしたい。
授業計画表
 
項目内容
第1回前期の復習・後期ガイダンス前期学習内容の復習と後期授業実施のガイダンス
第2回第21課
経験の「過」
疑問詞の「zenme」
疑問詞のまとめ
【準備学習】
前期学習範囲である疑問詞疑問文につきまとめておくこと。
第3回第22課
助動詞「要」
助動詞「得」
助動詞「應該」
【準備学習】
動詞述語文における助動詞の位置やそのニュアンスにつき事前に確認しておくこと。
第4回第23課
助動詞「会」(1)
助動詞「能」
助動詞「可以」
【準備学習】
上記3つの「可能」の助動詞が持つ「できる」のニュアンスと使い分けにつき理解しておくこと。
第5回第24課
助動詞「会」(2)
禁止
名詞述語文
【準備学習】
今回の学習と関連する助動詞「会」と「要」につき復習しておくこと。
第6回第21ー24課のまとめ
学習範囲における要点のまとめ
【準備学習】
特に文型の復習をするので、文法の分野で苦手な部分や難しい内容を質問できるようにチェックしておくこと。
第7回第25課
時間量補語
離合動詞
補充語句ー離合動詞
【準備学習】
今回の学習事項と関連する「了」や「時間量」についてまとめておくこと。
第8回第26課
動作量補語
「不」のまとめ
「没」のまとめ
【準備学習】
時間量補語の語順を復習しておくこと。既習範囲ではどのように否定副詞が使用されたか確認しておくこと。
第9回第27課状態補語
二重目的語
人の場所化
【準備学習】
「状態補語」と「二重目的語」の語順につきよく把握しておくこと。特に目的語の位置は間違いやすいので注意すること。
第10回第28課
単純方向補語
複合方向補語
補充語句ー複合方向補語
【準備学習】
方向補語の基本文型を確認しておくこと。特に目的語との組み合わせのバリエーションについてまとめておくこと。
第11回第25ー28課のまとめ
学習範囲における要点のまとめ
【準備学習】
特に文型の復習をするので、文法の分野で苦手な部分や難しい内容を質問できるようにチェックしておくこと。
第12回第29課
結果補語
副詞「就」と「才」
補充語句ー結果補語になる動詞と形容詞
【準備学習】
テキスト115ページの補充語句に挙げられた「結果補語になることができる動詞や形容詞」の例を覚え、そのニュアンスを理解しておくこと。
第13回第30課可能補語
方向補語の派生的用法
「一A就B」
【準備学習】
「可能補語」構成の要素となる結果補語と方向補語につき改めて確認しておくこと。
第14回第31課比較(1)
比較(2)
「多」+形容詞
【準備学習】
既習の形容詞についてまとめておき、比較文で表現できるようにしておくこと。
第15回第32課
「是ー的」構文
譲歩と逆接
補充語句ー食べ物
【準備学習】
「是ー的」構文で挙げられる「取り立て要素」となるものの主な特徴につきまとめておくこと。
第16回第29ー32課のまとめ
学習範囲における要点のまとめ
【準備学習】
特に文型の復習をするので、文法の分野で苦手な部分や難しい内容を質問できるようにチェックしておくこと。
第17回第33課
進行の「正」「在」「正在」「在」のまとめ
前置詞のまとめ
【準備学習】
既習の前置詞につき確認し、それぞれ使い分けられるように復習しておくこと。
第18回第34課
持続の「着」
疑問詞の不定用法
補充語句ー身につけるもの
【準備学習】
今回学ぶ「持続」が前回に学んだ「進行」とどのように違うかニュアンスにつき確認しておくこと。
第19回第35課
存現文
副詞「再」と「又」
自然現象
【準備学習】
関連する第15課「存在を表す・有」につき復習しておくこと。
第20回第36課
近い未来
「一点er」
「有点er」
【準備学習】
関連する「了」・第19課「動詞の重ね型」・第31課「比較文」などを復習しておくこと。
第21回第33ー36課のまとめ
学習範囲における要点のまとめ
【準備学習】
特に文型の復習をするので、文法の分野で苦手な部分や難しい内容を質問できるようにチェックしておくこと。
第22回第37課
処置文
疑問詞の呼応用法
「連ー都」/「也ー」
【準備学習】
「処置文」と関連する「了」・第19課「動詞の重ね型」・第29課「結果補語」などを復習しておくこと。
第23回第38課
受け身文
疑問詞+「都/也」
補語のまとめ
【準備学習】
テキスト151ページを読み、既習の補語表現につき確認しておくこと。
第24回第39課
使役文
仮定
「越A越B」
【準備学習】
「使役文」と第13課「連動文」の語順や動作主の違いなどにつき確認しておくこと。
第25回第40課
複文(1)
因果、逆接、並列
複文(2)
仮定、累加、目的
「地」
【準備学習】
本文訳出やドリルをとおして、文法で例示された複文の意味をしっかりと把握しておくこと。
第26回第37ー40課のまとめ学習範囲における要点のまとめ
【準備学習】
特に文型の復習をするので、文法の分野で苦手な部分や難しい内容を質問できるようにチェックしておくこと。
第27回文法・聴解のまとめこれまでの要点とまとめ
【準備学習】
前回の「まとめ」から範囲を後期全体に広げる。文型のほか、CDを聴き込み、耳からでも文型等が把握できるようにしておくこと。
第28回理解度の確認後期の総まとめ。テスト形式で実施し、その後、解説します。
第29回まとめ①まとめ
第30回まとめ②まとめ
授業形式 前期同様、正しい発音を定着させる練習を積み重ね、実用的な表現を習得する。訳すことにとらわれず、耳と口を使った音声教育を充実させて、例文を暗記できるようにしたい。シャドウイングの訓練をし、初歩的な通訳練習も行う予定である。

評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
30% 0% 30% 30% 10% 100%
評価の特記事項 出席(授業態度)を重視し、小テストと後期試験とともに総合的に判断する。
テキスト 『大学生のための初級中国語40回』杉野元子、黄漢青著 白帝社
     2500円CD付。
(「中国語Ⅱ」後期は第21課から学ぶ)
参考文献 『標準中国語辞典第2版』(アルファベット配列)上野恵司 白帝社 2415円
『中国語検定試験4級への挑戦』日本中国語検定協会編 光生館 1575円
『中検4級練習帳』荒岡啓子ほか著 光生館 1995円



オフィスアワー(授業相談) 土曜日の昼休みに対応します。
事前にアポイントをとってください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ そろそろ中国語検定準4級と4級を受ける準備をすることが望ましい。
2年次の夏に北京の対外経済貿易大学で実施される中国語語学研修に参加しよう。実際に中国に行って、その文化に浸りながら、中国語を勉強することにより、更なる実用的な学習効果が期待できる。なお、交換派遣留学を希望する者は、出願資格を確認し、検定試験を必ず受験すべきである。