講義名 日本語Ⅰ ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 火3
単位数 2

担当教員
氏名
浅田 秀子

学習目標(到達目標) 大学で必要な日本語の読解力及び文章表現能力を充実する。話し言葉と書き言葉の違いを明確に認識し,新聞・専門書の研究論文等の高度な読解力を身につけ,論理的な文章(研究レポート)が書けるようになる。また,数学・歴史・地理・図表などの日本語における基礎を身につけ,専門科目の講義がスムーズに受けられるようになる。
授業概要(教育目的) まず学生個人の日本語の基礎能力を確認する。専門書や研究書をスムーズに読解させ、語彙力・関連知識を身につけるだけでなく、発音も美しくする。日本語学校で既習の文法は扱わないが,作文の添削により,論理的な文章のスタイルを習得させる。
授業計画表
 
項目内容
第1回日本語基礎能力の確認とガイダンス
目標と内容,授業に望むこと
小テスト予告配布
読解力・表現力の確認テスト。授業の目標・内容・評価についてのガイダンス。漢字の訓読み,外来語の資料配布。
第2回小テスト実施・予告配布
テキスト第一部第1課
「レポートに使われる文体」についての確認,作業。
第3回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第一部第2課
「文の基本」についての確認,作業。
第4回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第一部第3課
「句読点の打ち方」についての確認,作業。
第5回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第一部第4課
「各種記号の使い方」についての確認,作業。
第6回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第一部第5課
「引用のしかた」についての確認,作業。
第7回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第一部第5課
原稿用紙の使い方,引用・出典の書き方の復習。
第8回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第1課
「段落」についての具体例の読解,説明。
第9回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第1課
「段落」についての学習・作業(宿題)。
第10回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第2課
「仕組みの説明」についての具体例の読解,説明。
第11回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第2課
「仕組みの説明」についての学習・作業(宿題)。
第12回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第3課
「歴史的な経過の説明」についての具体例の読解,説明。
第13回小テスト返却・実施・予告配布
外来語音読復習
テキスト第二部第3課
「歴史的な経過の説明」についての学習・作業(夏休みの宿題)。
第14回理解度の確認これまでの要点のまとめ。
第15回中間のまとめまとめ。
第16回後期ガイダンス
小テスト予告配布
中間試験答案返却・復習
中間試験(前期内容)の復習・作業。
第17回小テスト実施・予告配布
テキスト第二部第4課
「分類」についての具体例の読解,説明。
第18回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第4課
「分類」についての学習・作業。
第19回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第5課
「定義」についての具体例の読解,説明。
第20回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第5課
「定義」についての学習・作業(宿題)。
第21回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第6課
「要約」についての具体例の読解,説明。
第22回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第6課
「要約」についての具体例の読解,説明。
第23回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第6課
「要約」についての学習・作業(宿題)。
第24回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第7課
「比較・対照」についての具体例の読解,説明。
第25回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第7課
「比較・対照」についての具体例の読解,説明。
第26回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第7課
「比較・対照」についての学習・作業(宿題)。
第27回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第8課
「因果関係」についての具体例の読解,説明。
第28回小テスト返却・実施・予告配布
テキスト第二部第8課
「因果関係」についての学習・作業(宿題)。
第29回理解度の確認16回以降の要点のまとめ。
第30回まとめまとめ
授業形式 最初の20分間程度を使って小テストを行う。前期は漢字の読み(主に訓読み)と外来語の聞き取り筆写(ディクテーション),後期は慣用句の意味と用法である。前週に問題を配布するので,予習をしてテストを受けることにより,確実にこれらが身につく。メインの授業ではテキストに従い,第一部は1回で1課,第二部は2回で1課進み,課の終わりに課題(作文)が出る。課題は添削して返却する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
50% 30% 20% 0% 0% 100%
評価の特記事項 出席が3分の2に満たない者には単位を与えない。また,全部出席しても実力が基準に達していないと判断した場合には,合格点を出さない。
テキスト 二通信子・佐藤不二子『留学生のための論理的な文章の書き方』スリーエーネットワーク,定価1400円。
参考文献 浅田秀子著『例解同訓異字用法辞典』東京堂出版,本体価格3900円。
オフィスアワー(授業相談) 毎回授業終了後。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 語学の授業は出席して初めて意味をもつので,各自健康と学生生活の自己管理をきちんとして,遅刻・欠席をしないことが重要である。学生一人一人にきめ細かい指導を行うため,前期の間,座席を固定する。小テスト,テキストともに必ず予習をしてから授業を受ける。授業中に細かい文法事項や,辞書をひけばすぐにわかる言葉の意味などについて,いちいち説明しない。特に発音に自信のない学生は,テキストを繰り返し音読し, 辞書を引いて読みと意味を確認してから授業を受けることを勧める。提出用のノートと400字詰め原稿用紙を用意する。