講義名 マクロ経済学Ⅱ　≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日･時限 月４
単位数 2

担当教員
氏名
橋本　英俊

学習目標(到達目標) 「マクロ経済学Ⅱ」では，「マクロ経済学Ⅰ」に引き続き，国際マクロ経済学，短期モデルと長期モデルの比較，物価水準の決定，インフレとデフレを中心に講義を進める。この講義では，現実のマクロ経済現象を読み解くマクロ経済学の構造を理解するため，最低限必要な「基礎知識」，「経済学の考え方」，「分析手法」を習得することが目標となる。
授業概要(教育目的) マクロ経済学Ⅱでは，共通テキストにおける第7章～第10章を講義の対象とする。なお，マクロ経済学Ⅱの履修はマクロ経済学Ⅰの単位取得を前提としている。また，他の経済系科目と基礎となるため早期に単位取得が望ましい。
授業計画表
 
回項目内容
第1回イントロダクション「マクロ経済学Ⅱ」における学習内容について説明する。
第2回国際マクロ経済学（１）
国際収支の定義および国際収支表の見方		国際収支の定義および国際収支表の見方について説明する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第3回国際マクロ経済学（２）
外国為替制度，ISバランスと資本勘定		変動為替相場制および固定為替相場制の概要について説明し，両者の比較検討を行う。また，ISバランスと資本勘定の関係について説明する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第4回国際マクロ経済学（３）
マンデル＝フレミング・モデルの導出		オープンエコノミーを前提として，財市場および貨幣市場の均衡式よりマンデル＝フレミング・モデルを導出する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第5回国際マクロ経済学（４）
財政および金融政策の効果		マンデル＝フレミング・モデルを用いて，財政政策や金融政策の効果をそれぞれ比較検討する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第6回短期モデルと長期モデルの比較（１）
短期モデルと長期モデルの枠組み		短期および長期モデルの枠組みについて説明し，両者の特徴を明らかにした上で，比較検討を行う。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第7回短期モデルと長期モデルの比較（２）
貨幣数量説		貨幣数量説について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第8回短期モデルと長期モデルの比較（３）
「名目」利子率と「実質」利子率		「名目」利子率と「実質」利子率について説明し，両者の関係について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第9回物価水準はどのように決まるか（１）
ケインジアンと古典派の総供給曲線		ケインジアンと古典派の総供給曲線について説明し，両者の比較検討を行う。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第10回物価水準はどのように決まるか（２）
現実的な短期の総供給曲線		短期における現実的な総供給曲線について，検討を行う。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第11回物価水準はどのように決まるか（３）
物価水準の決定		物価水準の決定について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第12回インフレとデフレ（１）
フィリップス曲線		フィリップス曲線について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第13回インフレとデフレ（２）
合理的期待形成と自然失業率仮説		合理的期待形成と自然失業率仮説について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第14回インフレとデフレ（３）
インフレーションと失業のトレードオフ，インフレとデフレの社会的費用		インフレーションと失業のトレードオフ，およびインフレとデフレの社会的費用について解説する。
【授業準備】
教科書の該当箇所およびレジュメを予めダウンロードし読んでおくこと。
第15回まとめまとめ
授業形式 　
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
（出席） 		その他 合計
50% 0% 0% 0% 0% 50%
評価の特記事項 定期試験（60分）で、共通試験と個別試験が同時に実施されます。成績評価については、50％は共通試験，残り50％は定期試験での個別試験及び各教員の配点とします。
テキスト 中谷巌『入門マクロ経済学』第5版　日本評論社
オフィスアワー(授業相談) 火曜日６限
事前にメール等で必ずアポイントをとること。
E-mailアドレスについては，授業初回に説明する。