回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 授業ガイダンス | 履修上の注意,テキストと参考文献の紹介 |
第2回 | 「経済史」とはどんな学問か | 経済学における「経済史」の位置づけを明らかにする。 |
第3回 | 資本主義的「世界経済」の成立〔Ⅰ〕 | 商品経済の歴史的契機を説明するとともに,準備的諸概念の整理を行う。 |
第4回 | 資本主義的「世界経済」の成立〔Ⅱ〕 | 資本の運動と,その世界的性格を明らかにする。 |
第5回 | 「拡張の16世紀」 | ヨーロッパにおける人口の増加と農業生産の拡大について説明し,その経済史的意義を明らかにする。 |
第6回 | 「危機の17世紀」 | 17世紀の「危機」の本質と,フランドルとイングランドにおける「危機」への対応を説明する。 |
第7回 | 大西洋地域における奴隷貿易の展開 | Stapleの生産における社会的分業システムの形成過程について説明する。 |
第8回 | 「世界の綿工業」 | 「産業革命」の歴史的意義を,労働力の商品化の観点から考察する。 |
第9回 | 世界商品市場の成立と展開 | 綿製品と棉花,アヘンと茶と絹の交易を事例として取り上げながら,世界商品市場の成立と展開の経済史的意義について考察する。 |
第10回 | 世界短期金融市場の成立と展開 | 委託荷販売制度と,それを主導したマーチャント・バンカーの活動を取り上げながら,世界短期金融市場の成立と展開の経済史的意義について考察する。 |
第11回 | 世界長期金融市場の成立と展開 | ロンドンにおける各国政府債の発行状況を概説し,世界長期金融市場の成立と展開の経済史的意義について考察する。 |
第12回 | 鉄道建設の世界的進展 | 「鉄道建設の第Ⅰ期」におけるイギリス,ヨーロッパ大陸,東インド,北アメリカの鉄道建設の事例を概説する。 |
第13回 | 鉄工業の発展 | 「世界の鉄工所」からの鉄道建設用資材が供給されたことを説明し,鉄工業の主導産業としての特徴を考察する。 |
第14回 | 鉄道建設のための資金調達 | ロンドンにおける鉄道債の発行と,それに果たしたマーチャント・バンカーの役割を概説し,世界金融市場の構造変動の意義を考察する。 |
第15回 | まとめ | まとめ |