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学習目標(到達目標) |
工業経済論の課題と研究方法を理解することを目指します。すなわち資本制的工業の基本的な性格はどのようなものか、工業にはどんな種類があるか、工業は経済の再生産過程においてどのような役割を果たすか、他の産業とどのような関係にあるか、工業は地域的に・国際的にどのような分業関係におかれているか、工業の担い手である企業はどのような状況にあるかについて基礎的な理解を目指します。 |
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授業概要(教育目的) |
1.現代工業の状況と工業経済論の学問的な性格 2.産業革命と工業化の進展 3.資本制的工業を理解するための基礎理論 4.独占資本主義と工業と資本蓄積
5.現代の日本の工業経済 (企業・産業・産業構造)6.グローバル化とアジアの工業化 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 諸経済指標と現代工業 | | 第2回 | 資本主義工業の基本的性格 | | 第3回 | 工業活動の分類と統計 | | 第4回 | 産業革命諸論 | | 第5回 | 産業革命の前提条件 | | 第6回 | 産業革命の展開 | | 第7回 | 農業革命の終了 | | 第8回 | 交通革命 | | 第9回 | 産業資本の確立 | | 第10回 | 「世界の工場」イギリス | | 第11回 | 労働過程 | | 第12回 | 価値増殖過程 | | 第13回 | 不変資本と可変資本 | | 第14回 | 剰余価値率と労働日(労働日の限界) | | 第15回 | 剰余価値率と労働日(標準労働日) | | 第16回 | 協業 | | 第17回 | 分業とマニュファクチュア | | 第18回 | 機械と大工業 | | 第19回 | 自由競争と生産の大規模化 | | 第20回 | 資本の集中・集積と独占の形成 | | 第21回 | カルテル | | 第22回 | カルテルと国家 | | 第23回 | トラスト | | 第24回 | コングロマリット | | 第25回 | 金融資本 | | 第26回 | 垂直的統合による支配 | | 第27回 | 水平的統合による支配 | | 第28回 | 特許権の独占と拘束的取引 | | 第29回 | コングロマリットによる競争制限 | | 第30回 | 独占的蓄積の社会的性格 | |
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授業形式 |
上記授業概要の項目についてその順序で講義形式で行う。概ね教科書の編別構成によっているので予習と復習も容易にできよう。授業の進展に合わせてその都度参考文献と資料の紹介・解説を行う。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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80% |
0% |
0% |
20% |
0% |
100% |
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評価の特記事項 |
定期試験の出題形式は記述式で行う。専門書が読めるようになること、専門的な文章で事柄を説明できるようになることを意図している。○×式は採用しない。 |
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テキスト |
金田重喜(かなだ・しげき)編著『新版・現代工業経済論』創風社刊、3500円 |
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参考文献 |
授業中にそのつど紹介します。 |
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オフィスアワー(授業相談) |
水曜日の4時間目講師室の受付に連絡してください。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
入学した時にもらった『学部要覧』を読んでそれに沿って学習計画を立ててください。 |