回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 講義の概要 | 年間の講義の内容,講義のルールを説明する。最近の中国の経済・社会に関するトピックを取り上げ解説する。 |
第2回 | 最近の中国経済動向(1) | グローバル金融危機以降の中国の経済政策運営を分析する。 |
第3回 | 中国経済への招待(ダイジェスト) | テキストの序章を手掛かりに,中国経済を理解するための視座を検討する。 |
第4回 | 建国以降の中国経済史(1) | 建国後の土地改革から50年代の農業集団化への流れを辿り,この時期の経済政策を評価する。 |
第5回 | 建国以降の中国経済史(2) | 60年代前半の経済調整策と同後半の文化大革命期の経済運営を比較する。 |
第6回 | 建国以降の中国経済史(3)
| 対外開放政策につながる70年代の政治経済の変化を検討する。 |
第7回 | 建国~70年代の経済建設のまとめ
| 計画経済体制下の経済政策運営の評価を行う。 |
第8回 | 体制移行期の中国経済(概論) | 「計画経済」から「市場経済」への移行のアプローチと問題点を検討する。 |
第9回 | 80年代の改革開放政策(1) | 改革開放政策の初期条件と初期の経済改革(戸別農家経営請負制,分権化)を考察する。 |
第10回 | 80年代の改革開放政策(2) | 80年代に実施された双軌制を考察し,その成果と問題点,制度改革の矛盾を検討する。 |
第11回 | 改革開放政策の転換(天安門事件と「南巡」) | 80年代末~90年代初の経済改革の停滞,90年代に入ってからの改革開放政策の新たな展開を考察する。 |
第12回 | 国有企業体制の創出(1950~70年代) | 建国以降の計画経済体制の中で形成された国有企業の特徴を考察する。 |
第13回 | 非国有企業の生成(1980年代~) | 80年代以降の改革開放政策の中で,民営企業や外資企業が現れた経緯を検討する。 |
第14回 | 最近の中国経済動向(2)
| 中国の経済政策運営を,前期開講時点と比較して分析する。ただし,中国経済の状況に応じて,内容を多少変更することもありうる。
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第15回 | 前期小テスト,前期のまとめ | 【※】講義の進行状況や中国情勢などにより,小テストの日程は前後することもありうる。 |
第16回 | 最近の中国経済動向(3)
| 中国の経済政策運営を,前期と比較して分析する。ただし,中国経済の状況に応じて,内容を多少変更することもありうる。
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第17回 | 国有企業改革(1)
| 計画経済体制下の国有企業(国営企業)の特徴と80年代の改革を整理する。 |
第18回 | 国有企業改革(2)
| 90年代以降の国有企業改革の展開とグローバル化の動向を検討する。 |
第19回 | 中国の金融システム(1):銀行システム
| 中国の銀行の発展過程と特徴を検討し,現在の金融システムの市場化の度合いを評価する。
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第20回 | 中国の金融システム(2):資本市場
| 中国の株式市場の発展過程を概観し,金融システムの側面から世界との一体化の度合いを評価する。
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第21回 | 民営企業の発展(1) | 80年代以降の民営企業を類型化し,各々の発展の特徴を考察する。 |
第22回 | 民営企業の発展(2) | 中国経済に占める民営企業の位置を検討する。 |
第23回 | 中央企業と「国進民退」 | 国有企業と民営企業の関係,「国家資本主義」的な傾向が強まる中国経済について考察する。
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第24回 | 香港の機能(1)
| 香港特別行政区の成り立ち,「一国二制度」と呼ばれる制度の特殊性を検討する。
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第25回 | 香港の機能(2)
| 中国の産業の発展,および華南経済圏の形成過程を考察する。
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第26回 | 香港の機能(3)
| 香港の国際金融センター機能と中国の経済発展に果たす役割を検討する。
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第27回 | 人民元制度の改革(1)
| 80年代以降の中国の為替管理制度の変遷を考察する。
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第28回 | 人民元制度の改革(2)
| 通貨の自由化と国際化の意味,それに対する中国政府のアプローチの特徴を考察する。
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第29回 | 最近の中国経済動向(4)
| 中国の経済政策運営を,後期開講時点と比較して分析する。ただし,中国経済の状況に応じて,内容を多少変更することもありうる。
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第30回 | 通年の講義のまとめ | 主に後期の講義内容の要点を復習する。
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