回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス(経済統計学の講義概略と学び方) | 導入として,講義内容の概略,受講に当たっての留意事項,経済統計における基礎概念などを解説する。
【準備学習】講義は,テキストの序章に相当するものであるが,特に予習の必要はない |
第2回 | 統計データベース
| 各種の経済統計を収録したデータベースの使用法を解説し,経済統計の実例とその体系について解説する。
【準備学習】特に必要はない。テキストには,この回の講義に対応する章は設けられておらず,独自の講義資料により授業を行う。 |
第3回 | 人口統計(1) | 経済の基礎となる人口に関する統計について,その体系,見方・使い方を解説する。その1回目として,人口に関する静態統計の基本概念と分析指標について学び,日本及び世界の人口の特徴を考察する。
【準備学習】テキストの第5章を予め通読しておくこと。 |
第4回 | 人口統計(2) | 前回に続いて,人口統計のうち,動態統計及び将来推計の概念,見方等について解説し,日本及び世界の人口の将来像を考察する。
【準備学習】前回講義で配布された資料を用いて復習・予習を行うこと。
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第5回 | センサスと標本調査 | 経済統計の基本的な情報源として用いられる,センサス,標本調査,行政記録が統計の基礎としてどのように活用されるか解説し,それぞれの特徴を考察する。
【準備学習】テキストの第1章,第2章を予め通読しておくこと。 |
第6回 | 労働力統計 | 経済活動の基礎を構成する労働力に関する統計について,概念,基準,見方・使い方などについて解説し,日本及び世界の労働の動向について考察する。
【準備学習】テキストの第5章の後半を予め通読しておくこと。 |
第7回 | 賃金・労働市場統計 | 賃金及び労働需給に関する統計について,概念,基準,見方・使い方などについて解説し,日本における賃金事情,労働需給事情の変化等について考察する。
【準備学習】テキストの第6章を予め通読しておくこと。 |
第8回 | 分布と代表値 | 平均値,分散などの分布を表す代表値の概念及び計算方法について解説し,実例により演習を行う。
【準備学習】特に必要はない。独自の講義資料を使用する。 |
第9回 | 標本調査の理論(1) | 多くの経済統計の作成の基礎となっている標本調査の理論を解説する。その基礎として,確率論の初歩について説明し,母集団と標本の関係について考察する。
【準備学習】テキストの第2章を予め通読しておくこと。 |
第10回 | 標本調査の理論(2) | 標本調査の理論に関する解説の第2回として,推定結果の標本誤差の概念を解説し,実際の標本誤差計算について演習を行う。
【準備学習】テキストの第2章を予め通読しておくこと。 |
第11回 | 家計統計(1) | 世帯に関する標本調査の代表例として,家計調査の統計を中心に,その概念,基準,見方などについて解説し,日本の家計の所得,消費,資産の状況について考察する。
【準備学習】テキストの第7章を予め通読しておくこと。 |
第12回 | 家計統計(2) | 前回授業に続いて,家計調査等について学び,分析の演習を行う。
【準備学習】前回授業の内容を復習しておくこと。 |
第13回 | 時系列分析 | 時系列分析の基礎について解説し,簡単な事例により演習を行う。
【準備学習】テキストの第3章を通読しておくこと。
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第14回 | 理解度の確認 | これまでの要点のまとめ |
第15回 | 中間のまとめ | まとめ |
第16回 | 指数理論 | 物価変動を測定するため指数理論及び消費者物価指数について解説し,基本的な指数算式の特徴及び我が国の物価動向について考察する。
【準備学習】テキストの第4章を通読しておくこと。 |
第17回 | 国民経済計算(1) | 経済統計の体系の最も中核を成す国民経済計算について解説する。その第1回として,国内総生産及び勘定体系を中心に,その概念,意味,データの見方等について考察する。
【準備学習】テキストの第11章を通読しておくこと。 |
第18回 | 国民経済計算(2) | 国民経済計算に関する講義の第2回として,実際に我が国で公表されている国民経済計算の統計表に即した解説を行い,そのデータを用いて分析を行う。
【準備学習】前回の講義内容をよく復習しておくこと。 |
第19回 | 国民経済計算(3) | 国民経済計算の統計の国際比較に用いられる購買力平価について解説し,その意味や特徴について考察する。
【準備学習】前回の講義内容をよく復習しておくこと。 |
第20回 | 金融統計 | 通貨量,資金循環統計等の統計の概念,見方・使い方について解説し,我が国の金融情勢について考察する。
【準備学習】テキストの第9章(特に前半)を通読しておくこと。 |
第21回 | 国際収支・貿易統計 | 国際収支・貿易統計の作成方法,概念,見方等について解説し,その実際のデータを通じて我が国経済の対外関係の変化について考察する。
【準備学習】テキストの第9章(特に後半)を通読しておくこと。 |
第22回 | 財政統計 | 国及び地方の財政に関する統計の見方について解説し,その意味や特徴について考察する。
【準備学習】配布資料による。 |
第23回 | 景気統計 | 景気に関する統計として,日銀短観及び景気動向指数について解説し,景気循環について考察する。
【準備学習】テキストの第8章を通読しておくこと。 |
第24回 | エネルギー統計
| エネルギー需給統計の概念,見方等について解説し,我が国のエネルギー事情について考察する。
【準備学習】特に必要はない。この回については,テキストには該当する記述がないため,独自の講義資料で講義を行う。 |
第25回 | 産業連関分析(1) | 産業連関表の概念,構造,見方・使い方等について解説を行い,その応用の仕方に関して考察する。
【準備学習】テキストの第12章を通読しておくこと。 |
第26回 | 産業連関分析(2) | 前回に続いて,産業連関表の応用例について解説し,簡単なデータにより演習を行う。
【準備学習】前回の講義内容をよく復習しておくこと。 |
第27回 | 回帰モデル(1) | 回帰モデルの概念と方法について解説し,その応用の仕方について考察する。
【準備学習】第13章を通読しておくこと。 |
第28回 | 回帰モデル(2) | 回帰モデルの応用を中心として,データ分析の総合的な演習を行う。
【準備学習】これまでの授業全体をよく復習しておくこと。 |
第29回 | 理解度の確認 | 16回以降の要点のまとめ |
第30回 | まとめ | まとめ |