講義名 中級マクロ経済学 ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 水5
単位数 2

担当教員
氏名
吉田 博之

学習目標(到達目標) 「中級マクロ経済学」では,「マクロ経済学I」と「マクロ経済学II」を踏まえて,さらに発展的な内容を取り扱う。この講義でも,マクロ経済学における最低限必要な「基礎知識」,「経済学的な考え方」, 「分析手法」を習得することが目標となる。
授業概要(教育目的) 消費理論・投資理論・経済成長理論・マクロ経済政策の有効性・世代重複モデルを主に取り扱う。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス 本講義の概略について
第2回消費理論(1)異時点間にわたる消費理論: 合理的な消費計画行動から導いた消費関数の紹介を行なう
第3回消費理論(2)消費に関する諸学説: 短期と長期の消費関数の関係について考える
第4回投資理論(1)加速度原理とマクロモデル: 景気変動における重要な要素である投資について考える
第5回投資理論(2)投資に関する諸学説: ストック調整モデルやト―ビンのqについて考える
第6回経済成長の理論(1)理論の概説: 経済の長期的現象である「経済成長」の理論的基礎を提供する
第7回経済成長の理論(2)新古典派経済成長理論: 均斉成長への動学的過程について考える
第8回経済成長の理論(3)
ハロッドの経済成長理論: 経済における不均衡の累積的過程について考える
第9回経済成長の理論(4)内生的経済成長理論: 人的資本の蓄積や外部性の重要性について考える
第10回マクロ経済政策の有効性(1)財政政策に関する有効性: 財政政策をめぐる論争について取り上げる
第11回マクロ経済政策の有効性(2)金融政策に関する有効性: 金融政策をめぐる論争について取り上げる
第12回世代重複モデル(1)
消費者と企業の最適化行動: 若年世代と老年世代の共存するマクロ経済の基礎について考える
第13回世代重複モデル(2)市場均衡と経済成長: 長期的視野でマクロ経済の動向を考える
第14回理解度の確認要点のまとめ
第15回まとめまとめ
授業形式 講義形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 30% 0% 0% 0% 100%
テキスト 特に指定しないが,参考文献に挙げたもののうちどれか1冊は入手することが望ましい。
参考文献 吉川洋『現代経済学入門 マクロ経済学』岩波書店
中谷巌『入門マクロ経済学』日本評論社
オフィスアワー(授業相談) 月曜日4時限 十分な対応のため準備が必要ですので,事前の連絡(電子メールなど)を推奨します。