講義名 公共経営論 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 2

担当教員
氏名
宇都 正哲

学習目標(到達目標) 公務員、シンクタンクをめざす方、日本を代表する企業への就職を考える方、向けに、日本の政策立案の考え方や実務的な中身について実例をもとに分かり易く伝える。また、政策と同様に企業経営の実態と経営に必要な基礎的なスキル(財務)を習得することで簿記等の知識を習得する。
授業概要(教育目的) 第一線で活躍する経営コンサルタントの実践にもとづく経験と知見から、今、政策や経営に求められている課題とは何か、マネジメントの重要などについて講義を行う。内容としては、前半で政策や経営に関する基礎的スキルを習得するとともに、戦略的思考や論理的思考の必要性を身につける。後半では実際の社会におけるホットイシューテーマをもとに、経営マネジメントの実践的学習を行う。また、プレゼンテーション技術についてもワークショップなどを通じて身につける。ワークショップやプレゼンテーションは企業インターンの予備的な経験ともなる。
授業計画表
 
項目内容
第1回公共経営論ガイダンス全15回で得られることと概要のガイダンス。
授業の進め方。テキスト持参のこと。
第2回戦略的思考論理的思考とは何かを解説
論理的思考のフレーム(3C、4P、ロジカルツリー等の使い方)
第3回戦略的思考論理的思考の演習
第4回公共経営の基礎スキル財務の基礎と演習
財務諸表の見方(BS、PL、CF)
重要な経営指標(経営と投資の目線)
第5回企業経営の基礎スキル企業経営の原則
投資の意思決定の考え方や事業投資の判断基準
第6回日本におけるインフラ整備の諸問題①人口減少下のインフラ整備
日本のインフラ老朽化とその課題
第7回日本におけるインフラ整備の諸問題②PPP、公民連携の理論と実際
第8回インフラの海外展開①日本企業のインフラ輸出の政策と実態
民間企業が直面する経営課題
第9回インフラの海外展開②日本企業の海外進出のケーススタディ
第10回政策・企業経営に関するワークショップガイダンス課題説明(3~5人で1グループとなりワークショップ形式))
-基礎情報をどのように集めるか、その情報源とは
-資料作成のやり方
第11回政策・企業経営に関するワークショップ演習基礎情報の収集(要インターネット接続環境)
情報分析の方法、3Cの実践
第12回政策・企業経営に関するワークショップ演習政策、企業情報をもとにした仮説構築
第13回政策・企業経営に関するワークショップ演習仮説検証(情報の見方と戦略的思考の実践)
第14回プレゼンテーション各チームによる成果プレゼンテーション(15-20分程度)
第15回まとめこれまでの講義のまとめ
授業形式 講義スタイル+ワークショップ
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 0% 50% 50% 100%
テキスト 「人口減少下のインフラ整備」宇都正哲編著 東京大学出版会 2013年1月
オフィスアワー(授業相談) メールにて受け付けます。初回講義時にお知らせします。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 公務員試験や簿記試験に役立つ情報や企業経営の実態を分かり易くケースを用いて解説します。また、企業インターンの模擬練習もワークショップを通じて実施しますので実践的なスタイルを志向する学生の受講をお待ちしています。