講義名 経営組織論 ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 水2
単位数 4

担当教員
氏名
西脇 暢子

学習目標(到達目標) 講義でとりあげる各種組織理論を学習、理解することで、新聞、雑誌、テレビなどでとりあげられる企業に関するニュースやビジネスの事例について自分なりに説明できるようになることを最終目標とする。そのためにも、日常的に新聞やビジネス雑誌などを読む習慣をつけることが求められる。
授業概要(教育目的) 授業では企業組織を主な対象に、動機づけ、リーダーシップ、集団行動など、組織に所属する人に関する諸理論(ミクロ組織論)と、組織全体の成長、行動、発展に関する諸理論(マクロ組織論)を解説する。授業では基本的な理論の解説の他、単元が終わるたびに、それぞれの組織理論を実際の企業や組織の現場でどのように応用すべきかを考えてもらう「クイズ」と呼ばれる形式の小規模の確認テストのようなものを実施する。クイズは応用形式で解答も複数可能なものにしてある。よって、正しい答えを出しているかではなく、どのようにして解答を導き出しているかを重視する。クイズは授業内に解答および考え方を解説する。
授業計画表
 
項目内容
第1回組織とは何か:組織均衡論とその含意①
組織均衡論を中心に、経営学における組織の基本的な考え方、組織の社会的重要性、組織の基本的な活動プロセスについて学習する。
第2回組織とは何か:組織均衡論とその含意②
組織均衡論を中心に、経営学における組織の基本的な考え方、組織の社会的重要性、組織の基本的な活動プロセスについて学習する。
第3回組織とは何か:組織均衡論とその含意③

組織均衡論を中心に、経営学における組織の基本的な考え方、組織の社会的重要性、組織の基本的な活動プロセスについて学習する。
第4回組織とは何か:組織均衡論とその含意④ 組織均衡論を中心に、経営学における組織の基本的な考え方、組織の社会的重要性、組織の基本的な活動プロセスについて学習する。
第5回古典的管理理論①組織管理の基本的な考え方、および理論を学習する。テーラーの科学的管理法、ホーソン工場実験を解説し、組織でなぜ従業員の管理が必要なのかを学習する。
第6回古典的管理理論②組織管理の基本的な考え方、および理論を学習する。テーラーの科学的管理法、ホーソン工場実験を解説し、組織でなぜ従業員の管理が必要なのかを学習する。
第7回動機づけ理論①欲求論と呼ばれる古典的動機づけ理論を学習する。欲求階層論と二要因理論について、その内容、理論登場の背景、現実社会での応用可能性と限界を解説する。
第8回動機づけ理論②第7回同様、欲求論と呼ばれる古典的動機づけ理論を学習する。欲求階層論と二要因理論について、その内容、理論登場の背景、現実社会での応用可能性と限界を解説する。
第9回動機づけ理論③過程論と呼ばれる比較的近代的な動機づけ理論を学習する。授業では期待理論をとりあげ、その内容、理論登場の背景、現実社会での応用可能性と限界を解説する。
第10回リーダーシップ理論①代表的なリーダーシップの基礎理論について、理論登場の背景、各理論の内容、特徴、限界、現代社会での応用可能性を学習する。授業では、資質モデル、行動モデル(オハイオ研究、ミシガン研究)、状況適合モデル(フィードラーモデル、パスゴールモデル)を解説する。
第11回リーダーシップ理論②代表的なリーダーシップの基礎理論について、理論登場の背景、各理論の内容、特徴、限界、現代社会での応用可能性を学習する。授業では、資質モデル、行動モデル(オハイオ研究、ミシガン研究)、状況適合モデル(フィードラーモデル、パスゴールモデル)を解説する。
第12回リーダーシップ理論③代表的なリーダーシップの基礎理論について、理論登場の背景、各理論の内容、特徴、限界、現代社会での応用可能性を学習する。授業では、資質モデル、行動モデル(オハイオ研究、ミシガン研究)、状況適合モデル(フィードラーモデル、パスゴールモデル)を解説する。
第13回集団行動①組織内に形成される集団とその行動メカニズム、それらが組織と個人に及ぼす影響について学習する。授業では、集団を構成する諸要素、諸要素と集団行動との関係、集団行動が組織のパフォーマンスや個人の行動や態度に与える影響について、複数の社会心理学の理論をもちいて解説する。
第14回集団行動②組織内に形成される集団とその行動メカニズム、それらが組織と個人に及ぼす影響について学習する。授業では、集団を構成する諸要素、諸要素と集団行動との関係、集団行動が組織のパフォーマンスや個人の行動や態度に与える影響について、複数の社会心理学の理論をもちいて解説する。
第15回中間まとめまとめ
第16回集団行動③組織内に形成される集団とその行動メカニズム、それらが組織と個人に及ぼす影響について学習する。授業では、集団を構成する諸要素、諸要素と集団行動との関係、集団行動が組織のパフォーマンスや個人の行動や態度に与える影響について、複数の社会心理学の理論をもちいて解説する。
第17回集団行動④組織内に形成される集団とその行動メカニズム、それらが組織と個人に及ぼす影響について学習する。授業では、集団を構成する諸要素、諸要素と集団行動との関係、集団行動が組織のパフォーマンスや個人の行動や態度に与える影響について、複数の社会心理学の理論をもちいて解説する。
第18回組織構造①組織の基本構造である機能別組織、事業部制、マトリックス組織について、それぞれの特徴、適用される組織のタイプ、限界、などを学習する。
第19回組織構造②組織の基本構造である機能別組織、事業部制、マトリックス組織について、それぞれの特徴、適用される組織のタイプ、限界、などを学習する。
第20回組織構造③組織の基本構造である機能別組織、事業部制、マトリックス組織について、それぞれの特徴、適用される組織のタイプ、限界、などを学習する。
第21回組織の成長と発展のプロセス①企業は創業後どのように発展し、どのようにその構造を変化させていくのかについて、代表的な組織成長モデルであるチャンドラーモデルと、ガルブレイス・ネサンソンのモデルを用いて説明する。
第22回組織の成長と発展のプロセス②企業は創業後どのように発展し、どのようにその構造を変化させていくのかについて、代表的な組織成長モデルであるチャンドラーモデルと、ガルブレイス・ネサンソンのモデルを用いて説明する。
第23回組織の成長と発展のプロセス③企業は創業後どのように発展し、どのようにその構造を変化させていくのかについて、代表的な組織成長モデルであるチャンドラーモデルと、ガルブレイス・ネサンソンのモデルを用いて説明する。
第24回プロダクトライフサイクルを用いた市場分析と事業展開の方法①複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。はじめに、プロダクトライフサイクルと呼ばれる市場分析手法を用いて、企業はどの市場にどのタイミングで参入すべきか、いったん参入した市場でどのようにしてライバルと戦うべきか、どのタイミングで撤退を考えるべきか、などを考える。
第25回プロダクトライフサイクルを用いた市場分析と事業展開の方法②複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。引き続き、プロダクトライフサイクルと呼ばれる市場分析手法を用いて、企業はどの市場にどのタイミングで参入すべきか、いったん参入した市場でどのようにしてライバルと戦うべきか、どのタイミングで撤退を考えるべきか、などを考える。
第26回プロダクトライフサイクルを用いた市場分析と事業展開の方法③複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。引き続き、プロダクトライフサイクルと呼ばれる市場分析手法を用いて、企業はどの市場にどのタイミングで参入すべきか、いったん参入した市場でどのようにしてライバルと戦うべきか、どのタイミングで撤退を考えるべきか、などを考える。
第27回多角化した組織のマネジメント:プロダクトライフサイクルとプロダクトポートフォリオマネジメントを用いた事業展開の方法①複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。プロダクトライフサイクルに加えてプロダクトポートフォリオマネジメントという分析手法を学習する。これらを用いて企業における事業戦略の基礎を学ぶとともに、大規模企業の管理運営に必須の事業再構築方法を自分なりに考えられるようになることをめざす。
第28回多角化した組織のマネジメント:プロダクトライフサイクルとプロダクトポートフォリオマネジメントを用いた事業展開の方法②複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。プロダクトライフサイクルに加えてプロダクトポートフォリオマネジメントという分析手法を学習する。これらを用いて企業における事業戦略の基礎を学ぶとともに、大規模企業の管理運営に必須の事業再構築方法を自分なりに考えられるようになることをめざす。
第29回多角化した組織のマネジメント:プロダクトライフサイクルとプロダクトポートフォリオマネジメントを用いた事業展開の方法③複数の事業をもつ大規模化した組織の運営管理ついて学習する。プロダクトライフサイクルに加えてプロダクトポートフォリオマネジメントという分析手法を学習する。これらを用いて企業における事業戦略の基礎を学ぶとともに、大規模企業の管理運営に必須の事業再構築方法を自分なりに考えられるようになることをめざす。
第30回まとめ16回以降の要点まとめ
授業形式 パワーポイントと黒板への板書を用いた講義形式。必要におうじて映像資料なども用いる。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
85% 0% 0% 0% 15% 100%
評価の特記事項 前期と後期終了後に、それぞれ試験を実施する予定である。授業内での発言およびクイズでの独創的な解答など、内容に応じて適宜加点を加えることがある。
テキスト 指定なし
参考文献 桑田耕太郎・田尾雅夫 『組織論』 有斐閣  補訂版 (2010/3/23)
リチャード・L. ダフト、 高木 晴夫訳 『組織の経営学』 ダイヤモンド社 (2002/11/28)
ロビンス 高木晴夫訳 『組織行動のマネジメント』 ダイヤモンド社; 新版 (2009/12/11)
オフィスアワー(授業相談) 月曜5限。希望者は事前にメールすること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 授業は担当教員と学生のコミュニケーションです。授業では時々発言を求めるので、積極的に手を挙げて授業に「参加」してください。間違いは自分だけでなく他の学生の学習機会にもなるので、間違いを恐れる必要はありません。授業だけで企業組織のすべてを知ることは不可能なので、普段から新聞やビジネス雑誌などで企業に関するニュースにアンテナを張ってください。