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学習目標(到達目標) |
会計学は,社会のさまざまな場面で利用される会計の役割を理解することを目的とする。簿記Ⅰとともに,財務会計論や管理会計論などの会計学関連科目のもっとも基礎的な科目である。前期は会計情報を作成する側から,財務諸表が公表されるまでの計算の仕組みや手続きを学習し,後期は会計情報を利用する側から,実際の企業の財務諸表を分析し,そこから何がわかるのか,あるいは財務諸表だけからはわからないことは何かを理解できるようにする。 |
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授業概要(教育目的) |
企業,政府・自治体,非営利組織などの様々な組織が,われわれに多くの情報を発信してくれるが,なかにはそのまま信用できないものもある。それに比べて,そうした組織の公表する会計情報は,数字や金額という客観的なものさしであり,一定のルールに則って作成されるため,その信頼性が高く,情報内容も豊富である。しかし,それだけにしきいが高いのも事実である。この講義のねらいは,会計という壁を乗り越えて,社会や組織のことをもっとよくわかるようにすることである。
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| 授業計画表 |
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| 回 | 項目 | 内容 |
| 第1回 | ガイダンス,決算書とは(1) | 決算書の入手方法 | | 第2回 | 決算書とは(2) | 決算書の種類,決算書の利用 | | 第3回 | 簿記の手ほどき(1) | 簿記の基本概念 | | 第4回 | 簿記の手ほどき(2) | 勘定と仕訳 | | 第5回 | 簿記から決算へ(1) | 決算手続き | | 第6回 | 簿記から決算へ(2) | 試算表と精算表 | | 第7回 | 簿記から決算へ(3) | 貸借対照表,損益計算書 | | 第8回 | 簿記から決算へ(4) | 簿記のまとめ | | 第9回 | 決算書のルール(1) | 発生主義会計 | | 第10回 | 決算書のルール(2) | 資産評価,費用配分 | | 第11回 | 決算書のルール(3) | 資本と利益,利益処分 | | 第12回 | 決算書のルール(4) | 会計制度,会計基準 | | 第13回 | 決算書の信頼性を確かめる | 会計監査,監査報告書 | | 第14回 | 理解度の確認 | これまでの要点のまとめ | | 第15回 | 中間のまとめ | | | 第16回 | 前期の復習 | 財務諸表の仕組み | | 第17回 | 製造会社の決算書(1) | 工業簿記と原価計算,原価計算の手続き | | 第18回 | 製造会社の決算書(2) | 原価の意義,費目別計算 | | 第19回 | 製造会社の決算書(3) | 製品別計算 | | 第20回 | 決算書の内部利用(1) | 財務会計と管理会計,変動費と固定費 | | 第21回 | 決算書の内部利用(2) | 損益分岐点,安全率 | | 第22回 | 決算書の内部利用(3) | 意思決定のための会計 | | 第23回 | 決算書の内部利用(4) | 設備投資の経済計算 | | 第24回 | 決算書の内部利用(5) | 決算書の内部利用のまとめ | | 第25回 | 企業分析(1) | 企業情報の入手,企業概要の把握 | | 第26回 | 企業分析(2) | 財務情報の整理と理解 | | 第27回 | 企業分析(3) | 収益性・安全性分析(時系列比較) | | 第28回 | 企業分析(4) | 企業間比較 | | 第29回 | 理解度の確認 | 16回以降の要点のまとめ | | 第30回 | まとめ | |
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| 授業形式 |
講義と並行して計算演習を行う.電卓を持参すること. |
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| 評価方法 |
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定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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| 0% |
25% |
75% |
0% |
0% |
100% |
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| テキスト |
山浦久司・廣本敏郎編著『ガイダンス企業会計入門(第4版)』白桃書房,2,100円. |
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| オフィスアワー(授業相談) |
火曜日16:20~17:50
面会を必要とする場合は,必ず事前に連絡し,相談内容を伝えておくこと. |
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| 事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
簿記Ⅰは関連科目であるため,あわせて履修することをすすめる。 |