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学習目標(到達目標) |
・ロジスティクスの内容と社会において果たしている役割について自分なりに説明できるようになること。
・ロジスティクスに関する商取引などにおいて生じがちな問題について理解すること。
・ロジスティクスに関連するビジネスモデルをデザインし,その魅力について説明できるようなること。 |
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授業概要(教育目的) |
本講義で議論する「ロジスティクス」とは,簡単に言えば,モノの輸送や保管といった物流活動を高度化させたものです。この「ロジスティクス」は,普段の生活では意識することはほとんどないものの,実は,私たちの生活,企業の活動,社会全体を支える重要なサービスのひとつです。
本講義では,このロジスティクスについて,その概念と基本,実際について体系的に理解するとともに,それにまつわる具体的な問題について考える力を身につけることを目的として,議論していくこととします。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | イントロダクション | 講義の概要および狙い,評価の基準 | 第2回 | ロジスティクスと生活 | コンビニエンスストア,宅配便,自動販売機の仕組みとロジスティクス | 第3回 | ロジスティクスの内容(1) | ロジスティクス,サプライチェーンマネジメント(SCM)の定義 | 第4回 | ロジスティクスの内容(2) | ビジネス・ロジスティクスの役割 | 第5回 | ロジスティクスと流通(1) | 商流と物流 | 第6回 | ロジスティクスと流通(2) | 商流チャネル・物流チャネルとロジスティクス | 第7回 | ロジスティクスの物流機能(1) | 輸送,保管,流通加工 | 第8回 | ロジスティクスの物流機能(2) | 包装,荷役,情報 | 第9回 | ロジスティクスと物流事業(1) | 貨物自動車運送事業,宅配便事業,鉄道運送事業 | 第10回 | ロジスティクスと物流事業(2) | 海上運送事業,航空運送事業,利用運送事業,倉庫業 | 第11回 | ロジスティクスとマーケティング(1) | 企業活動とマーケティング | 第12回 | ロジスティクスとマーケティング(2) | ロジスティクスと顧客サービス | 第13回 | ロジスティクスと経営(1) | 物流コストの種類と分析 | 第14回 | ロジスティクスと経営(2) | ロジスティクスと環境問題
| 第15回 | 中間のまとめ | まとめ | 第16回 | SCMゲーミング(1) | ゲーミングの概要説明,グループ分け,プランニング | 第17回 | SCMゲーミング(2) | ゲーミングのトライアル(1) | 第18回 | SCMゲーミング(3) | ゲーミングのトライアル(2) | 第19回 | SCMゲーミング(4) | ゲーミングの実施とディスカッション | 第20回 | ロジスティクスの管理(1) | ロジスティクスの管理の概要,ノードに関わるロジスティクス・システム | 第21回 | ロジスティクスの管理(2) | リンクに関わるロジスティクス・システム | 第22回 | ロジスティクスの技術・施設・制度(1) | ロジスティクスを支える技術インフラ,施設インフラ | 第23回 | ロジスティクスの技術・施設・制度(2) | ロジスティクスを支える制度インフラ | 第24回 | ロジスティクスの国際化と物流政策(1) | 国際化と日本の物流政策 | 第25回 | ロジスティクスの国際化と物流政策(2) | 東アジアの総合物流政策,ASEANと欧米の物流政策 | 第26回 | ビジネスモデルデザイン(1) | プランニング | 第27回 | ビジネスモデルデザイン(2) | プレゼンテーション | 第28回 | ビジネスモデルデザイン(3) | ディスカッション | 第29回 | 理解度の確認 | 要点のまとめ | 第30回 | まとめ | まとめ |
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授業形式 |
本講義では,ロジスティクスに対して理論と実践の両面からアプローチしていきます。
理論の回では,毎回理解度把握のための小テストを行います。
実践の回では,グループでゲーミングおよびビジネスモデルデザインに取り組みます。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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0% |
40% |
50% |
0% |
10% |
100% |
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評価の特記事項 |
初回講義時に説明します。 |
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テキスト |
苦瀬博仁編著『ロジスティクス概論』白桃書房,2,600円. |
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参考文献 |
必要に応じて配付します。 |
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オフィスアワー(授業相談) |
初回講義時に説明するメールアドレスに連絡してください。次回講義時に対応します。 |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
本講義では,毎週の講義の冒頭で前回講義に関する小テストを実施するとともに,講義の最後に当日の講義内容に関する小レポートを実施します。
また,ゲーミングおよびビジネスモデルデザインは,複数回にわたってグループ単位で実施します。
そのため,積極的に講義に参加できる学生の履修を期待します。
初回講義時に,具体的な説明を行います。 |