講義名 証券市場論 ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 火2
単位数 4

担当教員
氏名
三井 秀俊

学習目標(到達目標) 本講義の目的は,(1)証券市場における価格決定, (2)証券市場における投資家や企業の意思決定と投資行動,(3)先物・オプションを初めとする金融デリバティブズの評価と応用,について理解することである。
授業概要(教育目的) 日本の証券市場に関して,幅広い範囲を対象として学習していきます。
授業計画表
 
項目内容
第1回証券市場の羅針盤証券市場論では何を学ぶのかを説明する。
第2回過去20 年間の証券市場の歩み(1)1980年代の日本の証券市場に関して解説を行なう。
第3回過去20 年間の証券市場の歩み(2)1990年代の日本の証券市場に関して解説を行なう。
第4回過去20 年間の証券市場の歩み(3)日本の証券市場の現況に関して解説を行なう。
第5回証券経済と実体経済(1) 証券市場と付加価値生産, 証券市場と資金配分機能に関して解説を行なう。
第6回証券経済と実体経済(2) 証券経済の実態経済に対する影響, ストック化する日本経済と資産効果に関して解説を行なう。
第7回DVD視聴(1)証券市場の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。
第8回証券の種類と特徴 (1) 債券の基本的な事項に関して解説を行なう。
第9回証券の種類と特徴 (2) 株式の基本的な事項に関して解説を行なう。
第10回証券の種類と特徴 (3) 投資信託, 証券化商品に関して解説を行なう。
第11回証券市場の構造と機能 (1) 証券取引の形態, 証券市場の機能, 証券会社の役割に関して解説を行なう。
第12回証券市場の構造と機能 (2) 債券の発行と流通, 株式の発行と流通に関して解説を行なう。
第13回問題演習問題演習を行なう。
第14回第1回小テスト前期の講義内容に関して, 学年末試験を行なう。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。
第15回前期のまとめ
第16回拡大するデリバティブズ取引(1) デリバティブの基本的な事項に関して解説を行なう。
第17回拡大するデリバティブズ取引(2) 先物取引の基本的な事項に関して解説を行なう。
第18回拡大するデリバティブズ取引(3)オプション取引の基本的な事項に関して解説を行なう。
第19回拡大するデリバティブズ取引(4) デリバティブを使った基本的な投資戦略に関して解説を行なう。
第20回DVD視聴(2)証券市場の理解を深めるために, 関連DVDを視聴します。
第21回証券投資のリスク(1)債券と株式のリスク・リターンに関して解説を行なう。
第22回証券投資のリスク(2)リスクとリターンの関係に関して解説を行なう。
第23回証券投資のリスク(3)市場リスクと分散投資に関して解説を行なう。
第24回証券投資のリスク(4)リスク・プレミアムの推定に関して解説を行なう。
第25回問題演習問題演習を行なう。
第26回証券経済のインフラストラクチャー(1) 証券取引所, 市場インデックス, 証券規制, 監督機関に関して解説を行なう。
第27回証券経済のインフラストラクチャー(2)投資情報, 証券税制, 格付けに関して解説を行なう。
第28回第2回小テスト前期の講義内容に関して, 学年末試験を行なう。教科書・ノート・計算機の持ち込みは可とする。
第29回後期のまとめ
第30回学年末試験(B試験)前期・後期の講義内容に関して, 学年末試験を行なう。教科書・ノートの持ち込みは不可とする。計算機の持ち込みは可とする。
授業形式 基本的にテキストに従って講義を進めます。必要に応じて随時講義内容の補足となるプリントを配付します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
30% 20% 20% 30% 0% 100%
評価の特記事項 小テストは必ず受け,課題レポートは必ず提出すること。
テキスト 安達智彦『証券経済論』岩波書店.絶版ですので、コピーして配付致します。
参考文献 丸淳子著『証券市場』新世社.
日本証券経済研究所『詳説現代日本の証券市場』日本証券経済研究所.
東京証券取引所[編]『入門 日本の証券市場』,東洋経済新報社.
野村證券投資情報部[編]『証券投資の基礎』丸善.
ジョン・アレン・パウロス『天才数学者,株にハマる』ダイヤモンド社.
オフィスアワー(授業相談) 火曜日17:00-19:00,事前にアポイントをとること。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 予習・復習を必ずすること。授業中のノートの取り方など工夫してください。授業中に配布する資料などは、きちんと整理してください。