講義名 電子商取引論 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 土3
単位数 2

担当教員
氏名
吉田 絵里香

学習目標(到達目標) 電子商取引は情報ネットワークの高度化とともに急速に広がっています。BtoCと呼ばれる消費者向けのみならず,BtoBと呼ばれる企業間の取引でも重要なものになってきています。本講義は,情報化社会において必要な電子商取引(ダイレクトマーケティングやインターネット通販などを含む)についての基本的な知識を身につけてもらうことを目標としています。
授業概要(教育目的) 電子商取引を取り巻く環境は急速に進展しており,電子商取引に関する基本的な知識は今後、ビジネスを行ううえでも日常生活を送る上でも重要になっていきます。それは,マーケティング・流通・広告・決済・法律・情報技術など幅広い分野にまたがっています。必要な部分に限ってですが,関連するこれらの分野について学んでもらいます。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス電子商取引論で何を扱うか,履修に当たっての注意点他についてのガイダンスを行う。
第2回電子商取引とは電子商取引の概要と市場規模等についての解説を行う。
第3回企業間電子商取引(1)BtoB電子商取引とは何か,企業の通信利用動向等についての解説を行う。
第4回企業間電子商取引(2)BtoB電子商取引,EDIの仕組み等についての解説を行う。
第5回企業対消費者の電子商取引(1)BtoC電子商取引とは何か,消費者によるIT利活用の状況等についての解説を行う。
第6回流通のしくみとマーケティング(1)商流,物流,情報流と電子商取引についての基礎的な学習を行う。
第7回流通のしくみとマーケティング(2)流通の社会的意義,マーケティングとは何か等についての基礎的な学習を行う。
第8回流通のしくみとマーケティング(3)インターネット時代の新しいマーケティングについて考える。
第9回企業対消費者の電子商取引(2)インターネット時代の企業と消費者の新しい関係について考える。
第10回企業対消費者の電子商取引(3)インターネット通販に固有の商品特性と消費者行動について考える。
第11回電子商取引における法律(1)経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」における事例をもとに,主に電子商取引における消費者保護のための法律について学ぶ。
第12回電子商取引における法律(2)経済産業省「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」における事例をもとに,主に電子商取引における消費者保護のための法律について学ぶ。
第13回電子商取引に関するインターネット関連技術(1)電子商取引におけるセキュリティ技術等についての解説を行う。
第14回電子商取引に関するインターネット関連技術(2)電子商取引におけるセキュリティ技術等についての解説を行う。
第15回まとめ本講義のまとめを行う。
授業形式 講義は大まかに,電子商取引の現状把握の部分と,理論的に学ぶ部分に分けて行います。統計資料等を参照しながら進めますので,テキストは特に指定しません。必要に応じてこちらで配布することもありますし,皆さんに用意してもらうこともあります。日々新たな動きがある分野ですので,事例について議論してもらうことも考えています。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 10% 30% 60% 0% 100%
テキスト テキストは特に指定しない。ただし,指定する統計資料などは必要に応じて配布する事もありますし,皆さんに用意してもらうこともあります。
参考文献 丸山正博著『電子商取引入門』八千代出版,2,300円.
店舗システム協会編『図解通販業界ハンドブック』東洋経済新報社,1,600円.
鈴木安昭『新流通と商業』有斐閣,1,900円.
大平浩ニ編『ステークホルダーの経営学・開かれた社会の到来』中央経済社,3,200円
事前学習の内容など,学生へのメッセージ インターネットビジネスや情報化社会に興味のある方の受講を希望します。前述のように幅広い分野を学ぶことになるので,講義にはきちんと出席してください。効率的に知識を習得するためには出席が必要です。やむを得ず欠席した場合には,次回までに必ず他の受講生と情報交換をして自習してください。また,予告なく小テストを課すことがありますので注意してください。