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学習目標(到達目標) |
1) ストレス要因として作用する,主な物理的・心理的な労働環境を説明できる。
2) 主要なストレス理論を理解し,これらを背景にストレス要因とストレス反応の関連性を説明できる。
3) 労働ストレスと労働者の組織行動との関連性を説明できる。
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授業概要(教育目的) |
本講義では、日本の労働安全衛生に関する諸問題を概説しながら,労働ストレス研究が進んでいる北欧及び米国の研究を積極的に紹介していきます。またグループディスカッションやドリル課題を通して学習テーマへの理解を深めていきます。 |
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授業計画表 |
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回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス | クラスの概要とシラバスの説明。 自己紹介。 | 第2回 | 労働のストレスおよび労働ストレス研究とは何か? | “ストレス”の概念,および労働ストレス研究法の基礎を概説。 | 第3回 | 作業事故I | 近年の死傷・死亡事故の状況と,それらが及ぼす経済的なインパクトを概説。 実証研究から見た,死傷・作業自己リスク要因の概説。 | 第4回 | 作業事故II | 死傷事故・死亡事故のリスク要因の概説 (つづき)。 | 第5回 | 物理的な労働環境とストレイン | ストレス要因として作用する物理的な労働環境と,これらが労働者の生理的・行動的なストレス反応へ及ぼす影響。 | 第6回 | 労働とメンタルヘルスI | メンタルヘルス管理に関する国の指針と実践状況。 コーピングと労働者自身のストレス管理。 | 第7回 | 労働とメンタルヘルスII | ストレス管理資源の限界と,有効条件。 | 第8回 | 労働とメンタルヘルスIII
小テスト | ストレス反応を説明する個人差。
理解度の確認 (テスト範囲は,授業2回目~7回目の内容) | 第9回 | ストレス管理I | 労働者個人,組織および心理社会的なストレス管理資源の概説 | 第10回 | ストレス管理II | メンタルヘルスに関する国の指針およびその実践。 ストレス管理資源。 | 第11回 | 組織ストレッサ―と非生産的組織行動I | ストレス要因と,労働者の組織行動 (生産的 & 非生産的)との関連性。 | 第12回 | 組織ストレッサ―と非生産的組織行動II | ストレス要因と,労働者の組織行動 (生産的 & 非生産的)との関連性 (つづき)。 | 第13回 | 今日的なストレス課題 | ワーク・ファミリーバランス & 労働と育児。 | 第14回 | 前期試験 | 理解度の確認 | 第15回 | まとめ | これまでの要点のまとめ |
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授業形式 |
主に講義方式だが,講師による一方的な授業を避けるため,可能な限り学生参加型の授業にします。 |
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評価方法 |
定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
(出席)
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その他
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合計
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40% |
20% |
40% |
0% |
0% |
100% |
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テキスト |
該当なし |
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参考文献 |
産業・組織心理学会 (編)『産業・組織心理学ハンドブック』 丸善,13650円.
島津明人 『職場不適応と心理的ストレス』風間書店,5040円. |
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オフィスアワー(授業相談) |
水曜日13:00~13:50
またはメールにてアポイントメント(sakurai.kenji@nihon-u.ac.jp) |
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事前学習の内容など,学生へのメッセージ |
読書課題は授業内で配布,あるいはエコリンクにアップロードします。 与えられた読書課題は,必ず読んでから授業に参加してください。 |