講義名 産業経営特殊講義Ⅰ(国際経営入門) ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月5
単位数 2

担当教員
氏名
オルシニ フィリップ

学習目標(到達目標) 本講義は国際経営の主な課題を紹介することを目標とする。
授業概要(教育目的) ・ 多国籍企業の戦略を中心に討論する
・ オペレーション(生産、マーケティング、R&D、ファイナンス等)を実例として使用する
・ 簡単なわかりやすい理論枠組みを使用する
・ できるだけ多くの具体的な事例を使用する
・ できるだけ覚えやすい、印象的な事例を使用する
・ 学生の活発的な参加を期待する
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス総論:フラット化した世界か、セミ・グローバリゼーションか
第2回収益性と戦略消費者価値、戦略のポジショニング、効率フロンティア、限界効率逓減、アラインメント、価値連鎖、コアコンピタンス
第3回グローバル規模の優位点現地国と事業付加価値のフィット、学習効果、規模の経済、海外子会社のスキルレバレッジ
第4回グローバル活動のプレッシャーコストプレッシャーと現地化プレッシャー、グローバル統合とローカル適応(IRグリッド)
第5回多国籍企業の基本戦略インターナショナル戦略、グローバル戦略、マルチナショナル戦略、トランスナショナル戦略
第6回異文化対応文化、制度、地理、経済的な隔たりを整理するための枠組み(CAGE)
第7回市場参入国際発展:何処、何時、どんな規模で
第8回海外進出の形態エントリー・モード(輸出、ライセンシング、フランチャイジング、ジョイントベンチャー、グリーンフィールド、M&A等)の利益と不利益
第9回国際提携提携と買収・ジョイントベンチャー、提携先の選び方、提携の構造と経営(信頼関係)
第10回適応戦略適応のためのツール:多様化、絞込み、外部化、設計、イノベーション
第11回地域化と集約戦略地域戦略の基本形:地域・本国、地域ポートフォリオ、地域ハブ、地域での規格化、地域への委任、地域ネットワーク
第12回事例研究特定の多国籍企業又は業種の事例
第13回組織海外事業部、事業部制、海外子会社のボイス、マトリクス組織
第14回人的資源現地従業員と海外駐在員(本国従業員と第三国籍従業員)、駐在員派遣の失敗、帰国
第15回試験
授業形式 パワーポイント使用して、通常の講義形式で行うが
質問の時間を取って、ディスカッションを行う:
学生からの活発な参加(発言、短い報告等)が必修。
国際経営に関する新聞記事等(英語を含む)も使用する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
30% 0% 0% 30% 40% 100%
評価の特記事項 試験結果、出席状況、ディスカッションへの参加度、報告内容などを総合的に評価
テキスト なし
参考文献 パンカジ・ゲマワット 2009 コークの味は国ごとに違うべきか,文藝春秋
Ghemawat 2007 Redefining Global Strategy, Harvard Business School Press
Hill, Wee, & Udayasankar 2012 International Business: An Asian Perspective, McGraw-Hill
オフィスアワー(授業相談) 講義終了時に
又は事前にアポイントメント(メールで)
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 英語が読めること