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学習目標(到達目標) |
この授業では、企業の存在意義とその行動原理についてミクロ経済学的な観点から理解を深めることで、消費者・労働者さらには経営者・投資家の視点から、多面的に企業の行動を分析できる力を身につけることを目指す。 |
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授業概要(教育目的) |
ミクロ経済学をベースにして、市場経済における企業の役割とその行動原理について解説する。企業データの見方から、企業のライフサイクル、戦略、内部組織、コーポレート・ガバナンス等のトピックを解説する。また、理論のみでなく、データを用いた実証分析の方法や事例についても紹介する。 |
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| 授業計画表 |
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| 回 | 項目 | 内容 |
| 第1回 | 企業経済学とは何か | 企業経済学の目的と方法について解説し、企業経済学を学習するために必要なミクロ経済学の理論的基礎を復習し、本質的な企業の定義について確認する。 | | 第2回 | 企業の組織形態 | 現実の社会における企業の実態について、株式会社をはじめとする具体的な企業の組織形態について議論する。 | | 第3回 | データにみる企業（１）
| 現実の企業情報の概要をみながら、企業がどのような要素から成り立っているかを議論する。 | | 第4回 | データにみる企業（２） | 実際の企業の財務諸表の損益計算書をみながら、企業の多様な活動内容について議論する。 | | 第5回 | 企業のライフサイクル | 企業の誕生から消滅までのライフサイクルについて解説する。 | | 第6回 | 企業戦略（１） | 企業の生産量と価格の決定に関する理論ついて解説する。
| | 第7回 | 企業戦略（２） | 企業の広告とブランド戦略について解説する。
| | 第8回 | 企業戦略（３） | 企業の研究開発と特許戦略について解説する。 | | 第9回 | 内部労働システム | 企業内部での労働者の採用・賃金決定などの評価のメカニズムと企業内教育について解説する。 | | 第10回 | 企業内部の組織構造 | 企業の代表的な組織形態を紹介し、階層的な組織構造が生まれるのかを議論する。 | | 第11回 | 企業の成長と多角化 | 企業の成長過程における垂直統合、多角化、合併について解説し、企業の境界の問題について議論する。 | | 第12回 | 財務と投資の理論 | 投資決定と資金調達の理論について解説し、企業の株価の意味について議論する。 | | 第13回 | 企業の国際化 | 複数の国で活動する多国籍企業の存在理由に関する理論を解説し、貿易や海外直接投資など多国籍企業の行動について議論する。 | | 第14回 | 理解度の確認 | 要点のまとめ | | 第15回 | まとめ | これまでの学習の全体的な振り返り |
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| 授業形式 |
講義形式を基本とするが、グループワークやゲーム形式も取り入れ、できる限り学生主体の授業を行う。 |
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| 評価方法 |
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定期試験
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レポート
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小テスト
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講義態度
（出席）
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その他
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合計
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| 70% |
0% |
0% |
20% |
10% |
100% |
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| 評価の特記事項 |
定期試験の結果と出席回数に加えて、ゲーム形式の授業における得点を評価に加味する。 |
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| テキスト |
小田切宏之著『企業経済学（第2版）』東洋経済新報社，3360円． |
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| 参考文献 |
浅羽茂著『企業の経済学（日経文庫）』日本経済新聞出版社，872円． |
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| オフィスアワー(授業相談) |
講義終了後（毎週月曜日の16時10分から17時まで）。 |
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| 事前学習の内容など，学生へのメッセージ |
ミクロ経済学Iを履修していることを前提にして講義を行います。授業内容に関する質問や意見など、主体的な参加を歓迎します。 |