講義名 金融市場論Ⅰ ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火1
単位数 2

担当教員
氏名
渡邉 修士

学習目標(到達目標) 今日の経済における金融の重要性はますます大きなものとなっている。株式や債券、外為、デリバティブ等が取引されるのが金融市場であるが、金融市場の機能・仕組みとそこで取引される金融商品の価格形成について概説する。また、それに先立って金融の基礎と金融計算の考え方を学ぶ
授業概要(教育目的) 金融市場の機能や価格形成について基本的な理解の習得を目指すが、それだけでは無味乾燥である。米欧のバブルと金融危機は金融市場の暴走の結果である。「金融市場を介した資源配分は最適なのか」という問題意識を持って、今日の金融市場の問題点を解明し、市場に対する理解を深める。
授業計画表
 
項目内容
第1回イントロダクション : 金融市場と世界経済

金融市場と世界経済の密接な関連について解説する
第2回金融の基礎 (1)
教科書に沿って金融の基礎(金融の役割と金融市場の機能)について解説する
第3回金融の基礎 (2)
教科書に沿って金融の基礎(株価・利子率・為替レート等金融資産価格と経済)について解説する
第4回金融計算の基礎 (1)
Cash flow計算の基礎(現在価値・複利計算)について解説する
第5回金融計算の基礎 (2)
株価、債券価格等金融商品の計算について解説する
第6回金融計算の基礎 (3)

資本コスト、内部収益率等について解説する
第7回短期金融市場 (1)

コール市場など短期金融市場の概要、中央銀行の金融政策について解説する
第8回短期金融市場 (2)
レポ市場と今日の金融ビジネスの関係について解説する
第9回債券市場 (1)

債券市場の概要、債券の数理の基礎について解説する
第10回債券市場 (2)

債券市場の概要、債券の数理の基礎について解説する
第11回株式市場 (1)
株式市場の概要について解説する
第12回株式市場 (2)

株式市場と他市場との関連について解説する
第13回外為市場 (1)
外為市場の概要について解説する
第14回外為市場 (2)

外為市場の概要について解説する
第15回総括
授業形式 講義形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 0% 20% 0% 100%
評価の特記事項 適宜出席を確認する
テキスト 各回レジュメを配布
参考文献 グラフィック 金融論 細野・石原・渡部共著 新世社
オフィスアワー(授業相談) 木曜9:30-10:30  事前にアポイントメントを取ること
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 経済学は学習の積み重ねによって初めて理解が可能となる。授業に出席し理解に努めること