講義名 金融市場論Ⅱ ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 火1
単位数 2

担当教員
氏名
渡邉 修士

学習目標(到達目標) 金融市場論Iの学習を前提として、①バブル崩壊後の日本の金融市場の問題、②2007年以降の金融危機後の金融市場の問題を具体的に分析する。特に、金融危機の中心となった社債や証券化商品等信用市場と短期金融市場に焦点を当てて、今日の金融市場の問題を解明する。また、ヘッジファンドや投資銀行等今日の金融市場での主要プレーヤーについても解説する。
授業概要(教育目的) 金融市場の機能や価格形成について基本的な理解の習得を目指すが、それだけでは無味乾燥である。米欧のバブルと金融危機は金融市場の暴走の結果である。「金融市場を介した資源配分は最適なのか」という問題意識を持って、今日の金融市場の問題点を解明し、市場に対する理解を深める。
授業計画表
 
項目内容
第1回今日の金融市場の主要問題

今日の金融市場の主要問題について解説する
第2回ローン市場と債券市場、財政赤字問題 (1)
ローン市場と債券市場の関連とその問題について解説する
第3回ローン市場と債券市場、財政赤字問題 (2)
ローン市場と債券市場と財政赤字問題の関連について解説する
第4回金融市場相互の関係 (1)

株式市場と債券市場の関係について解説する
第5回金融市場相互の関係 (2)
金融政策、債券市場と為替市場の関係について解説する
第6回ヘッジファンドと投資銀行 (1) 
ヘッジファンドについて解説する
第7回ヘッジファンドと投資銀行 (2) 

ヘッジファンドと投機について解説する
第8回ヘッジファンドと投資銀行 (3) 
投資銀行について解説する
第9回ヘッジファンドと投資銀行 (4) 
投資銀行ビジネスと金融危機の関係について解説する
第10回金融危機と金融市場 (1)
金融危機は金融機関の短期金融市場への過度の依存の結果であった。短期金融市場の問題について解説する
第11回金融危機と金融市場 (2)
投資銀行やヘッジファンドビジネスと短期金融市場の関係について解説する
第12回金融危機と金融市場 (3)
金融危機に先立つバブル経済下での証券化ビジネスの問題点について解説する
第13回金融危機と金融市場 (4)
投資銀行のバランスシート分析
第14回金融危機と金融市場 (5)

投資銀行のバランスシート分析
第15回総括
授業形式 講義形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 0% 20% 0% 100%
評価の特記事項 適宜出席を確認する
テキスト 各回レジュメを配布
参考文献 グラフィック 金融論 細野・石原・渡部共著 新世社
オフィスアワー(授業相談) 木曜9:30-10:30  事前にアポイントメントを取ること
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 経済学は学習の積み重ねによって初めて理解が可能となる。授業に出席し理解に努めること