回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ガイダンス
ミクロ経済学とは何か① | この講義の概要と受講についての留意点、評価の方法等について説明する。
経済活動とはどのようなものか、経済学を理解する上で重要な概念を説明する。 |
第2回 | ミクロ経済学とは何か② | 3つの経済主体の役割、関係について解説する。
経済分析の手法を紹介する。
「市場(しじょう)」、「希少性」、「限界」などの経済用語を理解する。
【準備学習】テキストp.2〜p.12を読んでおくこと。 |
第3回 | 需要と供給① | 価格と需要の関係を消費者の意志決定の問題としてとらえ、需要曲線の意味するところを解説する。
【準備学習】テキストp.24〜p.30、p.99〜p.100を読んでおくこと。 |
第4回 | 需要と供給② | 価格と供給の関係を企業の供給行動との関係でとらえ、供給曲線の意味するところを解説する。
【準備学習】テキストp.31〜p.35を読んでおくこと。 |
第5回 | 需要と供給③ | 需要の価格弾力性という概念を説明する。
さらに価格弾力性の決定要因を具体的な例を挙げて説明する。
【準備学習】テキストp.36〜p.40を読んでおくこと。 |
第6回 | 需要と供給④ | 供給の価格弾力性という概念を解説する。
価格弾力性が供給曲線のグラフ上にどのように表されるのかを検討する。
【準備学習】テキストp.41〜p.43を読んでおくこと。 |
第7回 | 需要と供給⑤ | 市場価格の決定メカニズムを説明する。
さらに、需要曲線・供給曲線がシフトする要因を考察する。
【準備学習】テキストp.44〜p.49を読んでおくこと。 |
第8回 | 消費の理論① | 家計行動を合理的な経済活動の結果として説明するための理論的な枠組みを説明する。
【準備学習】テキストp.62〜p.70を読んでおくこと。 |
第9回 | 消費の理論② | 家計は効用を最大化するように消費行動をとる。その際の制約を表す予算制約線を求める。
また、テキスト第4章で扱う労働供給による予算制約にも言及する。
【準備学習】テキストp.71〜p.73、p.104〜p.107を読んでおくこと。 |
第10回 | 消費の理論③ | 無差別曲線の概要を解説する。
無差別曲線の性質を理解し、その曲線の傾きが意味するところを解説する。
【準備学習】テキストp.74〜p.79を読んでおくこと。 |
第11回 | 消費の理論④ | 主体的均衡とは何かを説明し、その求め方を解説する。
【準備学習】テキストp.80〜p.84を読んでおくこと。 |
第12回 | 消費の理論⑤ | 所得が増加したときの主体的均衡に与える影響を検討する。
所得効果と代替効果をグラフを使って解説する。
【準備学習】テキストp.86〜p.93を読んでおくこと。 |
第13回 | 企業と費用① | 企業の生産活動を考える。生産要素と生産物との技術的な関係を表した生産関数について説明する。
【準備学習】テキストp.140〜p.146を読んでおくこと。 |
第14回 | 練習問題を解く。 | 第1回〜第12回の内容についての練習問題を出題し、解説する。
【準備学習】第1回〜第12回の講義ノートを見直しておくこと。 |
第15回 | 中間まとめ | まとめ |
第16回 | 企業と費用② | 等生産量曲線の性質とその傾きが意味するところを解説する。
等費用曲線の形状からその特徴を理解する。
【準備学習】テキストp.147〜p.151を読んでおくこと。 |
第17回 | 企業と費用③ | 企業が利潤を最大化しようとする行動は、費用を最小化する行動とみなすことができる。
費用関数の概念を用いて、企業の費用最小化問題を解説する。
【準備学習】テキストp.152〜p.155を読んでおくこと。 |
第18回 | 企業と費用④ | 限界費用、平均費用の概念を説明する。
生産要素価格の変化が総費用に与える効果を考える。
【準備学習】テキストp.156〜p.161を読んでおくこと。 |
第19回 | 企業と費用⑤ | 短期と長期における総費用、平均費用、限界費用の違いを明らかにする。
【準備学習】テキストp.162〜p.166を読んでおくこと。 |
第20回 | 生産の決定① | 企業の利潤極大化条件である「限界費用=限界収入」の意味するところを解説する。
【準備学習】テキストp.172〜p.177を読んでおくこと。 |
第21回 | 生産の決定② | 損益分岐点、操業停止点の意味するところを解説する。
そして、それらの点と限界費用曲線、平均費用曲線そして平均可変曲線との関係を明示する。
【準備学習】テキストp.177〜p.181を読んでおくこと。 |
第22回 | 生産と決定③ | 企業行動と家計行動の違いを、その目的や条件の違いから明らかにする。
また企業の短期均衡と長期均衡について解説する。
【準備学習】テキストp.182〜p.186を読んでおくこと。 |
第23回 | 市場の均衡① | 完全競争市場の条件を説明する。
市場均衡点が必ずしも存在するわけではないということを示す。
【準備学習】テキストp.190〜p.194を読んでおくこと。 |
第24回 | 市場の均衡② | 均衡価格の調整メカニズムを解説する。
ワルラス的調整過程を紹介する。
調整メカニズムには不安定な場合が存在することを示す。
【準備学習】テキストp.195〜p.197を読んでおくこと。 |
第25回 | 市場の均衡③ | 市場価格での取引によって、企業や家計がどの程度の利益をあげているのかということを余剰という概念を用いて解説する。
【準備学習】テキストp.201〜p.207を読んでおくこと。 |
第26回 | 市場の均衡④ | 現実の経済では政府が様々な手段で市場に介入しているが、その政府介入のコストについて解説する。
【準備学習】テキストp.207〜p.210を読んでおくこと。 |
第27回 | 市場の均衡⑤ | 前回に続き、政府介入のコストを考える。
課税や価格維持政策によって発生する超過負担について解説する。
【準備学習】テキストp.211〜p.214を読んでおくこと。 |
第28回 | 市場の均衡⑥ | 資源配分の効率性を考えるに当たり、ボックス・ダイアグラムを用いてパレート最適について解説する。
【準備学習】テキストp.216〜p.223を読んでおくこと。 |
第29回 | 理解度確認 | これまでの内容について練習問題を出題し、解説する。
【準備学習】第1回〜第28回の講義ノートを見直しておくこと。 |
第30回 | まとめ | 16回以降の要点まとめ |