講義名 現代教職論 ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 木5
単位数 2

担当教員
氏名
金 泰勲

学習目標(到達目標) 本講義の狙いは、以下のテーマに基づき、教職の意義と教師教育の基本と教職の現代的課題など教職をめぐる諸問題をはじめ、教職の国際的な動向について学ぶことで、教職に必要な基礎的教養や専門的知識を身につけることにある。また、学校での職業的社会化を含めて教職の意義及び役割を教師の専門性の視点から理解するとともに、専門性を培う方法を習得する。
授業概要(教育目的) 教師は、「教える」ということの専門家である。その専門性と専門家としての成長・発達を授業という具体的な営みの中で捉え、教師像を構築することをねらいとする。そのために、まず、21世紀における学校と教師について学び、それを通して教職の意義と教師教育の意義について理解する。その中で、教職の意義、教師としての役割を考察し、教員の職務である研修や学校の管理運営を始め、教材研究、カリキュラム、課外活動、進路指導、キャリア教育について学ぶ。
 また、「教師になる」ということを考え、大学においてどのような知識・技術を身につけておく必要があるかについて、授業実践例を取り上げながら考究する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス講義のねらい、意義等に着いて
第2回教育の理論教育の原理人間に取ってなぜ教育はなぜ必要なのか。精神白紙説、性善説など、様々な教育理論について学ぶ。
第3回教育の本質・目的自然的、社会的、文化的環境と人間の営み、及び人間の潜在的能力との関係、及び日本の学校における教育の目標などについて学習する。
第4回教育の歴史教育内容の歴史的変遷について学習する。日本の近代教育の変遷を、明治初期の近代化過程において学制、教育令、学校令、国民学校令などが、どのように変遷されたのかについて学習する。また、教育内容の歴史的変遷について、戦後の教育改革とその後の変遷について理解する。
第5回子どもの発達と学習学習指導要領の歩みを始め、親や教師、周囲の人々との環境作り等について学習する。
第6回生きる力、問題解決能力、総合的な学習時間、キャリア教育「生きる力」とは何か、何故、「総合的な学習時間」が設けられたのか、考える力を育むために、教員は、学校は、何をすべきなのかなどについて学習する。
第7回教員の資質「教育実習」のための、「教員の資質」「必要な力」と「理想の教師像」などについて学習する
第8回現代の教育の諸状況と問題不登校、いじめ、校内暴力等に対する文部科学省の対策や実践例などについて学習する。
第9回国際理解教育アジア中国、韓国、台湾を中心に教育制度や教育改革について学習する。
第10回在日外国人の教育と人権在日外国人(韓国・朝鮮、中国・台湾、日系外国人)の教育の状況を、子どもの学習権と関連付けて学習する。
第11回特別支援教育LD、ADHD、障害児学習、統合教育など、特別支援を必要とする子どもの教育について学習する。
第12回カリキュラム論ブルーナー、ブルームなどの教育課程論について理解する。
第13回課題学習育とは何か教育は人間に固有な営みなのか(教育の理念および思想)
第14回理解度の確認これまでの要点のまとめ
第15回中間のまとめまとめ
授業形式 なし
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
50% 0% 25% 25% 0% 100%
評価の特記事項 積極的の講義に参加すること。居眠り厳禁。
テキスト 講義中配布する。
参考文献 必要に応じて講義中に紹介する。
オフィスアワー(授業相談) 本講義語対応する。又はメールなどにも応じる。連絡先は、講義中に示す。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 教職科目であるため、皆さんからの積極的に参加を願います。また、積極的に意見を求めていく。