回 | 項目 | 内容 |
第1回 | 授業ガイダンスと年間計画 | 日本の対外関係史概観
〔準備学習〕
次回講義のテキスト該当箇所の熟読と語句調べ(以下毎回の講義終了後にこの準備学習の指示を行う)
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第2回 | 「中華世界」の成立と倭国(前2~3世紀) | 中国における統一王朝の成立と倭国、朝鮮半島との関係
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第3回 | ヤマト政権の展開と東アジア(4~7世紀) | ヤマト政権の展開と朝鮮三国、中国王朝との関係 |
第4回 | 律令国家の成立(8世紀) | 律令法の導入と中央集権国家の成立 |
第5回 | 遣唐使と文化交流(8~9世紀) | 遣唐使が日本にもたらした大陸の文物とその日本的展開 |
第6回 | 東アジア世界の再編(10~12世紀) | 「朝貢」から「貿易」へという関係の変化、中国貨幣の浸透など |
第7回 | 東アジアの「蒙古襲来」(13世紀) | モンゴルの立場や、高麗の存在という観点も加えた蒙古襲来(元寇)の再評価 |
第8回 | 「倭寇」と勘合貿易(14~15世紀) | いわゆる日明貿易を「倭寇」と「海禁」というキーワードから考える |
第9回 | 蝦夷地と琉球 | 日本列島の周縁世界における独自の歴史の展開 |
第10回 | 「後期倭寇」とヨーロッパ勢力の到達(16世紀) | 環シナ海における「倭寇」の活動とヨーロッパ文物の伝来 |
第11回 | 「天下人」の時代における対外関係(16~17世紀) | 東南アジア世界との交流、豊臣秀吉の朝鮮侵略(唐入り)など |
第12回 | 「鎖国」という外交(17~19世紀) | 「鎖国」という外交政策の実態と日本型「華夷秩序」 |
第13回 | ロシアの南下と列強の接近(18~19世紀) | 18世紀以降におけるロシアの南下政策と欧米列強からのアプローチ |
第14回 | 開 国 | ペリー来航から通商条約締結までの経緯とその国際的背景 |
第15回 | 前期のまとめ | |
第16回 | 「万国公法」の世界と日本 | 19世紀の国際秩序下における日本の位置づけと不平等条約 |
第17回 | 近代国家の成立 | 近代国家=ヨーロッパ型国家という視点からその特質を考える |
第18回 | 19世紀後半の朝鮮半島をめぐる情勢
| 朝鮮王朝内での権力争いと日本、清の政治的・軍事的介入 |
第19回 | 「文明開化」と「脱亜論」 | 「文明国」への憧れと「野蛮国」との決別の表裏一体の関係 |
第20回 | 日清戦争 | 近代日本の拡張主義を決定づけた戦争の「大義」とその影響 |
第21回 | 日英同盟と日露戦争 | 日露の大陸権益をめぐる衝突と、イギリスの世界戦略との関係 |
第22回 | 韓国併合と植民地政策 | 併合までの過程と近代日本国家の植民地政策の実態 |
第23回 | 第一次世界大戦と国際協調体制下の日本 | 大戦後の国際協調体制の特質と日本の動向 |
第24回 | 満州国から日中戦争へ | 中国への侵攻と国際社会からの離脱 |
第25回 | 三国軍事同盟と東亜新秩序 | 米英に対抗する新たな「秩序」の形成とその際限なき暴走 |
第26回 | 太平洋戦争と敗戦 | 開戦からポツダム宣言の受諾までを追いながら、「なぜ戦争を始めてしまったのか」を考える |
第27回 | 冷戦とアメリカの占領政策 | 冷戦の構造とアメリカの占領政策の展開 |
第28回 | 講和条約と日米同盟 | サンフランシスコ講和条約と日米安保条約の意義と問題点 |
第29回 | 世界の多極化と国際社会の中の日本 | 歴史的な立場から見た現代国際社会の中の日本 |
第30回 | 後期のまとめ | |