講義名 国際経済論Ⅱ ≪大学院≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月3
単位数 2

担当教員
氏名
井尻 直彦

学習目標(到達目標) 企業による海外市場への参入方法決定要因を分析し、海外直接投資の経済効果をミクロ経済学的視点から理解することを目標とする。
授業概要(教育目的) 多国籍企業の立地誘因、海外直接投資の経済効果、国際貿易への影響などグローバル化が深化する現在の国際経済における重要なテーマに関して、受講生の経済学的な分析能力を高めること教育目的とする。
授業計画表
 
項目内容
第1回国際経済学の復習伝統的貿易理論、新貿易理論、海外投資理論
第2回海外直接投資、多国籍企業の現状関連する統計データによって海外直接投資、多国籍企業の現状を理解する
第3回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資水平的海外直接投資、垂直的海外直接投資の特徴
第4回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資費用最小化立地選択
第5回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資フラグメンテーションの発生と要素価格
第6回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資フラグメンテーションの一般均衡分析
第7回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資要素価格均等化1
第8回海外直接投資の理論:垂直的海外直接投資要素価格均等化2
第9回中間まとめ
第10回多国籍企業の経済学的分析1:企業と市場内部化の経済学的分析
第11回多国籍企業の経済学的分析2:企業と市場ホールドアップ
第12回多国籍企業の経済学的分析3:企業と市場無形資産の消失
第13回多国籍企業の経済学的分析4:企業と市場エージェンシーコスト
第14回多国籍企業の経済学的分析5:企業と市場実証分析結果の概観
第15回まとめ
授業形式 受講生は指定された教科書の担当箇所を報告する。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
評価の特記事項 授業時の議論を特に評価します。
テキスト Navaretti & Venables, 2004, Multinational Firms in the World Economy, Princeton University Press.
参考文献 Feenstra,R. 2004 , Advanced International Trade, Princeton University
西村和雄, 1990,「ミクロ経済学」,東洋経済新報社
オフィスアワー(授業相談) 水曜2時限目
事前にアポイントを取るようにしてください。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ しっかりと予習、復習をしてください。