回 | 項目 | 内容 |
第1回 | ベンチャービジネス(以下企業)の概念と定義 | ベンチャー企業とは何かを追及する。
・概念としては「新しい事柄を、新しいやり方でやる、新しい企業」としてとらえ、それぞれについて詳細に説明する。
・創造、革新の意義について説明する。
・いくつかの定義を取り上げ比較する。 |
第2回 | 起業家精神(Entreprenuer-ship) | 起業家精神の本質を研究する。
・ベンチャー企業の創業者にとって不可欠な起業家精神について解説する。
・起業家精神の考え方について具体的に説明する。
・起業家精神の領域はベンチャー企業のみならず、社会政策上や学校教育など幅広く及ぶことを解説する。
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第3回 | 起業家のメンタリティと行動 | 起業家にとって必要な精神構造と行動力について学ぶ。
・創造性・自己依存・適応力
・起業機会へのあくなき執念
・リスク・曖昧性・不確実性に対する許容度
・一流への達成意欲
・コミットメントと強固な決意
・リーダーシップ |
第4回 | ベンチャー起業プロセスの3つの要因 | 起業プロセスについて構成要因を研究する。
・従来のベンチャーの起業へのプロセスが、なぜ役に立たないのか説明する。
・起業プロセスの3要因である「創業者」「起業機会の認識」「必要資源」について説明する。 |
第5回 | 起業に関わるベンチャーの神話と現実 | 起業家の成功に関する神話は、本当か嘘かを解説する。
・ベンチャー起業家に関しては、成功に関する誤解や固定観念がきわめて根強い。米国での研究により明らかにされた虚偽と現実の対比を説明する。
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第6回 | 新規事業のアイデア-1 | ベンチャーアイデアはどうしたら探せるのかを学ぶ。
・良いアイデアを探すのにはどうしたらよいのか。
・アイデアが本当に事業機会なのかなど、創業前に検討すべき事項を説明する。 |
第7回 | 新規事業のアイデア-2 | 事業機会の存在について説明する。
・事業機会の意味
・事業機会の存在を探る方法をチェックリストを用いて
説明する。
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第8回 | ベンチャー企業の経営資源 | 経営資源に対する起業家的な手法を説明する。
・ベンチャーとしての企業活動に反映される経営資源
・テクノストラクチャー構築の重要性
【演習】自分のテクノストラクチャー図を作成し、その人縁で事業が軌道に乗るか検討する。 |
第9回 | ベンチャー企業のマーケティング | 創業者の悩みは売り先が見つからないことであるが、ベンチャー企業はどのようなマーケティング戦略をとったらよいのか説明する。
・ベンチャー企業と一般の中小企業とのマーケティングの違い
・ベンチャー企業のマーケティング戦略 |
第10回 | ビジネスプランの策定 | ビジネスプランの意義、策定方法について説明し、実際に作成してみる。
【実習】日本政策金融公庫作成の「創業の手引」による事業計画書の作り方を参考にして、バーチャル起業の事業計画書を作成し、ビジネスプランの基本を学ぶ。
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第11回 | ビジネスプランに欠かせない経営理念とビジョン | 創業期に経営理念・ビジョンがなぜ重要かを解説する。
・創業者の価値観と経営理念との関係
・暗黙知の経営理念と形式知の経営理念
【事例研究】創業時18カ月間赤字から1部上場を果たした「ベーカリーレストラン・サンマルク」の創業期における経営理念、ビジョンについて研究を行う。
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第12回 | ベンチャー企業の発展・成長段階にはだかる障害 | ベンチャー企業の発展・成長期にははだかる思いがけない障害とその克服方法について学ぶ。
・研究→開発→事業化→市場化の過程における障壁
【事例研究】ITベンチャーの成長を蝕んだ原因と改善策について、リスクマネージメントの観点から研究する。 |
第13回 | 飲食業、サービス業のベンチャー企業の実態 | 市場変化を予見する賢さを持つものが勝つ時代になっているが、手作業主体の業界にも時代の流れが押し寄せている。その実態を解説し、事例研究を行う。
【事例研究】すし業界のベンチャー企業である回転寿司の誕生と躍進 |
第14回 | 成功する起業家、成功しない起業家の違い | 成功する起業家と成功しない起業家の違いを事例により学ぶ。
・成功する起業家の共通の姿勢と行動について説明する。
・成功しない起業家に見る非アントレプレナーマインドを説明する。 |
第15回 | まとめ | 要点のまとめ |