講義名 金融会計論Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水5
単位数 2

担当教員
氏名
椛田 龍三

学習目標(到達目標) わが国における伝統的な会計制度は、個別財務諸表、原価主義・実現主義が重視されてきました。しかし近年、規制緩和化、情報化および会計の国際化等の進展により、わが国の会計制度は、急速に変容しつつあります。金融商品の時価基準等の導入はその典型と考えることができます。本講義では、近年の金融商品(資産)の時価評価の背後にある論理を理解するために、わが国における「企業会計原則」、アメリカの財務会計基準審議会の概念フレームワーク、および国際会計基準審議会の概念フレームワークの内容を分析し、それらの内容ノ特徴点の習得を目的としています。
授業概要(教育目的) 本講義では、まず、わが国の「企業会計原則」がどのような論理で原価・実現主義を貫徹しようとしたのか、という点を明らかにします。これが本講義の出発点(座標軸)です。次にこの座標軸と比較する方法で、アメリカの財務会計基準審議会と国際会計基準審議会の概念フレームワークを比較・分析し、その相違点を明らかにすることを目的としています。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス講義の内容等を説明します。
第2回わが国の「企業会計原則」(1)受講者が「企業会計原則」に関して報告し、これに関する報告者の考えや問題点を質疑応答をする。
第3回わが国の「企業会計原則」(2)同 上
第4回わが国の「企業会計原則」(3)同 上
第5回わが国の「企業会計原則」(4)同 上
第6回アメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワーク(1)受講者がアメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワークに関して報告し、これに関する報告者の考えや問題点を質疑応答をする。
第7回アメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワーク(2)同 上
第8回アメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワーク(3)同 上
第9回アメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワーク(4)同 上
第10回アメリカの財務報告基準審議会の概念フレームワーク(5)同 上
第11回国際会計基準審議会の概念フレームワーク(1)受講者が国際会計基準準審議会の概念フレームワークに関して報告し、これに関する報告者の考えや問題点を質疑応答をする
第12回国際会計基準審議会の概念フレームワーク(2)同 上
第13回国際会計基準審議会の概念フレームワーク(3)同 上
第14回国際会計基準審議会の概念フレームワーク(4)同 上
第15回国際会計基準審議会の概念フレームワーク(5)同 上
授業形式 受講生のプレゼンターションとそれに対する質疑応答を重視します。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 50% 0% 50% 0% 100%
評価の特記事項 レポートの内容と質疑応答により総合的に評価します。
テキスト 必要に応じて指示します。
参考文献 必要に応じて指示します。
オフィスアワー(授業相談) 講義終了後にお願いします。