講義名 コーポレートファイナンスⅠ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 火3
単位数 2

担当教員
氏名
鶴田 大輔

学習目標(到達目標) 企業金融の最近の研究をフォローしながら,企業金融の考え方を理解する。企業金融に関して理解するだけではなく,これからどのような研究を行うことが重要かを理解することが本講義の最終目標である。
授業概要(教育目的) 日本の経済は銀行中心型システムといわれている。そのような経済の中で,日本の企業はどのような金融手段を使って,どのように資金調達をしているかを様々な学術論文を取り上げながら講義する。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス授業の概要を説明する。
第2回コーポレートファイナンスの基礎(1)企業金融の基本的な考え方を理解する。
第3回コーポレートファイナンスの基礎(2)企業金融の基本的な考え方を理解する。
第4回コーポレートファイナンスの基礎(3)企業金融の基本的な考え方を理解する。
第5回高度成長期の日本企業の資金調達(系列,メインバンクシステムの役割)(1)高度成長期の日本がどのように資金調達を行ったかを理解する。
第6回高度成長期の日本企業の資金調達(系列,メインバンクシステムの役割)(2)高度成長期の日本がどのように資金調達を行ったかを理解する。
第7回高度成長期の日本企業の資金調達(系列,メインバンクシステムの役割)(3)高度成長期の日本がどのように資金調達を行ったかを理解する。
第8回高度成長期の日本企業の資金調達(系列,メインバンクシステムの役割)(4)系列,メインバンクシステムの役割についての批判的な見解を紹介する。
第9回バブル期における日本企業の資金調達(1)バブル期の企業の資金調達について説明する。
第10回バブル期における日本企業の資金調達(2)バブル期の企業の資金調達について説明する。
第11回バブル期における日本企業の資金調達(3)バブル期の企業の資金調達について説明する。
第12回バブル後の日本企業の資金調達(1)バブル崩壊後の企業の資金調達の問題点について説明する
第13回バブル後の日本企業の資金調達(2)金融危機における企業の資金調達行動について説明する。
第14回バブル後の日本企業の資金調達(3)金融危機における企業の資金調達行動について説明する。
第15回まとめまとめ
授業形式 上記のテーマにそって進めるが,扱う論文等については受講者と相談のうえ決定する。基本的に講義形式により進めるが,質問や議論を頻繁に行うので,指定された論文をあらかじめ読んで授業に臨むこと。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
0% 0% 0% 50% 50% 100%
評価の特記事項 毎回の授業における貢献度と指定された論文の報告により評価を行う。
オフィスアワー(授業相談) 火曜日 15:00-16:00
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 英語の論文を主に扱うので,英文の学術論文を読める(もしくは,読む意欲のある)学生の受講を要望する。また,ミクロ経済学,計量経済学の素養があることが望ましい。