講義名 交通経済論Ⅰ ≪大学院≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 水6
単位数 2

担当教員
氏名
加藤 一誠

学習目標(到達目標) わが国では,空港は配置上,概成したとされ,今後は福岡と那覇の滑走路増設を除き,維持管理が中心になります。他方,空港政策は国管理空港への民間資金の導入をはじめ,大きな変革期にあります。
ここでは多様な観点から「空港」を分析した英語文献を読み,空港を理解してもらうことを目的とします。
授業概要(教育目的) 最初の数回は,担当者が航空サービスの経済的特性や空港の基本知識に関して講義します。その後,受講者には空港の標準的なテキストを読み,毎回発表していただきます。その際,英文を要約し,関連論文を読むことが義務となります。そして,最終回のディスカッションにのぞんでください。
授業計画表
 
項目内容
第1回航空・空港に関する基礎知識(Ⅰ)担当者による講義
【事前学習】講義が始まる前に,参考書2冊に目を通すこと。
第2回航空・空港に関する基礎知識(Ⅱ)担当者による講義
第3回航空・空港に関する基礎知識(Ⅲ)担当者による講義
第4回航空・空港に関する基礎知識(Ⅳ)担当者による講義
第5回空港のパフォーマンス(1)受講者による発表
第6回空港のパフォーマンス(2)受講者による発表
第7回空港の運営とサービスの質受講者による発表
第8回航空事業者と空港の関係(1)受講者による発表
第9回航空事業者と空港の関係(2)受講者による発表
第10回航空事業者と空港の関係(3)受講者による発表
第11回ターミナルビルなどの商業施設の特徴受講者による発表
第12回空港間競争と空港マーケティングの役割受講者による発表
第13回空港の経済的・社会的影響受講者による発表
第14回空港の環境に対する影響受講者による発表
第15回ディスカッション担当者と受講者のディスカッション(受講者の講義テーマに対する理解の度合いをはかる)
授業形式 演習方式をとりますので,受講者は英書を1章ずつ読んでレジュメにまとめなければなりません(1章あたり30-40ページ)。最初の講義時にその他に必要な文献リストを紹介しますので,それもあわせて読んでいただきたいと思います。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 0% 0% 30% 0% 100%
評価の特記事項 毎回の報告と最終回のディスカッションを平常点とします。
テキスト Ann Graham, Managing Airports:International Perspective, third edition, Elsevier.
参考文献 村上英樹・加藤一誠・高橋望・榊原胖夫『航空の経済学』ミネルヴァ書房,2006年.
関西空港調査会『空港経営と地域』成山堂書店,2013年.
オフィスアワー(授業相談) 火曜日13時半から14時半(必ずメイルで予約すること)。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 履修登録以前にメイル(学部HPに掲載)で担当者に連絡をとり,面接を受けること。