講義名 ドイツ語Ⅰ ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 月5・金1
単位数 2

担当教員
氏名
北村 侑子

学習目標(到達目標) ドイツ語の基本的な発音・文法・語彙を学びます。
また,今後のドイツ語の学習に不可欠な「辞書を使いこなす技術」を習得します。
授業概要(教育目的) 基本的な文法説明の後,練習問題や小テスト等で理解度を確認し,ドイツ語の基本構造の習得を図ります。
同時に,辞書を使った単語調べや例文参照を随時行い,辞書の使い方や活用法を身につけます。
さらに,テキストや文章の音読を通してドイツ語の発音を体得し,ドイツ語が話せる・使える実感が持てるようになることを目標とします。
授業計画表
 
項目内容
第1回Das Alphabet 発音のポイント 
数字(0~20)ドイツ語の挨拶
アルファべート 発音の原則 発音のポイント
母音 変母音 二重母音 同じ母音の重複などの母音を中心に学ぶ。子音 S+母音(有声)それ以外で(無性)語末のーr/ーer の発音 ch の発音
数字①基数1 ドイツ語の挨拶
[準備学習]CDを聞いて声をだして発音を練習し覚えること。
第2回Lektion1 動詞の現在人称変化(ドイツ語の動詞の基本となる形は-en または-n で終わる)1)人称代名詞 2)不定詞と定動詞(ドイツ語の動詞は人称、数(単数・複数)によって語尾が変化する)
動詞の現在人称変化の確認練習 3)定動詞の位置
4)語順(平叙文・疑問文の場合) 小テスト
[準備学習]人称代名詞および動詞の人称語尾を覚えること。
第3回Lektion1 動詞の現在人称変化 重要動詞 sein の人称変化 接続詞①5)動詞sein の人称変化と練習問題 6)否定表現
7)接続詞① 並列(語と語、句と句、文と文を対等な関係で結びつける接続詞)
[準備学習]Lektion1の練習問題を予習しておくこと。
第4回Lektion1の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]18頁にのっている「職業・国名」を覚えること。
第5回Lektion2 名詞の性・格1)名詞の性(ドイツ語では、単数名詞に男性・女性・中性という文法上の区別があり、性に応じて名詞につく冠詞(定冠詞、不定冠詞)の形が異なる)2)名詞の格と格変化(文中における名詞と冠詞の役割を「格」という)3)1格と4格 4)動詞haben の人称変化
[準備学習]sein とhaben の人称変化を覚えること。
第6回Lektion2 名詞の性・格5)nein とdoch の答え方 6)名詞の複数形(名詞が複数形になると性の区別はなくなる) 小テスト
[準備学習]Lektion2の練習問題を予習しておくこと。
第7回Lektion2の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]ja、nein、doch の使い方をマスターすること。
第8回Lektion3 その他の格(2格・3格) 人称代名詞1)その他の格(3格・2格)について①所有を表す2格 ②間接目的語を表す3格 2)人称代名詞の3格・4格 3)3格目的語と4格目的語の語順
[準備学習]Lektion3の練習問題を予習しておくこと。
第9回Lektion3の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]定冠詞・不定冠詞の格変化を覚えること。
第10回Lektion4 不規則動詞の現在人称変化・命令形1)不規則動詞の現在人称変化(動詞の中には、主語が2人称単数(du)3人称単数(er/es/sie)のとき、語幹の母音が変化するものがある) 2)命令形 3)否定表現のまとめ 小テスト
[準備学習]Lektion4の練習問題を予習しておくこと。
第11回Lektion4の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]不定冠詞・定冠詞の格変化を再確認しておくこと。
第12回Lektion5 冠詞類(不定冠詞類・定冠詞類)1)不定冠詞類(不定冠詞ein に準じた変化をするものー所有冠詞と否定冠詞ー) 数字②基数2
[準備学習]Lektion5の練習問題を予習しておくこと。
第13回Lektion5の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]動詞の人称変化語尾を復習しておくこと。
第14回Lektion6 前置詞(名詞・代名詞の一定の格と結びつく) 分離動詞1)前置詞(2格支配、3格支配、4格支配、3・4格支配の4つに大別される)2)分離動詞(本体となる動詞に、アクセントのある前つづりが結合してできた動詞) 小テスト
[準備学習]Lektion6の練習問題を予習しておくこと。
第15回Lektion6の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]前置詞の格支配を覚えること。
第16回Lektion7 話法の助動詞(動詞に許可、可能、義務、願望などの意味を加える助動詞) 副文(従属文)話法の助動詞koennen,muessen,duerfen,moegen,wollen,
sollen の6つがある。話法の助動詞が使われる文では、この助動詞が主語に応じて人称変化をし、本動詞は不定詞の形で文末に置かれる。 副文(従属の接続詞に導かれる文を副文と呼ぶ。副文では定動詞は文末に置かれる)
[準備学習]Lektion7の練習問題を予習しておくこと。
第17回Lektion7の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]分離動詞の人称変化
を復習しておくこと。
第18回Lektion8 動詞の三基本形( 動詞の不定詞・過去基本形・過去分詞を動詞の三基本形と呼ぶ) 過去形1)動詞の三基本形ー過去基本形と過去分詞の変化のタイプによって規則動詞と不規則動詞に分けられる。①過去分詞にge- をつけない動詞--非分離動詞・-ieren で終わる動詞 2) 過去形は過去基本形をもとに過去人称変化をする。3)現在完了形--現在完了は完了の助動詞haben またはsein の現在が定動詞となり、過去分詞は文末に置かれる。 小テスト
[準備学習]Lektion8の練習問題を予習しておくこと。
第19回Lektion8の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]人称代名詞の格変化を予習しておくこと。
第20回Lektion9 zu 不定詞句・再帰代名詞と再帰動詞
再帰代名詞とは文の中で主語と同じものを指す目的語の代名詞を再帰代名詞と呼ぶ。
1)zu 不定詞句--動詞の不定詞の前にzu を置いたものをzu 不定詞といい、zu 不定詞に副詞や目的語など、他の語句を結びつけたものをzu 不定詞句と呼ぶ。
2) 再帰代名詞と再帰動詞 ①再帰代名詞には4格と3格の形があり、単・複とも1人称・2人称(親称)は人称代名詞と同形で、3人称と敬称の2人称はsich という形です。②再帰動詞とは再帰代名詞を伴って一つのまとまった意味をなす動詞をいう。
[準備学習]Lektion9の練習問題を予習しておくこと。
第21回Lektion9の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]不定冠詞・定冠詞の格変化を確認しておくこと。
第22回Lektion10 形容詞の格変化と比較表現
形容詞の格変化とは、形容詞が名詞の前につくとき、その名詞の性・数・格に応じて語尾がつくことをいう。
1)形容詞の格変化--形容詞を名詞の修飾語として用いる場合、3つのタイプがある。①定冠詞(類)+形容詞+名詞 ②不定冠詞(類)+形容詞+名詞 ③形容詞+名詞 2)形容詞・副詞の比較変化 ①形容詞・副詞の比較級・最上級 小テスト
[準備学習]Lektion10の練習問題を予習しておくこと。
第23回Lektion10の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]定冠詞の格変化を再確認しておくこと。
第24回Lektion11 関係代名詞・指示代名詞
英語の関係代名詞とは異なり、ドイツ語の関係代名詞は先行詞が「人」でも「物・事」でも使われる。また関係代名詞は省略されることはない。
1)関係代名詞 ①定関係代名詞(一定の先行詞をもつ)②不定関係代名詞(先行詞をもたない) 2)指示代名詞--一定の人物や事物を指し示す代名詞 近い方の名詞を指すときや同じ名詞の反復を避けるときなどに用いられる。
[準備学習]Lektion11の練習問題を予習しておくこと。
第25回Lektion11の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
[準備学習]動詞werden の人称変化および三基本形を復習しておくこと。
第26回Lektion12 受動態・接続法(第Ⅱ式)
日本語の「...される」に相当する表現形式を受動という。
1)受動態--受動の助動詞werden を定動詞とし、本動詞は過去分詞となり文末に置かれる。 2)接続法--ドイツ語には事実を直接述ベル「直説法」や命令を表す「命令法」の他に、人の言ったことを間接的に伝えたり、何かを要求したり、非現実の事柄を仮定・願望したりするときに使われる動詞の形を「接続法」という。
[準備学習]Lektion12の練習問題を予習しておくこと。
第27回Lektion12の練習問題バリエーションに富んだ練習問題を解くことによって文法の知識が定着する。
第28回理解度の確認要点のまとめ
第29回まとめ①まとめ
第30回まとめ②まとめ
授業形式 説明は講義形式で,練習問題等は問答形式で行います。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 10% 0% 10% 100%
評価の特記事項 小テストは適宜行う。その他は宿題の提出です。
テキスト 今井田亜弓他著『CD付きシュリット・フュア・シュリット[改訂版]』三修社,2700円+税.
参考文献 特になし
事前学習の内容など,学生へのメッセージ ドイツ語Ⅰは基本的な発音・文法・語彙を学ぶ授業ゆえ、1課、1課の積み重ねが重要です。出席してドイツ語マスターしてください。