講義名 フランス語Ⅲ　≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日･時限 火２
単位数 2

担当教員
氏名
本間　泰

学習目標(到達目標) フランス語IIIでは，フランス語IおよびIIで学んだ基礎的な文法知識と運用技能をレベルアップさせることを目標とします。まずは１年次に積み残しとなった文法内容（条件法と接続法など）を完了し，長文読解の練習をしながら，読み，書き，話す，というフランス語の総合的なスキルがバランスよく身につくようにしましょう。
また，授業を通して，フランスの文化・経済や社会に関して，さらに一層の理解を深めてゆきましょう。
授業概要(教育目的) 1年次に習得したフランス語の文法事項を基に，さらに応用・発展的な文法内容の習得を目的とします。 様々な時制や法を含む，より複雑な構文を理解したり，フランス語で文章が書けるようになりましょう。また，それらの文章を正しく発話・運用できるように練習を積み重ねましょう。
授業計画表
 
回項目内容
第1回プロローグテキスト紹介、授業の進め方、成績評価の方法、授業を受ける際の注意点、次回予習範囲の指示。
第2回Episode 1シナリオを見ないで映像と音声を学習。音声を聞いて繰り返す。フランス語でのあいさつの仕方、名乗り方、国籍の言い方、いとまごいのセリフなど口頭で表現できるようにする。次回、練習問題の範囲を指示。
第3回Episode 1前回の復習。シナリオ部分の口頭による仏訳練習。練習問題の答え合わせ。主語の位置にくる人称代名詞の復習。人称代名詞強勢形の確認、自己紹介の仕方。文化面としてはフランスの運転免許証、身分証明書等の資料の紹介。
第4回Episode 2進め方は第２回目と同じ。人を第三者に紹介する表現を学習。所有形容詞の紹介、不定冠詞と定冠詞の使い分けなどの指摘。
第5回Episode 2第３回目と同じ進め方。基本動詞「etre」と第１群規則動詞の復習。それに加え、文化紹介の部分、今回は「フランス語圏の国々」と題されたテキストを学習する。内容の理解を深めるために、テキストを予め翻訳しておくこと。
第6回Episode 3進め方は第２回目と同じ。２人称代名詞「tu」と「vous」の使い分け。命令形、千の位までの数字の読み方などを学習。
第7回Episode 3進め方は第３回目と同じ。シナリオの内容に関する質問。第１群規則動詞の活用の復習。「est-ce que」を使った簡単な疑問文の作り方。
第8回小テスト１Episode 1からEpisode 3に関して、小テストを行う。
第9回Episode 4進め方は第２回目と同じ。感情を表現する形容詞の学習。英語と異なる形容詞の位置、動詞「avoir」の活用、誕生日を祝う表現など。
第10回Episode 4進め方は第５回目と同じ。登場人物の表情から、その人がどのような感情を抱いているかを判別する練習。冠詞の復習。形容詞の男性形、女性形の作り方。文化面では「フランスの祭り」に関するテキストを読解するので、予め翻訳してくること。
第11回Episode 5進め方は第２回目と同じ。街中で見知らぬフランス人にどうやって話しかけたらよいか。スポーツや楽器などフランス語で趣味を表現する。
第12回Episode 5進め方は第３回に同じ。趣味の表現の復習。動詞「aller」
「faire」を使った場合の後に続く定冠詞の縮約。
第13回Episode 6進め方は第２回目に同じ。人に詫びる表現、自分の出身について述べる表現の学習。
第14回小テスト２Episode 4から前回までのEpisode 6に関して小テストを行う。
第15回まとめまとめ
第16回Episode 6進め方は第５回目と同じ。相手の出身地の尋ね方、男性形の国名、女性形の国名によって変化する前置詞の使い分け、第２群規則動詞の活用。文化面ではフランスの工芸職人に関するテキストを学習するので、予め翻訳してくること。
第17回Episode 7進め方は第２回目に同じ。条件節の作り方、人にものを勧める表現、天候の表現など。
第18回Episode 7進め方は第３回目と同じ。パリの地下鉄のシステム、路線図、交通ストライキの現状など。文法面では間接疑問文の作り方。
第19回Episode 8進め方は第２回目と同じ。複合過去形の作り方、使い方。年齢を言う表現。フランスの青少年向け文化センターで行なわれている内容、イベント、参加する子供たちの様子、その文化センターでアルバイトをする若者たちの実情なづ。
第20回Episode 8進め方は第５回目と同じ。複合過去形で用いる過去分詞の作り方の復習。否定疑問文に対する答え方のパターン。文化面では、フランスの都市交通に関するテキストを学習するので、予め翻訳しておくこと。
第21回Episode 9進め方は第２回目に同じ。理由を述べる表現。助動詞「etre」を用いる複合過去形。
第22回小テスト３第１６回のepisode 6から第２１回のepisode 9に関して、小テストを行う。
第23回Episode 9進め方は第３回に同じ。自動詞と他動詞の複合過去形の作り方の違い。代名動詞の基本的概念。代名動詞の複合過去形。
第24回Episode 10進め方は第２回に同じ。位置関係の表現。ものの値段の尋ね方。婉曲的な表現の学習。
第25回Episode 10進め方は第５回目と同じ。フランス人のジェスチャー表現。「savoir」と「connaitre」の使い分け、「savoir」と「pouvoir」の使い分け。文化面では「フランスの自然公園」を学習するので、予め翻訳してくること。
第26回Episode 11進め方は第２回目と同じ。人に対し評価を下す表現。髪の色、目の色、服装などを描写する表現。「Il faut」、「On doit」など義務を表す表現など。
第27回Episode 11進め方は第３回目と同じ。「vouloir」を用い、自分の要望を表現する。直接目的補語の形。動詞との位置関係。複合過去形内における過去分詞の性及び数の一致。
第28回Episode 12進め方は第２回目に同じ。他人を傷つけずに丁寧に自己主張をする表現を学習する。もう一つは、人に道を尋ねられた際、的確に道を教える表現を覚える。
第29回小テスト４第２３回のEpisode 9から第２８回のEpisode 12に関して、小テストを行う。
第30回まとめまとめ
授業形式 基本は講義形式ですが，発音練習，対話練習などの実践練習を含みます。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
（出席） 		その他 合計
0% 0% 50% 50% 0% 100%
評価の特記事項 講義態度(出席）には、マナーは勿論のこと、予習度、授業への参加度、オーラル面の進歩の度合いなどが含まれ、評価の重要な項目となる。詳細は、初回の授業で詳しく説明する。
テキスト Guy Capelle - Noelle Gidon, Reflets 1, Hachette Livre.
オフィスアワー(授業相談) 個別に質問等がある学生は、授業終了直後に、直にコンタクトを取って下さい。時間等、ケースバイケースに応じて対応します。
事前学習の内容など，学生へのメッセージ この講座ではリスニングやスピーキングといったフランス語のオーラル面を中心に学習する。そのために、学生諸君は予習が必ず必要である。９０分の授業で、一人、最低５回から１０回は当たり、予習内容を披露することになる。１回の授業ごとに、予習を含めたその日の個人の学習度が平常点という形で採点され、さらに、年４回ほど、学習の習熟度を測る小テストを行う。単位取得のための条件の一つは、出席が全授業数の３分の２以上ということである。病気治療、入院等の理由で欠席の場合は、必ず医師の診断書を提出のこと。紙幅の関係上、ここではすべてを伝えきれないので、初回の授業には必ず出席のこと。