講義名 スペイン語Ⅱ ≪□第一部≫
講義開講時期 後期
曜日・時限 月4・木1
単位数 2

担当教員
氏名
渡辺 雅哉

学習目標(到達目標) スペイン語Iで学習したことをさらに広げて表現できるようにします。例えば、スペイン語Iでは「名前、居住地、家族、趣味」など、現在の自分の様子を表現することを学びましたが、スペイン語IIではさらにその内容を掘り下げ、自分のことをより深く相手に知ってもらえるような情報を伝達できるようにします。
授業概要(教育目的) 覚えなければならない文法事項や語彙が増えてきます。「暗記しなければいけない」と思うと、語学の学習が楽しくなくなってきてしまうかもしれません。語学の習得には日々の積み重ねが重要なのはもちろんですが、いかに楽しく行っていくかが難しいところです。スペイン語I同様、自分でスペイン語文法の枠組みを解明しながら、そして、どのようにしたら楽しく覚えていくことができるかを工夫しながら、語学一般の学習に通じるような方法を身につけていくのがこの授業の目的です。また、外国語を学習することにより、その言語が話されている国や地域の文化にも興味をもつようにしていきましょう。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンス。スペイン語Iの反省スペイン語Iの試験答案を見直すとともに、スペイン語IIの授業の進め方を説明します。
【準備学習】
教科書の第0課から第3課までを再読する。
第2回スペイン語Iの復習動詞の活用を軸にスペイン語Iの復習をします。
【準備学習】
教科書の第4課から第7課までを再読する。
第3回教科書第8課。直説法現在の不規則動詞直説法現在の不規則動詞をまとめて扱います。スペイン語IIでも、扱われる動詞はすべて直説法です。
【準備学習】
スペイン語Iで学んだ、「私は」に対応する活用のみが不規則な動詞と語幹母音変化動詞を再チェックする。
第4回教科書第8課。不規則動詞前回に引き続いて、直説法現在の不規則動詞をまとめて扱います。
【準備学習】
前回学んだ不規則動詞の活用と用法を確認する。
第5回教科書第8課。不定詞(2)。接続詞que動詞と組み合わせた形で用いられる不定詞をいくつか取り上げます。また、従属節を導く接続詞queについて説明します。
【準備学習】
スペイン語Iで学んだ不定詞の基本的な使い方を見直す。
第6回復習これまでに出てきた規則動詞・不規則動詞の活用パターンを体系的に整理するとともに、その用法を再確認します。
【準備学習】
教科書第8課を読み直す。
第7回教科書第9課。再帰動詞再帰動詞とは、「自分自身を」「自分自身に」を意味する再帰代名詞を伴う動詞のことです。その用い方を学びます。
【準備学習】
いずれも既出の、直接目的格人称代名詞と間接目的格人称代名詞の使い方を再確認する。
第8回教科書第9課。無人称文「一般に人は~する」というような主語を特定しない表現を学びます。
【準備学習】
前回に学んだ再帰動詞の用法を復習する。
第9回教科書第10課。現在分詞現在分詞の作り方と、estar+現在分詞で表現される進行形の用法について説明します。
【準備学習】
estarの直説法現在の活用パターンを再確認する。
第10回教科書第10課。不定語と否定語。所有形容詞(後置形)「誰か」「何か」を意味する「不定語」、「誰も(~ない)」「何も(~ない)」を意味する「否定語」を扱います。また、所有形容詞の後置形についても説明します。
【準備学習】
既出の所有形容詞の前置形を復習する。
第11回教科書第11課。比較表現形容詞と副詞の比較級について学びます。
【準備学習】
形容詞の用法を再確認する。
第12回教科書第11課。比較表現。中性定冠詞lo形容詞と副詞の最上級について学びます。さらに、主に形容詞を抽象名詞化する際に使われる定冠詞loの扱いを説明します。
【準備学習】
比較級を復習する。
第13回復習再帰動詞と現在分詞を中心に、教科書の第9課から第11課までを振り返ります。
【準備学習】
再帰動詞・再帰代名詞について再確認する。
第14回教科書第12課。過去分詞過去分詞の作り方と、形容詞としてのその用い方を学びます。形が現在分詞と似ていて、注意が必要です。
【準備学習】
現在分詞の作り方を再確認する。
第15回教科書第12課。現在完了現在完了の作り方とその用法を説明します。
【準備学習】
過去分詞の作り方を復習する。
第16回教科書第12課。基数(2)スペイン語Iで、基数の数え方は100まで終えてあります。ここでは、年号や各自の生年月日が言えるようにしましょう。
【準備学習】
100までの数え方を復習する。
第17回復習過去分詞と現在完了の復習をします。
【準備学習】
教科書第12課を読み直す。  
第18回教科書第13課。点過去の規則活用過去を表現する場合、スペイン語には点過去と線過去の2つの形式があります。まず、点過去の規則活用から入ります。
【準備学習】
現在の動詞の活用を再チェックする。
第19回教科書第13課。点過去の規則活用点過去についての知識をさらに深めます。
【準備学習】
点過去の規則動詞の活用パターンを身につける。
第20回教科書第13課。時間の経過を示す表現。関係代名詞que動詞hacerを使って、時間の経過を示す表現を2つ学びます。また、最も使用頻度の高い関係代名詞queの基本的な使い方を説明します。
【準備学習】
これまでに学んだ動詞hacerの用法を確認する。
第21回教科書第14課。点過去の不規則活用点過去の不規則活用を学びます。現在に比べればそのパターンはずっと少なく、また単純になります。
【準備学習】
点過去の規則活用を再チェックする。
第22回教科書第14課。受身の文受け身の表現として3つのパターンを扱います。
【準備学習】
過去分詞の作り方を再確認する。また、点過去の不規則活用のパターンを身につける。
第23回教科書第15課。線過去線過去の規則活用と不規則活用を一括して扱います。線過去には不規則活用は3つしかありません。
【準備学習】
点過去の規則活用と不規則活用を再チェックする。
第24回教科書第15課。点過去と線過去点過去と線過去をどのように使い分けるのかを学びます。
【準備学習】
点過去と線過去の規則活用と不規則活用をしっかり身につける。
第25回教科書第16課(一部)。過去完了過去完了について学びます。
【準備学習】
現在完了の作り方と用法について復習する。
第26回復習点過去と線過去、現在完了と過去完了についてまとめて復習します。
【準備学習】
教科書の第13課から第15課までを読み直す。
第27回教科書第17課。未来未来の規則活用と不規則活用を一括して扱います。
【準備学習】
教科書の第12課と第16課(一部)を読み直す。
第28回教科書第17課。過去未来過去未来の規則活用と不規則活用を一括して扱います。
不規則活用のパターンは未来の場合と同じで、しかも単純です。
【準備学習】
未来の活用パターンを復習する。
第29回理解度の確認スペイン語IIで学んだことの総復習をします。
第30回まとめまとめ
授業形式 演習形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 0% 0% 30% 0% 100%
評価の特記事項 出席するだけでは意味がありません。定期試験の結果と併せて、授業に取り組む姿勢が重視されます。
テキスト 齋藤華子、仲道慎二、エウヘニオ・デル・プラド『スペイン語のリズムで』同学社、2600円.
参考文献 授業中に指示します。
オフィスアワー(授業相談) 授業の終了後に、教場で相談を受けつけます。些細なことでも、もちろんかまいません。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ スペイン語Iよりも高度な内容を身につけることが求められます。予習や復習を怠らないこと。