講義名 スペイン語Ⅲ ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 木3
単位数 2

担当教員
氏名
渡辺 雅哉

学習目標(到達目標) スペイン語I,IIで学習したことを踏まえ、また、新たな文法事項を勉強しながら、スペイン語圏の人々の生活、文化、歴史などについてのテキストを読み、内容を理解できるようにします。最終的には、「辞書さえあれば、書かれたものを読み解くことができる」ようになることを目標とします。
授業概要(教育目的) テキストを通して、スペイン語圏の人々の生活、文化、歴史に親しみ、異文化に対する理解を深めます。新たな外国語を勉強することにより、その言語を話す人々とコミュニケーションができるようになるだけでなく、新たな視点で世界を見ることができるようになります。語学と同時に、新たなものの見方が身につくよう、授業を進めていきます。
授業計画表
 
項目内容
第1回ガイダンススペイン語IIIの授業の進め方その他について説明します。前期は、主としてスペイン語I・IIで学んだ内容の確認と補足に当てられます。
【準備学習】
スペイン語I・IIで用いた教科書をざっと読み返す。
第2回教科書第1・2課。名詞。定冠詞と不定冠詞。主格人称代名詞。動詞ser(直説法現在)主に教科書の「1課~3課の文法復習」によりながら、左記の項目についての知識を深めます。
【準備学習】
教科書第1・2課の文法事項の説明の箇所を読む。
第3回教科書第3・4課。形容詞。所有形容詞前置形。動詞estar(直説法現在)。serとestarの使い分け。動詞tener(直説法現在)。規則動詞(直説法現在)。時刻の表現主に教科書の「1課~3課の文法復習」「4課~6課の文法復習」によりながら、左記の項目についての知識を深めます。
【準備学習】
教科書第3・4課の文法事項の説明の箇所を読む。
第4回教科書第5課。指示形容詞。動詞irとver(直説法現在)。同じく動詞hacerとponerとsalir(直説法現在)。曜日や月の表現。前置詞主に教科書の「4~6課の文法復習」によりながら、左記の項目についての知識を深めます。
【準備学習】
教科書第5課の文法事項の説明の箇所を読む。
第5回教科書第6課。語幹母音変化動詞(直説法現在)。直接目的格人称代名詞。動詞oírとvenirとsaberと conocer(直説法現在)主に教科書の「4~6課の文法復習」によりながら、左記の項目についての知識を深めます。
【準備学習】
教科書第6課の文法事項の説明の箇所を読む。
第6回教科書第7課。間接目的格人称代名詞。動詞darとtraerとdecir(直説法現在)。天候の表現。義務の表現特に、主格人称代名詞と直接目的格人称代名詞と間接目的格人称代名詞の関係をしっかり身につけることに力を注ぎます。
【準備学習】
教科書第7課の文法事項の説明の箇所を読む。また、これまでに出てきた直説法現在の不規則動詞の活用と使い方を残らず確認する。
第7回教科書第8課。再帰動詞(直説法現在)。所有形容詞後置形目的格人称代名詞と再帰代名詞との違いに気をつけながら、再帰動詞について学びます。所有形容詞前置形と後置形の使い方をまとめます。
【準備学習】
教科書第8課の文法事項の説明の箇所を読む。また、所有形容詞前置形の用法を復習する。
第8回教科書第9課。前置詞格人称代名詞。動詞gustar及びgustar型動詞(ともに直説法現在)使用頻度の高い動詞gustarの使い方を、重点的に身につけます。また、教科書の「7~9課の文法復習」によりながら、第7・8・9課の復習をします。
【準備学習】
直接目的格人称代名詞・間接目的格人称代名詞・再帰代名詞について整理する。
第9回教科書第10課。比較級と最上級。否定語と不定語形容詞と副詞の比較級と最上級について学びます。特に、副詞の最上級には少々厄介なところがあります。やはり微妙な要素を含む否定語と不定語も扱います。
【準備学習】
教科書第10課の形容詞の比較級と最上級の説明を読む。
第10回教科書第11課。直説法点過去の規則活用ここから過去時制に入ります。スペイン語の過去には点過去と線過去の2つがあります。まずは点過去の規則活用から。
【準備学習】
serとestarをも含めて、直説法現在の動詞の活用を総復習する。
第11回教科書第11課。直説法点過去の不規則活用点過去の不規則活用を学びます。現在に比べれば、活用そのものはかなり単純なはずです。
【準備学習】
点過去の規則活用をきちんと身につける。
第12回教科書第12課。直説法線過去線過去の規則活用と不規則活用を学びます。線過去の不規則活用は点過去のそれ以上に易しいのですが、2つの過去の使い分けには注意が必要。そのあたりを説明します。
【準備学習】
点過去の規則活用と不規則活用をきちんと身につける。
第13回教科書第12課。直接話法と間接話法2つの話法の違いを学んだ後、教科書の「10~12課の文法復習」によりながら、特に第11・12課の復習をします。
【準備学習】
点過去と線過去の使い分けに関する教科書の説明を読み返す。
第14回理解度の確認これまでの要点のまとめ
第15回まとめまとめ
第16回前期の反省前期の試験を見直します。
【準備学習】
前期の試験でできなかったと自分が考える事項をピックアップする。
第17回教科書第13課。過去分詞過去分詞の作り方と、形容詞としてのその用い方を学びます。また、serとestarと結びついた形で使われる受け身の表現も扱います。
【準備学習】
serとestarの活用(直説法現在)を確認する。
第18回教科書第13課。直説法現在完了と過去完了現在完了と過去完了の、それぞれの作り方と使い方を説明します。
【準備学習】
直説法線過去の活用を確認する。
第19回教科書第14課。現在分詞。現在進行形まず現在分詞の作り方を、続いて現在分詞がestarの直説法現在と結びついた形で表現される現在進行形の用法を学びます。また、現在分詞の他の用法も扱います。
【準備学習】
estarの直説法現在の活用を確認する。現在分詞との混同を避けるため、過去分詞についても復習する。
第20回教科書第14課。関係代名詞と関係副詞使用頻度の高い関係代名詞queと関係副詞dondeの扱いについて説明します。
【準備学習】
直説法の現在完了、過去完了、現在進行形について整理する。
第21回教科書第15課。直説法未来と過去未来未来と過去未来の活用とその用法を学びます。不規則のパターンは双方に共通します。また、未来を表現する時の副詞(句)をまとめます。
【準備学習】
現在と過去を表現する時の副詞(句)を整理する。
第22回教科書第15課。復習教科書の「13~15課の文法復習」によりながら、第13・14・15課を復習します。
【準備学習】
教科書の第13・14・15課の文法事項の説明を読み返す。
第23回教科書第16課。接続法現在。肯定命令と否定命令接続法に入ります。荒削りな言い方をすれば、事実を素直に表現するやり方が直説法であるのに対し、接続法では書く人や話す人の主観が前面に出ます。手始めに、その作り方を扱いましょう。
【準備学習】
直説法現在の動詞の活用パターンをもう1度確認する。
第24回教科書第16課。肯定命令と否定命令命令表現を扱います。その際にも、接続法が必要になります。

【準備学習】
接続法現在の活用をしっかり身につける。
第25回教科書第17課。名詞節のなかでの接続法現在名詞節のなかでの接続法の用い方を説明します。
【準備学習】
肯定命令と否定命令の作り方について整理する。
第26回教科書第17課。願望文やはり接続法を使った願望文について学びます。
【準備学習】
名詞節のなかでの接続法の用法についての教科書の説明を読み返す。
第27回教科書第18課。副詞節・形容詞節のなかでの接続法。接続法過去副詞節・形容詞節のなかでの接続法の用い方を学びます。さらに、接続法過去の作り方と用法を取り上げます。
【準備学習】
直説法点過去の活用を復習する。
第28回教科書第18課。復習教科書の「16~18課の文法復習」によりながら、特に接続法現在・過去の復習をします。
【準備学習】
接続法過去の活用をしっかり身につける。
第29回理解度の確認16回以降の要点のまとめ
第30回まとめまとめ
授業形式 演習形式
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
70% 0% 0% 30% 0% 100%
評価の特記事項 単に出席するだけでは何の意味もありません。定期試験の結果に加えて、授業に取り組む姿勢が重視されます。また、遅刻をしないこと。
テキスト 齋藤華子、仲道慎治、エウヘニオ・デル・プラド『スペイン語のある風景』同学社、2700円.
参考文献 授業中に指示します。
オフィスアワー(授業相談) 相談は、授業の終了時に教場で受け付けます。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ スペイン語I・IIに比べて、扱う内容が複雑になります。予習・復習を欠かさないこと。