講義名 日本経済入門 ≪□第一部≫
講義開講時期 前期
曜日・時限 金5
単位数 2

担当教員
氏名
草原 光明

学習目標(到達目標) 日本経済を理解するためには基礎となる知識が必要です。この基礎知識を修得することを目指します。同時に、二年生から学ぶ経済学の諸科目の学習にとって道案内となることを目指します。
授業概要(教育目的) 日本経済は多面的な仕組みを持ち、その仕組が複雑な動きをする側面を持っています。それは様々な経済現象となって現れてきます。日本経済の仕組みとその動きをもたらす原因は何かを理解するには日本経済の現象を分析する知識と分析した結果を総合する知識が必要です。授業はこれを修得するできるように進めます。
授業計画表
 
項目内容
第1回焼跡からの再建国民生活の飢餓 平和路線 賠償方針 供給と需要のズレ 傾斜生産方式 (準備学習:教科書の第2章第1節を読みましょう。)
第2回占領改革の展開民主化への対応 財閥解体と非軍需化 集中排除法 (準備学習:教科書の第2章第2節を読みましょう。)
第3回戦後は終わったとは何か生産と生活水準 経済自立 住宅不足 (準備学習:教科書の第2章第3節をよみましょう。)
第4回高度経済成長を可能にしたもの軽武装国家 産業政策 雇用調整 (準備学習:教科書の第3章第1節を読みましょう・)
第5回政府の役割をどう考えるか財政政策 産業政策 産業組織政策 (準備学習:教科書の第3章第2節を読みましょう。)
第6回日本型企業システム中小企業と企業家精神 事業展開 トヨタ生産方式 (準備学習:教科書の第3章第3節を読みましょう。)
第7回経済成長率の低下転換の70年代 石油危機 スタグフレーション (準備学習:教科書の第4章大1節をよみましょう。)
第8回二つのコクサイ化国債の累積 財政再建 金融の自由化 [準備学習:教科書の第4章第2節を読みましょう。]
第9回産業構造調整三つの対策 銀行離れ 雇用調整 [準備学習:教科書の第4章第3節を読みましょう。]
第10回経済摩擦と円高貿易摩擦 公正貿易 円高 [準備学習:教科書の第4章第4節を読みましょう。]
第11回バブルと日本経済ストック経済 選択的消費 長期不況 (準備学習:教科書の第4章第5節を読みましょう。)
第12回経済成長のコスト(地域)乱開発の社会 (準備学習:まず、自分の頭から暗記するだけの学習方法を追い出しておきましょう。考えてみる学習態度を身につけるつもりになりましょう。教科書の第4章第6節を読んでおきましょう。あくまでも考える材料をしるつもりで。)
第13回経済成長のコスト(家庭)忘れられた者の死 (準備学習:教科書の第4章第6節を読みましょう。身につまされる話です。)
第14回経済成長のコスト(教育)受験戦争 (準備学習:教科書の第4章第6節を読んでおきましょう。ご自分が経験したことを思い出しましょう。)
第15回実感されない「豊かさ」豊かさとは何か 安全な社会 平等な社会 環境保全 長寿社会と薬漬 (準備学習:教科書の第1章に戻りましょう。これまでの勉強の成果を生かすところです。)
授業形式 講義形式で行います。必要に応じて、教科書と参考書、その他の資料を使います。
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
80% 0% 0% 20% 0% 100%
評価の特記事項 定期試験の出題形式は記述式です。
テキスト 橋本 寿朗 著 『戦後の日本経済』岩波新書、780円
参考文献 授業中にその都度紹介します。
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 特にありません。