回 | 項目 | 内容 |
第1回 | マーケティングとは何か イントロダクション | 最初の講義では、電子ブック『マーケティングを知る』の使い方(チェックマークの入れ方、アンダーラインの引き方、専門用語の調べ方などを説明します。)。そして、体系的かつ社会的にマーケティングを勉強する始点を示します。 |
第2回 | Ⅰ部 マーケティングの生成 | アメリカの1920年代に誕生したマーケティングをGMとフォードなどの自動車産業の販売戦略を通して勉強します。 |
第3回 | マーケティングの歴史的発展 | マーケティングが企業のなかでどのように発展し、重視されたかを勉強します。それと同時に、アメリカでのマーケティング研究の歴史も勉強します。 |
第4回 | 製品政策① | 企業がどのように製品づくりをしているかを、新製品開発、製品多様化、プロダクトライフサイクル戦略を勉強します。 |
第5回 | 製品政策② | 製品差別化と市場細分化を詳しく実例を挙げて対比的に学びます。ここは、マーケティングを勉強する上で特に重要です。 |
第6回 | 製品政策③ | 製品作りの国際化を勉強します。国際マーケティングにおける「標準化型」と「現地的適応型」を勉強します。 |
第7回 | 価格政策① | 企業が価格を設定する時に、どのような戦略を考えているかを、「参照価格」や「値ごろ感」という概念を通して学びます。 |
第8回 | 価格政策② | 大規模メーカーが行う再販売価格維持行為を学び、なぜ大企業は非価格競争を行うかを学びます。 |
第9回 | 流通経路政策① | メーカーと商業(卸売商業と小売商業)の関係を流通経済論や商業資本論を基礎に勉強します。そこでは、まずなぜ卸売商業や小売商業は存在するのか。商業経済論とマーケティングの関係を「商業排除傾向」論を軸に勉強します。 |
第10回 | 流通経路政策② | メーカーの流通経路戦略を4つの類型を示しながらそれぞれの型を勉強します。さらにメーカーと小売業などの「製販同盟」などについても勉強します。 |
第11回 | 流通経路政策③ | 日本の流通機構の特徴を、トヨタ自動車のマーケティング・チャネル政策の歴史的に学び、その卓越さや問題点を学びます。 |
第12回 | プロモーション政策①
| 企業のメディア戦略全般、セールス、PRを勉強します。最近では、テレビ、雑誌、新聞、ラジオ、ネットなど総合的なメディアミックスが重要になっている点を、次に学ぶブランド戦略と関連して学びます。 |
第13回 | プロモーション政策②
| テレビCMなどを中心にその制作意図などをCM動画を使い学びます。具体的にはなぜ企業は「イメージ広告」、「面白CM」などを行うかなども分析します。 |
第14回 | プロモーション政策③
| PRとセールスについて学びます。最近のセールス管理におけるテキストマイニング手法など、最前線の戦略を学びます。 |
第15回 | 前半のまとめ | 4pを中心としたマーケティング戦略を復習し全体的に整理しまとめます。 |
第16回 | Ⅱ部 ブランド ブランド戦略の重要性 | 今日のマーケティングで企業が力を入れているブランド戦略の基本を学びます。 |
第17回 | ブランドと消費者の欲望 | なぜ消費者はブランドを欲しがるのか考えます。特に欧米の消費者と比較して、日本人がブランド品を重視する点に注目し、ブランドへの欲望を分析的に解剖します。 |
第18回 | ブランドの価値とは① | ブランドの「価値」を理論的に学びます。貨幣論の「価値形態論」を基礎に、ブランド価値論を体系的に体得します。 |
第19回 | ブラント戦略の理論と実際 | 教科書『ブランド戦略から学ぶ』の4章を参考に、企業が自らのブランド戦略において、なぜ「自画自賛」戦略をいかに「他画多賛」風な戦略とするかを理論的に学びブランド戦略をまとめます。 |
第20回 | Ⅲ部 STPC
セグメンテーション戦略① | ここからSTPCというよりマーケティングのミクロ的な戦略を学びます。最初は、市場細分化戦略をより詳細に勉強します。 |
第21回 | セグメンテイーション戦略② | 消費者層を探す手法を統計的分析を踏まえて勉強します。特に、ビックデータ時代を意識して、SNSなどのデータの活用なども学びます。 |
第22回 | ターゲティング戦略① | 企業がターゲットとする消費者を分析し、選定する方法を学びます。そこではテキストマイニングの手法などを実例を示して講義します。 |
第23回 | ターゲティング戦略② | 具体的に企業がどのように消費者の標的を絞っているかを、放送局など実際の企画案などを示しながら実戦的に勉強します。 |
第24回 | ポジショニング戦略① | サッカーでゴールを狙うとき、どのポジションがいいのかを練習するように、企業側が標的(消費者)を狙う位置取りを勉強します。具体的にはSWOT戦略などを勉強します。 |
第25回 | ポジショニング戦略② | 標的としての消費者を絞る戦略を具体的に勉強します。例えばカフェなどにおいて、新たな「消費者層」を発見する手法を具体的に示しながら講義します。 |
第26回 | マーケティング・コンセプトとは | これまでのSTPを統合するマーケティング・コンセプトを勉強します。そこでは、具体的消費から抽象的消費へ向かう消費者の欲望論をポピュラーな音楽などを例に挙げ勉強します。
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第27回 | Ⅳ部 消費者行動とマーケティング
消費者行動と小売商業 | さらによりミクロ的かつ実戦的に消費者行動をマーケティングの観点から勉強します。具体的にはコンビニや小売店などの店舗内の消費者行動を「バスケット分析」や「アソシエーション分析」などで学びます。 |
第28回 | 消費者行動分析とビックデータ | SNSのデータをどのように消費者分析に活かすかなファッション投稿サイト「WEAR」などを使い実際に最先端の手法でデータ分析やネットワーク分析をします。 |
第29回 | 消費者問題とマーケティング | これまでのマーケティング戦略の問題点を取り上げ、これからのマーケティングを考えます。そこでの基本的問題は「消費者情報の非対称」をどうマーケティングにおいて解消するかが焦点となります。 |
第30回 | まとめ | 全体のマーケティング論を振り返り、マーケティングから見える社会を再確認します。
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