講義名 人工知能論 ≪□第一部≫
講義開講時期 通年
曜日・時限 水5
単位数 4

担当教員
氏名
新田 義彦

学習目標(到達目標) 今日の情報処理システムはすべて、どこかで人工知能の考え方を利用している。さらにはコンピュータのハードウェアそして様々なロボットも人工知能の実例と見なせる。人工知能の原理と応用について、一種の生活知識として習得することを目標とする。身の回りにある人工知能の例を、2,3見つけ出して、そのメカニズムについて自分なりの説明ができるようになれば目標に到達したと判断してよい。
授業概要(教育目的) 人間の知能の構造と機能を,計算機プログラムの構造と機能との対比により分析する。分析により得られた知見を基礎として,機械翻訳,質問応答,情報検索,文章生成などのアプリケーションの動作を概観する。仮想現実感,ロボット,スーパーコンピュータ,クラウド・コンピューティングなど 最近の話題にも言及する。
授業計画表
 
項目内容
第1回人工知能の歴史(1)
1945~1960年代
第2回人工知能の歴史(2)
1970~1990年代
第3回人工知能の歴史(3)2000年代~現在
第4回問題解決の技法(1)人工知能は問題をどのように定式化するのか。そしてどのように解こうとするのか。(1)
第5回問題解決の技法(2)人工知能は問題をどのように定式化するのか。そしてどのように解こうとするのか。(2)
第6回問題解決の技法(3)人工知能は問題をどのように定式化するのか。そしてどのように解こうとするのか。(3)
第7回探索技法(1)状態空間とその上の探索方法(1)
第8回探索技法(2)状態空間とその上の探索方法(2)
第9回知識表現(1)人工知能は知識をどのように扱うのか(1)
第10回知識表現(2)人工知能は知識をどのように扱うのか(2)
第11回論理とプログラミング(1)
人工知能は論理をどのように扱うのか、そしてそれをどのようにプログラム処理するのか(1)
第12回論理とプログラミング(2)
人工知能は論理をどのように扱うのか、そしてそれをどのようにプログラム処理するのか(2)
第13回論理とプログラミング(3)
人工知能は論理をどのように扱うのか、そしてそれをどのようにプログラム処理するのか(3)
第14回課題のレポート提出修得知識をレポートとしてまとめる
第15回中間のまとめまとめと前期末試験
第16回推論と学習(1)
様々な推論形式と機械学習(1)
第17回推論と学習(2)
様々な推論形式と機械学習(2)
第18回推論と学習(3)
様々な推論形式と機械学習(3)
第19回自然言語の構造(1)構文と意味のモデル(1)
第20回自然言語の構造(2)構文と意味のモデル(2)
第21回自然言語処理(1)構文解析と文生成(1)
第22回自然言語処理(2)構文解析と文生成(2)
第23回機械翻訳と質問応答(1)
機械翻訳の原理、質問応答のメカニズム、そして実際応用(1)
第24回機械翻訳と質問応答(2)機械翻訳の原理、質問応答のメカニズム、そして実際応用(2)
第25回仮想現実感、ロボット、インターネット上の知能(1)
左記の具体例(1)
第26回仮想現実感、ロボット、インターネット上の知能(2)
左記の具体例(2)
第27回仮想現実感、ロボット、インターネット上の知能(3)
左記の具体例(3)
第28回課題のレポート提出(1)レポートへのコメント(1)
第29回課題のレポート提出(2)レポートへのコメント(2)
第30回まとめ第16回以降のまとめ および年度末試験の準備
授業形式 前期
第1~3回.人工知能の歴史
第4~6回.問題解決の技法
第7~8回.探索技法
第9~10回.知識表現
第11~13回.論理とプログラミング
第14~15回.課題のレポート提出と前期末試験
後期
第1~3回.推論と学習
第4~5回.自然言語の構造(構文と意味のモデル)
第6~7回.自然言語処理(構文解析と文生成)
第8~9回.機械翻訳と質問応答
第10~13回.仮想現実感、ロボット、インターネット上の知能
第14~15回.課題のレポート提出と前期末試験
評価方法
定期試験 レポート 小テスト 講義態度
(出席)
その他 合計
30% 20% 30% 20% 0% 100%
評価の特記事項 年度末に実施する最終テストおよび最終レポートを重視する。受験とレポート提出を厳守してく
テキスト 特に使用しない。テキストに相当する内容はプリントとして配付する。
参考文献 特に使用しない。必要がある場合はプリントとして配付する。
オフィスアワー(授業相談) 毎週 火曜 水曜 木曜 金曜
  11:00 ~ 19:30
講義前あるいは終了後、講師室前で小生をつかまえて相談してください。 
事前学習の内容など,学生へのメッセージ 人間の知能とは何か、そしてその仕組みはどうなっているのか、という素朴な疑問を出発点として、最先端の計算機システム技術や情報理論の高みに登る試みを、皆さんと共にやりたいと思っている。
単位のことはあまり考えずに、楽しく受講し一生懸命考えてください。
得るものは大きいはずである。